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楽天ブログのコメ友「Noleen」

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楽天ブログのコメ友「Noleen」

ライターDH

 これは私が楽天ブログをやっていた大学時代に、1年以上やりとりをしていた43歳の女性との話である。

WANTED

写真
なし
名前
Noleen
年齢
43歳(証券会社勤務)
地域
東京都
身長
不明
体重
不明

 申し訳ないが、今回は出会いレポではない。

 当時の私は人付き合いが苦手で一人が好きという理由から、大学とバイト以外は家に引きこもることが多かった。

 まあ、その性格は今もあまり変わっていないのだが。

 そのときにひっそりとやっていたブログに、定期的にコメントをくれる女性がいた。

 それが「Noleen」である。

 年齢は43歳と一回り上であったが、女性と接する機会がほとんどなかった当時の私にとっては、唯一の身近な女性だった。

 彼女は外資系の証券会社に勤務していて、英語が堪能ないわゆるキャリアウーマンである。

 彼女のブログを私も読むようになり、お互いによくコメントをし合うことが多かった。

 彼女の記事はいつも知的で、確固たる自分の考えが読みやすくまとめられていた。

 私のブログには、当時悩んでいた就職活動のことをよく掲載していた。

 彼女自身も過去の就職氷河期の世代だったらしく、同じような状況にいる私に過去の自分をあてはめたのかもしれない。

 面接に落ちるたびに愚痴や弱音を吐く私の記事に対し、何度も慰めや励ましのコメントをくれた。

 彼女は43歳にして未婚であった。

 就職氷河期で納得できない会社に入り、そこから希望の会社に転職するために語学や資格勉強に励む毎日で、あまり恋愛をする余裕がなかったと語っていた。

 私はNoleenに対して恋愛感情を抱くことはなかったが、自分の目指すべき尊敬の対象だった。

 常に前向きで趣味を多方面に持っていて、自分の考えをしっかり持っている。

 彼女のように、私もなりたいと思った。

 しかし、彼女が1年間の中で唯一、弱音を吐いたことがあった。

 12月31日の記事である。

 詳細は覚えていないが、主な内容はこうだ。

「年末になると、私は生きている価値があるのか分からなくなる。家族からも誰からも必要とされていない。このままずっと一人なのかと考えると無性に怖くなる。この先のことを考えたくない」

 私は年末になると、どことなくワクワクし始める。

 そんな時期に、彼女が見せる初めての弱音は衝撃であった。

 43歳で未婚というのは珍しくはあるが、彼女のことだから自分の選択した道として受け入れているのだろうと勝手に考えていた。

 しかし、就活で大きな悩みを抱えていた私と同様に、実は彼女も毎日不安と隣り合わせでいたのだ。

 私は慌てて毎日の感謝の言葉と、「Noleenさんのことをとても必要としている」という旨の返事をした。

 翌年の彼女の最初の記事は、弱音を吐いたことへの謝罪から始まっていた。

 どうもあの時期になると不安になってたまらなくなるが、もう大丈夫だという内容だった。

 私はその後、無事に内定をもらって就職活動を終えることができた。

 ほぼ毎日ブログを更新していたが、その頻度は徐々に減り、1週間に1度程度になっていった。

 そして私の最後の記事は、関西から東京へ引越すという内容だった。

 そのときNoleenに、今までお世話になったというメッセージを送った。

 最後の行には

「来月からNoleenさんのいる東京へ引っ越します。
 もし良ければ一度お会いしませんか?」

と記載したが、送信ボタンを押す前にもう一度読み返してその行を削除した。

 尊敬する彼女に一度会ってみたいという気持ちがあった。

 だがそれ以上に、実際に会って「こんな奴だったのか」と幻滅される恐怖のほうが強かった。

 その後東京に引っ越し、私はブログの更新をやめた。

 社会人になって1年経ち、ふと思い出してNoleenのブログを覗いてみた。

 そこに表示されたのは、「既にこのページは削除されています」という彼女のブログ退会を示すメッセージであった。

 更新せずに放置し続けている、自分の楽天ブログを見るたびに思い出すことがある。

 一度だけ見せたNoleenの弱音と、「会って嫌われたくない」という私の過去の臆病さである。

 あのとき、迷わず送信ボタンを押していたら、何かが変わっていたかもしれない。

 何かアクションを取るとき、それが悪いことだからではなく、自分の臆病さや弱さから躊躇していることがある。

 今の私なら、「迷わずやれ」と過去の自分に言うだろう。

 以上が、一度も出会うことなく終わったNoleenとの話である。

3.0 rating

この記事の著者

職業:自営業期待の新星DH

大好きだった彼女に振られ、己の恋愛経験の浅さに気付き出会い系を始める。

飲み屋からホテルへの流れは自信があります。


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