【EGweb】運営者江川
これは、『PCMAX』を利用した知人の男性から聞いた話。
いつも通り、俺が当事者になったつもりで語るよ。
基本的には、出会い系サイトで女の子と知り合い、実際に会うまでには様々なやり取りを必要とする。
その中でも、里美(仮名)は段取りが良く、かなり慣れている感じがした。
自然に会う流れになり、喫茶店でお互いのことを話すことにする。
そこで彼女の過去の話を聞いたとき、開いた口が塞がらなかった。
里美は、独身時代から不倫常習者だったそうだ。
相手は職場の上司で、結婚後もしばらくは関係があったとのこと。
しかし、ある理由で上司との関係を絶つことにした。
「別れたくなかったけど、仕方なかった」との言葉に興味を持ったので聞いてみた。
その理由は…「上司の子を身籠った」というものだった。
なんとその子供を、現在自分たち夫婦の子として育てているらしい。
しかし、旦那はその事実を知らない。
「言えるわけないじゃない。血液型も同じだし、ノープロブレムでしょ。笑」
軽いノリでそう言う彼女に、私は違和感を覚えた。
私は人のことをとやかく言える立場ではないが、里美の人間性は大きく欠如していると感じたからだ。
私は彼女と話をしているときに、ずっとあることを考えていた。
もし里美の旦那が、私と仲の良い友人だったとしたら?
あるいは、仕事の関係者だったら?
おそらく迷宮に迷い込み、誰にも答えが出せないなろう。
友情と論理の名のもとに、真実を打ち明けるべきか?
家族のことを楽しそうに話す旦那に作り笑いで接し、彼の本音と幸せを推し量りながら、秘密を墓場まで持っていくか?
彼女は言う。
「DNA鑑定で一発でわかっちゃうでしょ?」
確かにその通り。
だが、それを受けるまでの段階で、もう夫婦間は疑心暗鬼でボロボロになる。
鑑定結果に関わらず、それまでの家族のカタチは崩壊し、二度と元には戻らないだろう。
子供に罪はない。
もし、あなたが当事者、あるいは友人なら、何を考えてどう行動するだろうか?
人の親になって改めて実感する、子に対する親の無償の愛は尊い。
私は子供に対して迷いが生じたとき、「自分の親だったらどうするだろうか?」と考える。
それが正しいかどうかは別として、その積み重ねが今の私を作りあげてきたことは否定できない。
血の繋がりは大切であるが、それがなくても幸せな親子はたくさんいる。
本人たちが考えているよりも、家族が一緒に過ごせる時間は短い。
いつの日か、親は子と共に歩むことを止め、目の前から姿を消していくから。
彼女たちが運命のいたずらに翻弄されることなく、幸せな時を過ごし、その絆と愛情を次の世代に引き継いでいけることを切に願う。
【PCMAX】真実を知らない夫
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