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【実録援デリ体験記】1日目.転落人生の始まり

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【実録援デリ体験記】1日目.転落人生の始まり
シリーズ物【実録援デリ体験記】

ライターチャン小林

 当時、新たに風俗ネタを探していた頃、出会い系サイトや無料掲示板などで売春を斡旋している『援デリ』に筆者のエロ潜入魂が震わされた。まずは援デリについて、ネットや実際に体験した知り合いなどから話を聞いてみることにした。

 援デリの仕組みを簡単にまとめよう。


『援デリ』の仕組み

・「打ち子」と呼ばれるスタッフがいる。
・打ち子が出会い系サイトや無料掲示板で客を探す。
・探した客を女の子たちに斡旋する(相場は2万~)。
・売春で得た儲けの何割かを業者側が受け取る。
・都心の主要な駅での待ち合わせが多い。
・待ち合わせ場所は指定される。


 援デリの構成は至ってシンプルであることが分かる。仕組みは理解したものの、実際に援デリを体験するのには筆者自身抵抗があり、他の方法で援デリを深く知ることは出来ないだろうかと考えた。

援デリ運営者O氏との出会い



 筆者が話を聞いていく中で、風俗仲間の友人から「援デリを運営している人を知ってるから一度会ってみないか」と言われ、迷うことなくお願いをした。今思えば、普通の人なら足を踏み入れてはいけないと気付くはずだが、当時の筆者に迷いは無かった。友人はすぐに会う約束を取り付けてくれた。

 翌日、池袋の西口にある某喫茶店で、午後1時に会うことになった。当日の筆者は午後1時を前に、待ち合わせの店に入って待っていた。友人から「着いたらO氏に電話して」と言われていたので、教えられた携帯番号に電話を掛けると、テンション高めの明るい声で「すぐ行くから待ってて下さい」と伝えられ、電話を切る。正直、もっと怖い声の人が出るかと思っていたので、少し安心したのだった。

 およそ10分後、短く整えられた髪に上下スーツでビシッとした服装の人物が現れた。パッと見「某上場企業の社員です」と言われても全く疑わないだろう。お互いに自己紹介をすると、筆者と同い年であることが分かり、笑顔になるO氏。爽やかな表情で語りかけてくるO氏に対し、『本当に援デリを運営しているのか?』と思えたのは、最初のこの時だけだった。
 同い年の会社員と話しているような好印象を持てた。それが、援デリ運営者O氏との出会いである。

2日目もう引き返せない
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