
もしかしたらこれは、ひとつの「告白」と言えるかもしれません。
私には『ワクワクメール』で知り合って、もう3年以上付き合いが継続している女性がいます。
まだワクワクに日記コーナーのなかった頃。
友人が紹介ポイント欲しさに、私を入会させました。
そうすると紹介された私にも、自動的に多少のポイントが付加されます。
「せっかくだからやってみよう」と半分冗談、半分暇潰しのつもりで、割り切りの女性と何人か会ってみました。
ほとんどは業者の子で、会うなり「今日はあんまり時間がなくて」と告げられ、平均ホテル滞在時間は1時間弱。
その短い間も、私の腹の下でずっと携帯をピコピコしているような、しょうもない女ばかりでした。
「このポイントがなくなったら、もう止めよう」
そう思っていた矢先のこと。
●●駅近くで待ち合わせした彼女は、蚊の鳴くような小さな声でこう言いました。
「あの…私でもいいですか?」
お世辞にも美人とは言えませんし、スタイルも良くありません。
服装も、ちょっと野暮ったい感じです。
私は「いいけど、今日はどれくらい時間あるの?」と聞きました。
これでもし「1時間くらいしか…」の返事が返ってきたら、ごめんなさいして帰るつもりでした。
彼女の答えは意外にも、「このあとはずっと空いています。明日の仕事に間に合えば…」というものでした。
結局、食事なども含めてかなりの長時間、彼女との時間を過ごしました。
彼女はその食事中も、ホテル入室後も、細やかな気遣いのできる子でした。
寡黙ではなく、かと言って饒舌でもなく、過剰な自己主張もしない。
穏やかに会話を交わしながらも、いま目の前にいる相手を大切に扱おうとする心遣いが見えます。
そして、かなりギコチないセックス。
帰り際の彼女は、私を満足させられなかったのを悔いているようでした。
確か、その時の彼女の要求は2だったと思います。
長時間付き合わせてしまったので、交通費も含めてその倍くらいの金額を渡し、「ありがとう」と言って別れました。
割り切りで女性と会うのは、これで最後にするつもりでした。
それから1ヶ月くらい経ったでしょうか、彼女から「また会いたい」と連絡がきました。
私は「ごめん、もう割り切りはしないことにしたんだ」と答えました。
すると…
「いえ…お金はいらないんです。もしお時間があるなら、また一緒にいてくれませんか」
それ以降、数か月に1回くらいのゆるいペースで彼女と会うようになりました。
昼間のOLをしている彼女と、夜の仕事をしている私。
なかなかタイミングが合いませんが、どちらかが会いたくなった時に会う、そんな感じです。
食事やお酒は自然に私が支払いますが、割り切りとは違います。
会うたびにセックスするわけではありませんから、セフレとも違います。
そして、私の大好きな「ご主人様と奴隷」でもありません。
そんな、緩やかで曖昧で不思議な関係が、なぜか3年経った今でも続いています。
前述の通り、彼女は美人でもスタイル良好でもありません。
ですが、何のストレスも感じず、一緒にいるだけでお互いが落ち着ける。
彼女とは、それだけで十分なのかもしれません。
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