読者投稿40代前半の男性
ちょっと色々ありまして。
精神的にドゥーンてなりまして。
夜の街に飛び出した去年の冬。
何もかも嫌になっちまった。
全てが嫌になっちまった。
『1人で飲もうかなー』、『キャバでも行こうかなー』ってやさぐれてたんですね。
そんで、ストリップ行ったんです。
この思考回路、狂ってますかね。
俺が女だったら、「簡単にヤれそう」って思われるんですかね。
正直、どんな所なのか興味はありました。
でも、イメージ的に「おじいちゃんが行く場所」って感じで、敷居が高かったんですね。
今回は思い切って、都内の某所にある老舗の『ストリップ劇場』に行ってみました。
これ、ガチですげー練習してんな
入口に入ると、駅で雑誌拾ってそうな素敵な紳士から
「4,500円になります」
と言われて料金を支払いました。
高いのか安いのか分からねえ。
「地下へどうぞー」
1階には軽く酒を飲めるスペースがあって、そこではおっさん達が団欒してました。
地下に降りて扉を開けると、スッポンポンの女性が脚を広げております。
その真ん前では、巨人の帽子を被ったおじ様(年齢・職業不詳)がカメラを構えていました。
「もっと、こっち見て」
おじ様はプロカメラマンのように指示を出しながら写真を撮ってました。
撮った後は、そのカメラをスッポンポンの女性に渡していました。
現像してから1階で渡されるシステムのようです。
観客席は20人くらい入れるでしょうか。
小さなステージをグルリと囲い込むような円形の座席。
そこには7、8人のお客さんが座ってました。
酔っ払って寝てるおじいちゃん。
焦点が若干合ってないおじさん。
すごく真面目そうだけど、ちょっと危険そうなおじさん。
特殊な人達だけが居ました。
(これはヤバイな)
そう思って1階に戻り、ビールを買い、それを飲みながら観ることに。
何か恥ずかしいので、後ろの席に座りました。
先ほどのスッポンポンさんは、
「ありがとうございましたー」
とステージから消えて行きます。
すると、おでこに冷えピタを貼ってるおじさんがマイクを持ち、
「続きまして、●●さんの登場です!!」
と紹介するとステージが真っ暗に。
ストリップ舐めてました。
マジでちゃんとした衣装着てパフォーマンスするんですよ。
アイドルみたいな衣装で今時のダンスを踊ったり、着物を着て妖艶な女をこれでもかと感じさせる舞いをしたり、コミカルなダンスを踊ったり、紅白みたい。
そんで、お客さんが合いの手入れたりしてるんですよ。
まるでアイドルの追っかけです。
客は少ないし、2人くらい寝てたけど、何と言うか。
『これ、ガチですげー練習してんな』
そう感じました。
身体もすんげー柔らかいし。
規模の小さいサルティンバンコ(シルク・ドゥ・ソレイユのサーカス演目)を観た気分でした。
ちょっと言い過ぎました。
でも面白かったです。
【卒業】童貞だけどネットで会った女とセクロスしたったwww
なんつーか、『俺も頑張ろう』って気持ちになりました
ストリップなので、段々脱いでいきます。
まぁ、20代後半か30代前半か分かんないけど。
身体鍛えてるわ。
腹筋縦割れしてるわ。
純粋に『綺麗だなー』って思いました。
ちょっと何か感動しちゃった。
客全然いないのにちゃんと踊るし。
でも、やっぱりニーズはそれだけじゃないんでしょうね。
丸いステージが少し上がって、ゆっくりと回り始めました。
スッポンポンのダンサーの方は、その上でポーズを決めています。
んで、各お客さんによく見えるように、医者に脅された患者みたいに股間を大きく開いてました。
お客さんは7、8人なもんですから、1人1人のお客さんの顔を見て、ニッコリ笑って開く。
楽しまないと失礼なんだろうけど、『ほほう!!!!』って感じにはなりませんでした。
まぁ、今さらね。
そこだけ見て興奮するとかね。
精神状態があまり良くなかったからなのか、『そっか……ありがとな…』みたいな感じになってしまいました。
でも、周りのお客さんも同じ。
「うっぉぉおっぉおぉ!!!!マン●ってこうなってんだーー!!!!!!」
こういう感じじゃなくて、皆
「うん、うん」
って孫の顔見るおじいちゃんみたいな表情でした。
寝てるじいさんの前でも、ちゃんと脚開いてたりとかして。
なんつーか、『俺も頑張ろう』って気持ちになりました。
人様の股間を見てそう思ったんです。
ストリップって本当は、心を勃起させる場所なのかもしれません。
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