昨日投稿させて頂いた、「必殺フェラ」を伝授してくれたNo.1の人妻さん(以下、N子さん)について書いてみます。
蒸発した旦那の借金を返済するため、風俗業界へ
N子さんが風俗で働き始めた理由は、蒸発した旦那が残した借金を返済するためでした。最初は『コンパニオン募集』という広告を見て応募したのですが、そこはピンクサロンでした。
当時、淡白なN子さんはテクが無く、なかなかイカせることができず、いつも手ばかり使っていたので全く指名が取れませんでした。見かねた店員さんが何度も無理やり講習して、ようやくマシにはなりましたが、やっぱり上手くいきません。
ある日、感度の良いお客さんに手を使わずに頑張っていると、「イキそう」と言いながら感じているうちに口の中に精液が出たので、ティッシュに出そうと口を離したら、「まだイってないよ!」とお客さんがカンカンに激怒してしまいました。
そう、N子さんは射精の段階を全く理解していなかったのです。
イキそうな時からすでに射精は始まっています。「あー!イク!」で絶頂を迎え、一気に精液がたくさん出て、ドクンドクンと数回に分かれて精液が出て、その後もしばらくの間は快感が持続するからです。
この一件で店長からこっぴどく怒られてしまい、自信を無くしてしまったのです。
こうして、N子さんはすっかり落ち込んでしまいました。ピンクサロンは若い子が多く、指名が取れずに浮いていたN子さんは控え室でも仲間外れ。結局辞めてしまいました。
迫る返済日、家には子供。折半詰まったN子さんはまた風俗求人誌をめくり、面接を受けました。
そのお店の店長は女性でした。気さくな店長に身の上、ピンクサロンでの出来事を全部打ち明けたそうです。店長はN子さんに同情し、半ば強制スパルタだったピンクサロンのような講習ではなく、親切丁寧に講習してくれました。話を聞いた男性スタッフも、N子さんに「男性を喜ばせる方法」を手取り足取り教えてくれたのです。
特に店長と「主任」と呼ばれていた男性スタッフは、同じ風俗店から独立して店を開き、大変苦労を重ねてきた人たちで、N子さんにはとても目をかけてくれました。開店から閉店までお店を切り盛りしてクタクタな主任は女の子の送り迎えまでしていましたが、N子さんを家に送る途中、どんなに疲れていても、その日のお客さんとのプレイ内容を聞いてアドバイス、時にはホテルで「○○が××ならこうやって…」と本当に親切に接してくれたのでした。
こうした店長や主任の温かい接し方に、根が真面目だったN子さんはどんどん吸収していき、遂にNo.3にまで上り詰めましたが、またまた悲劇がやって来たのです。
わずか半年でNo.1に駆け上がり、予約指名は常に一杯
N子さんがいつものように事務所に出勤すると、何故か鍵がかかっていて誰も出ません。店長や主任に電話しても繋がりません。
暫くするとドライバーさんから電話があり、「詳細は分からないけど何かヤバい事になった」との事。その後、他の女の子からも引っ切り無しに電話があり、みんな「訳が分からない」と混乱していたそうです。
一先ず帰宅して待っていると、夕方頃に従業員の1人から連絡が来て、とりあえず集まることになりました。
深夜のファミレスで、従業員が重い口を開きました。
「どうも深夜勤務の女の子の中に薬物に手を出していた子がいたらしく、店長と主任も今警察に拘留されている。こうなったらもう店はできない。事務所の物はあらかた処分したから君らにとばっちりは行かない。どちらにせよ、店長と主任は容疑が晴れるまでは出て来れないから」
そしてN子さんはまた無職になりましたが、もう失敗できないと思い決意を固めました。
●ソープは高給だけど、拘束時間が長くて自腹も多いから、割に合わないし体力的に厳しい。
●しっかりした組織で繁盛している店舗型にしよう。バックが少ない低価格店でも、指名や回転率で勝負すれば、長い目で見て確実に稼げる。
●自分を磨く!
こうしてヘルスで働き始め、最初の3ヶ月はお客さんから「どうすれば気持ちいいのか」を徹底的に聞きまくったそうです。そして誕生したのが“必殺フェラ”だったのです。当時ブームだった、「ぶっかけモノ」のAVのお掃除フェラをヒントに編み出したそうです。
その結果、僅か半年でNo.1に駆け上がり、予約指名は常に一杯。N子さんは一躍有名になり、私に「指名」の重要さを教えてくれました。
「1回30分から60分、8時間勤務なら8千円が丸々自分のもの。24日可動で19万円。常にこれをキープする努力をしなさい」
こうして、N子さんは数年で借金を全て完済し、貯めたお金で勉強して資格を取り、今では普通の仕事をしているそうです。
私は『N子さんがいなかったら風俗はできなかった。恩人だ』といつも思っています。
N子さんの言葉を最後のシメに書きます。
「稼げないと不満を言ってる子に限って向上心が無い。まずはテクニックを勉強してお客さんを徹底的にトリコにさせなさい。店のせいにしてコロコロ在籍店を変える子はドツボなだけ。あと、本番はどうしても繋ぎ留めたいお客さんだけに許しなさい。楽だからと安易に許したらすぐに飽きられるだけだから」
うーん…深い。まさに“プロ”の言葉ですね。
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