ライターホンダ
筆者は仕事柄、秋葉原エリアをふらつくことが多い。秋葉原と言えば、「萌え」や「メイド」というイメージを持つ方がほとんどだろう。
実際に秋葉原の中央通り、更には中央通りから西側(総武線高架北側)のエリアでは、多くのメイドや女子高生の制服を着た女の子が客引きを行っている。土日ともなれば、ビラ配りの女の子達はすぐに客を捕まえ、店に連行して行く様子がそこかしこで見て取れる。
一時期に比べて衰退したと言われる秋葉原エリアだが、まだまだメイド・JKスタイルは強いニーズを保っているのではないだろうか。
そんな秋葉原において、上記のエリアから少々離れた万世橋交差点から東側、昭和通り方面に歩を進めると、JKに扮した女の子達が中央線のガード下でビラを配り、客引きを行うエリアが現れる。
筆者は、そんな彼女達を見ながら、いかにもグレーゾーン的な雰囲気を感じていた。言うなれば、見学店等と同じカテゴリに属するようないかがわしさ、その点に非常に興味を持っていた。
しかし、ビラ配りの女の子達と話すことに煩わしさを感じると共に、たまに醜悪な外見の女の子もビラを配っている事があり、『ああ、これは絶対地雷店だ』、『そもそもJK店は撲滅されたから、みんな20歳超えてるんだろ』と勝手に想像して、これまで足を運ぶことは無かったのだが…。
つい先日の土日の夕刻、天使に出会ってしまったのだ。それはまさに上記のビラ配りの女の子、秋葉原の萌え萌え添い寝リフレ店、『アリスアキバ』の女の子であった。
アイドルかと見紛うほどの整った顔立ち
その女の子は、JR秋葉原駅電気街口の南側を出て、左手にNEWDAYSやベッカーズが並ぶ通りを歩いた先で、筆者を待ち受けていた。けだるそうにビラを配る様子は他の女の子と同じだが、違うのは彼女のスペックである。
茶髪に染めているものの、清楚な佇まい、筆者の大好きなブレザーの制服に身を包み、一目でスタイルの良さが分かる細く伸びた手足、そして刮目(かつもく)すべきはアイドルかと見紛うほどの整った顔立ち。あえて表現するなら、AKB48のまゆゆであろうか。はたまた、少し気の強さを感じさせるその眼差しは、柴咲コウと言っても良いだろうか。
いずれにせよ、筆者は見とれてしまった。いや、一目惚れしてしまったのかもしれない…。他の通行人と同様、ルーティンの如く差し出されたその子のビラを、無意識に受け取ってしまったのである。
かなり気持ち悪い前置きを続けさせて頂いたが、ビラを受け取り、その店のシステム等が理解できたので以下に示す。
・「添い寝リフレ」の名の通り、添い寝やリフレを楽しむ店。
・60分7,000円~9,000円程度の料金体系。
・希望があれば「観光案内(お散歩)」なども可能。
・女の子は皆JK風の制服を着ている。
正直なところ、筆者はリフレがあまり好きではない。マッサージをされても特に気持ち良いわけではなく、イチャイチャしたり、交渉して裏オプ等に走るくらいなら風俗に行けばいいと思っているからだ。
しかし、先程の子があまりにも可愛かったので、『たまには潜入捜査してみるか』と勝手に自分を納得させ、彼女と店へ赴くことにした。以下、この子をAちゃんと表記させて頂く。
「壁ドン1回●千円」流行を取り入れたオプションメニューも
Aちゃんは、筆者が利用の意向を示したことに喜んでいた。喜び具合が素直で、筆者も悪い気はしない。
Aちゃんに連れられ、赴いたのは秋葉原ニューセンタービル。JR高架下の雑居ビルには、非常にいかがわしい匂いを感じる。店は2階にあるのだが、階段のこう配が急であった為、スカートの中を覗かれたくないのか、先に階段を上るように促すAちゃん。スカートの中はサービスには含まれないらしい。当然である。
店のドアをくぐると、男物の靴が3、4足置いてある。スタッフの物か、客の物か。なかなか繁盛しているのかもしれない。靴を脱ぐスペースのすぐ正面に受付があり、ホスト風のいかにもと言った外見ではあるものの、好感の持てる対応をする男性が説明を行ってくれた。後に聞くと、どうやら店長のようだ。高価格帯のコースを勧めてくる等、なかなか商魂たくましい。
筆者は、60分の「添い寝リフレコース」で入店することとした。「リフレ」、「ひざまくらリフレ」、「添い寝リフレ」の順に高価格帯となっていくようだ。また、「VIP添い寝リフレコース」なるものもあるが、現在VIPルームは利用中とのことだった。
Aちゃんは「準備してくるから」と言って受付で一旦別れ、筆者は男性スタッフに案内されて個室ブースへ。個室と言っても、パーテーションとカーテンで仕切られた簡易な造りで、外の音と周りの声はかなり聞こえる。スペース内にはベッドマットレスとブランケットがあり、なるほど、ここで添い寝をするのだなと一目で分かるようになっている。
壁一面には各種オプションのメニューが貼られており、壁ドン1回●千円など、流行に合わせたものも幾つかあった。また、お散歩や遊園地デートで●万円という、「誰が利用するんだよ」とツッコミを入れたくなるメニューも示されていた。
「VIPルーム」から漏れ聞こえるのは、女の子の甘え声
待つこと1分程度、Aちゃんがブースに現れた。やはり可愛い。暑苦しいオタクの聖地に舞い降りた天使である。
「添い寝リフレコース」ということで、まずAちゃんと横並びに寝転がる。腕枕は5分●千円の有料オプション。よって、基本料金では横に寝ているだけ。はっきり言って密着感は無い。
筆者は特段リフレを求めていないので要求しなかったが、Aちゃんもリフレをしようと仕掛けてくることは無かった。『言われなければしたくない』というのが本音なのだろう。そういうわけで、60分間ひたすら会話をすることに徹した。
聞けば、Aちゃんは高校を卒業して1年経っていない19歳の専門学生。着ている制服はJK時代の本物らしい。専門学校に通う傍ら、複数のアルバイトをこなし、更にお小遣い稼ぎとして同店にも出勤しているとのこと。
決して愛想が良いとは言えないタイプだったが、元々キャピキャピした性格ではないのだろう。逆に筆者とは波長が合ったと思われる。家族の話などの真面目な話題も交えつつ、その美しいご尊顔を眺めながら、ひとしきりデレデレしていた。
途中、『1つもオプションを付けないのもな…』と考え、「腕枕」だけは追加させて頂いた。うむ、なかなか悪くない。1年前はJKであった美少女が筆者の腕に頭を乗せて、お互いに見つめ合いながら会話をしているのだ。間違いなく股間は少々…いや、かなり勃っていた。
また、筆者のブースが「VIPルーム」の隣だった為か、途中、VIPルーム内の会話がこちらにも聞こえてきた。ひたすら、甘える女の子の声しか聞こえてこないのだが、その内容は…
「ダメダメぇ」
「ダメだってぇ~そういうんじゃない」
「そういうことするのはダメぇ」
今や死語となった日本エレキテル連合の有名フレーズの如く、おそらくは過剰なボディタッチを繰り出す男性客の攻撃を、巧みにかわしている様子がよく分かった。
そんな客が多いのかをAちゃんにさりげなく聞いてみると、程度の大小はあれど、大半の男性客は触ろうとして、それを拒む流れがあるらしい。筆者のように、ひたすら会話をするだけの客は極めて珍しいとのことだった。
(しまった、なんてもったいないことを…。こんな美少女に少しでもタッチできるなら、果敢にトライするんだった…)
その時は後悔していたのだが…実は後々、この一件が布石となるのである。
先ほどの後悔は結果オーライ
入店から50分程度が経ち、そろそろお別れの時間が迫っていた。筆者は美少女との会話にすっかり満足し、『今日はアタリだったな』と考えながら、以下のような会話を進めていた。
筆者「Aちゃんはいつも何時から何時まで出勤してるの?」
Aちゃん「出勤スケジュール緩くて、好きな時に来て、行こうと思ってやめたりすることもあるよ。暇だったり飽きたらさっさと帰るし、今日もホンダさんが来て稼げたから、もう帰ろうかな~」
(ほう、もう帰るのか…それならダメ元だが…)
筆者「じゃあこれから飯食いに行こうよ、奢るし」
Aちゃん「いいよー、いこっか」
(…!!!マジ!?)
想像以上にあっさりと店外OKを頂き、平静を装う筆者をよそに退店手続きをすると言うAちゃん。
Aちゃん「さすがに外で会ってるの見られるとマズイから、●●の前で待ってて」
こっそりと言われて頷く筆者。Aちゃんがいなくなり、受付でホスト風店長からメンバーズカードを手渡され、色々と説明を受けたものの、正直どうでもいい、覚えてなどいない。
ということで、秋葉原駅近くの某所でAちゃんを待つ。初めて付き合った女の子との初デートの待ち合わせに近い気持ち。かなり緊張していたが、年甲斐もなく少しときめいていた。
待つこと15分程度。遅さに不安を感じ始めた頃、私服姿のAちゃんが現れる。制服を着ていないとやはり大人っぽく、『これはこれでかなりイイ、アリだな』と考えながら、ちょっとお高めの居酒屋へ。飲み食いしながら色々な会話をすることで、かなり打ち解けることができ、LINEの交換も実施。
何気なく店外で会うことが多いのかを聞いてみると、「初めてなの」と語るAちゃん。筆者が全くがっつかず、会話だけに終始していた為、安心したとのこと。なんと、先ほどの後悔は結果オーライだったのである。
こうして、終電ギリギリまで長時間(居酒屋に)居座り続けたが、オプション料金を請求される事もなく、ひと時のデートを楽しませて頂いた(もちろん飲食代は掛かったが)。
総括
今回は、期せずして10代美少女との腕枕と添い寝だけではなく、まさかのデートまで楽しむことが出来た。筆者が超絶ヘタレである事と、今後の展開に下心を持った事により、その日はデートだけで終えたものの、イケメン読者諸君ならそのまま次の展開へ…ということも可能だろう。
Aちゃんは入店間もなく、まだ経験が浅かったことから、スレていない状態であったと考えられる。百戦錬磨のリフレ嬢は「VIPルーム」の対応よろしく、巧みに読者の諭吉達を搾り取りにくる。1つの攻略法として、他の客との差別化を図るのも面白いかもしれない。
尚、高額の「観光案内コース(カラオケや遊園地など)」を利用する客も少数ながらいるらしい。添い寝リフレ恐るべしである。
余談だが、秋葉原にはO-18(18歳以上)のお散歩店が数店存在し、筆者が以前に利用したお散歩店の女の子(大学生)も、「高額な1日貸切デートを頼む客がいる」と語っていたことを思い出した。
ちなみにAちゃんとは、『アリスには当分出勤しない』というLINEのやり取り以降それっきりになってしまった。筆者が下心を出したからか、やはりと言うべきか、その先には進めなかったのである…。以後、筆者自身も『アリスアキバ』を利用していない。
参考になるかは分からないが、「添い寝」、「リフレ」に興味を持つ方へ、少しでも情報提供となっていれば幸いだ。
VIPルームの声で不覚にも勃起した
ホンダ氏は強運と辣腕(らつわん)の持ち主だな
リフレ店の女の子と店外デートを成就させるなんてそうそう無いぞ
この記事に触発されてリフレ嬢を狙うのも良いが、決してしつこく迫ったり、断られたからと言って暴言を吐かないように
実際に店舗を利用した方へ、アンケートにご協力下さい
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