
健気な女の子は可愛い。
だが、従順すぎるというのも、ときには考えものかもしれない。
そんな考え方になってしまうような話を聞いたからだ。
本レポートは、30代の知人Tさんから聞いた話を再現したものである。
WANTED
- 写真
- なし
- 名前
- 美優(仮名)
- 年齢
- 23歳
- 地域
- 東京都
- 身長
- 162cm
- 体重
- 不明
- 活動エリア
- 不明
「美優」との出会い
『PCMAX』で、歳の離れた若い女性からサイメ(サイトメール)をもらったことがある。
「大人の男性と出逢いたいです、私にフェラを教えてください」
「最近の業者は芸がないな」と無視していたら、しばらくすると次のメールが送られてきた。
「もし会ってくれるなら、アドレスと電話番号を教えます」
実際に本人に会うまでは、半信半疑だった。
しかし、「美優」は来た。
かなり地味だが、23歳の美形の女の子だった。
彼女の話では、美容師の専門学校を出て、現在は美容師見習い中とのこと。
学生時代からの彼氏がいるが、最近二股をかけられ始めたらしい。
その相手は、同じく学生時代からの知り合いである女の子。
彼女いわく、「遊んでる娘」だそうだ。
決定的だったのは、彼氏から「お前とのHはつまらない。AV観て勉強しろ!」と言われたこと。
どうやってAVを手に入れたらいいかがわからず、美優は途方にくれた。
そこで出会い系サイトに登録し、優しそうなプロフィールの男性にメールを送ったワケである。
その発想は、それこそAVのストーリーのような展開だ。
端から見たらかなりオイシイ話。
しかし、彼女は「危険な関係を楽しむ」というよりは悲壮感が漂っていて、同情を禁じ得なかった。
「こちらはかまわないけど、好きな人がいるなら、あまり良い方法じゃないんじゃない?」
「大丈夫です」
美優は小さく答えた。
「据え膳喰わぬは男の恥」だけではない。
たとえ、正論を説いて納得させて帰らせたとしても、また別の男にメールを送るだけだろう。
彼女が望んでいるのは、中途半端な優しさや当たり前の正論より、「これなら彼氏とでも大丈夫だよ」と言われるくらいの評価だった。
ホテルに入り、お風呂にお湯をため、部屋を暗くしたあと、彼女は静かに服を脱いだ。
講師
さて、どのようにして教えるべきだろうか…。
美優にイメージしてもらうために、彼女の中指を男性性器にみたて、こちらで口にくわえ、舌と唇の使い方を伝授した。
感じ方は十人十色だし、様々なやり方があるだろうが、ポイントを3つだけ教えた。
①すぐに咥えない
まずは舌を使って尖端や側面を攻める。
男性はくわえられる瞬間を期待しているので、焦らして意図しないところで及び、サプライズを与える。
②くわえたら舌を遊ばせない
唇でくわえ、舌はそのままではなく、中でモノに絡みつくように動かす。
③開いた口の形や、唇の圧力を絶えず変化させる
くわえて同じ形・圧力で上下運動しても男性は慣れてしまう。
唇の形を絞って圧力をかけたり弛めたり、変化させるのが肝要である。
「この3つだけ頭に入れてやれば大丈夫」
ほとんど、塾の講師である(笑)
男性の中には、「つぼみの女性を自分色に染めたい」というような願望を持っている方もいる。
しかし、私はHするときには頭を使わず、本能のみで動きたいタイプなので、今回のパターンには当てはまらなかった。
しばらくの間、美優とはそれっきりだった。
しかし、1ヶ月くらいたった後、彼女からメールをもらった。
そのメールには、「彼氏が浮気の女と別れて元の鞘に納まった」と書いてあった。
彼女は私にお礼を言ったが、おそらくは彼女の努力が実を結んだわけではないだろう。
彼氏が浮気相手に飽きて戻っただけの、小康状態だと感じている。
ホテルにいたとき、寝物語で美優に聞いてみた。
「美形なんだから、他に言い寄ってくる男なんていくらでもいるんじゃないの?」
「優しくしてくれる人はいます。でも、やっぱり彼が好きなんです」
彼女が満足していればそれでいいのだが、彼女にとって本当に大切なのは、今回教えたテクニックではない。
「お互いに想い想われる気持ち」と「男を見る目」ではないだろうか?
この世には、自分の尺度では測れないことが多くある。
その中でも、「男女の仲」はその最たるものではないだろうか。
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