「ねぇー、まじキモいんだけど、脚触らせるだけで5,000円くれる男がいるの。ウチもうキモくて無理だから、もらってくんない?」
そう悪友のAに相談されたとき、わたしは驚きを隠せなかった。Aがそういう風に自分を売っていたから、という優等生的な理由ではない。男性がA、そして女子高生の脚にそれだけの値段をつけるという事に驚いたのだ。
「最初は手繋ぐだけとか、ご飯食べるだけとかだったんだけどさ。この前脚触らせてやったら、シコりだしてまじキモかったんだよね。『ふざけんな』って言って帰ってきちゃった」
Aは笑い話のように言ってきた。そしてわたしも、「えー、キモい」だなんて応酬しては話のネタにしていた。
“女子高生”というブランドと、そのブランドに目の色を変えて飛びつく人々。ちょっとだけ恐さを感じずにはいられなかった…そんな話である。
Aの親友ということで、会ってみた
まず、Aに最後に送ってきたメールの内容が衝撃である。
今までお疲れ様でした!Aちゃんとはもうエッチなことできないかもしれないけど、お友達でこういうオトナなお付き合いに興味がある人はいるかな?
冒頭のようにAに嫌われてしまえば、もう連絡を取るのは怖くてできないものだが…Aもその男性も、所詮お金だけの関係で、取引が終わったに過ぎない。なかなか、女子高生なんて出会えるものでもないだろうし、男性にとって、最後の一声は懸命なのかもしれない。
(なんてドライな関係なんだろう。少なからず情とか移らないのかな…)
そう思いながらも、その男性と待ち合わせをしてみることにした。
現れたのは、とても小柄で大人しそうな男性だった。銀行員か公務員のように見受けられる。
「脚を触らせるだけ」などという提案をAにしていた男性は、わたしにもいきなりそんな交渉を持ちかけてきた。丁重に断る。
すると、「乳首を舐めて欲しい」と言われた。ご飯を食べたりカフェに行くのも嫌がり、夜中に車に乗って人のいない駐車場へ向かい、淡々と行為を済ませるだけの彼。ドライだ。ドライすぎる。
結局、彼の要望はどんどんエスカレートしていき、最終的には「フェラして欲しい」とまで言われ、お断りすることに。
そして、お約束のメールが来た。
今までお疲れ様でした!お友達で、オトナなお付き合いに興味がある女の子っているかな?
ぐるぐる回って、わたしは友人のCを紹介した。
泣いてしまったC、それに心打たれた男性の奇妙な構図
友人のCがこの話に興味を持った時、わたしは俄かには信じられなかった。Cはとても美人で清楚系な雰囲気の子であり、そんな子が“オトナなお付き合い”に興味を示すとは思っていなかったからだ。男性はかなりドライな援交希望者のようだし、あまり人間的に好かなかったのも事実である。擦れていないCを紹介するのには抵抗があったが、会わせるだけ会わせてみることにした。
後日、Cから感想を聞くと…なんと、男性が嫌で怖くて泣いてしまったとの事。すると男性は泣き喚くCの姿に心打たれ、思わず抱きしめてこう言ったんだとか。
「これが僕の探してた女の子なんだよ…理想の子」
そう言うと、Cには非常に紳士的にマメなメールを送ってきたり、プライベートなことを話し始めたりしたそうだ。とはいえ、Cは元からそんな付き合いは無理な子なので、一通の返事も出さなかったらしいが。
そして、あのお約束のメールはCには来なかったらしい。
男性がJKに求めていたもの
あまり詳しくは書けないのだが、男性は立場ある職業に就いている人だった。しかも同い年くらいの娘がいたため、『女性、しいては娘にはこうあって欲しい』という願望が強かったようだ。男性が求めていたのは、逆説的な言い方にはなるが、そういった“割り切りを嫌う女性”だったのである…。
ある意味、感情が入らないよう、あえてドライに振る舞っていたのかもしれない。そう思わせるような、今でも印象的な出来事だった。
男の最後のセリフに悪寒が・・・
援交をしないJKが好きなら、最初から清純な娘を探せよ・・・
しっかり欲を満たしている時点で、この男は“ニセモノ”だな
なんだこれwwwwww(;´∀`)