
読者投稿31歳の男性
その女は、彼氏と遠距離中だと言った。彼女は優奈という名前で27歳。色が白くて胸の大きい女だ。
優奈は出会い系サイトで彼氏を募集していた。遠距離とはいえ、彼氏がいるのにな。
彼氏と会えるのは月に1回あるかないかで、欲求不満なこの女を落とすのは簡単だった。
優奈はいい体をしていた。乳首が性感帯らしく、舌先で転がすといい声で喘ぐ。彼氏とは当分遠距離だと言っていたから、この体をしばらく楽しめそうだと思っていた。
優奈も僕のことを、遊びの相手と割り切っているからサバサバしたものだ。彼女はコンドームさえ付ければ、いつでもOKだった。
彼氏はマメに電話やメールをしていたようだ。最初の頃は、僕と会っているときに彼氏からメールが来ると、急にしんみりした顔をすることもあった。
そんなとき無理に抱こうとすると、「彼氏に悪い」と涙を流していた。でも優奈、泣いた後はしっかりセックスするんだよ。女って勝手なもんだよな。
今日は外でご飯でも食べて終わりだな
ある土曜日の事だった。優奈のアパートに行ってみると、いつもと様子が違う。
どうしたのか聞いてみると、これから彼氏が帰ってくると言う。
「言ってくれれば来なかったのに」
僕はそう言ったのだが、彼女はフフフと笑った。
「だって、私としたいんでしょ」
「そりゃまあ、そうだけど」
優奈はねっとりとした視線を僕に向けた。
「急に帰るなんて言われても困っちゃうよねぇ」
彼女は相槌を求めるような口ぶりで言う。
僕はどう答えていいか分からず、曖昧に返事をしていた。
優奈はごく普通の女の子だ。巨乳であることを除けば、どちらかというと地味なタイプで、とても出会い系で遊ぶような子には見えない。
「じゃあどうする?」
(今日は外でご飯でも食べて終わりだな)
僕はそう思っていた。
ところが、優奈の返事はそうではなかった。
「帰って来るのは8時過ぎだから、7時頃までなら大丈夫だよ」
優奈は事もなげにそう言った。
(優奈がそれでいいならそうしよう。僕だって優奈とセックスしたくて来たんだから)
僕はそう思う一方で、もし自分の彼女がこんな女だったら嫌だなと、勝手なことを考えていた。
7時ならまだ時間はたっぷりある。僕たちはいつものようにファミレスで食事をしてから、優奈の部屋に戻ってセックスした。
彼氏が来るから興奮してるんだろ
その日の優奈はいつもより激しかった。
彼氏が来ると分かっていて別の男に抱かれる。
優奈は、そのシチュエーションに興奮していたのかもしれない。
それは僕も同じだった。もうすぐ彼氏が来ると分かっていながら優奈を抱いているのだ。多少の背徳感と優越感と興奮の中で、狂ったように彼女を突き上げた。
「ああっ、それいい!」
いつもと同じ愛撫なのに、優奈は激しく反応する。普通に乳房を揉んだだけで、体をのけ反らせて喘いでいた。
(これから彼氏が来て優奈とセックスするんだ)
そう思ったら、僕は無性に彼女の肌を傷付けたくなった。
いっそ乳房に歯型でも付けてやろうか。そんな衝動に駆られていた。
「あっ、だめ、激しくしないで!」
僕の荒々しい愛撫に、優奈が悲鳴を上げる。
「すげーじゃん、どうしたの」
下半身に愛撫を移すと、優奈のそこはビックリするほど濡れていた。
「興奮してるんだ」
「やだ、言わないで」
優奈はそう言って身をよじる。
股間を舐めると、彼女は首を振って狂ったように喘ぎ出した。
「あっ、あっ、だめ、イっちゃう!」
優奈はシーツを握り締め、両足を棒のように伸ばして絶頂に達した。
普段ならこんなに早くイったりしない。今日の優奈は明らかにいつもと違っていた。僕も早く彼女の中に入れたくてしょうがない。
僕は優奈がイったまま、固く閉じた太ももをこじ開けるようにしてペニスを挿入した。
「ああっ、いい!」
根元まで入れると、優奈が一際大きな声で喘いだ。背中に抱きついて腰を擦りつけるので、すぐに気持ち良くなってくる。
「いつもと違うな」
「へへ、なんでだろ」
優奈が喘ぎながら言う。
「彼氏が来るから興奮してるんだろ」
「わかんないけど、そうかも」
「悪い女だ」
「あなたも同じよ」
優奈は僕の首に手を回してキスを求めた。唇を吸うと、すぐに舌を絡めて激しいディープキスになる。
エアコンが効いているのに、優奈の頬にうっすらと汗が滲んでいる。ファンデーションが浮き上がり、化粧はところどころ崩れていた。
7時近くになると、優奈は窓を全開にして、ベッドのシーツを取り替え始めた。その横で僕は帰り支度をする。
「忘れ物ないね」
玄関先で、彼女は軽くキスして僕を送り出した。
「今度いつ会える?」
「あさってならいいよ」
「分かった」
僕は軽く手を振ってドアを閉めた。
アパートの階段を降りる途中で、ふと彼氏がどんな男か気になった。
前に優奈が写真を見せてくれたから、顔だけは知っている。
僕はコンビニで時間を潰して、8時前にアパートの近くまで戻ってきた。
アパートの入口が見える場所に立ち、誰かを待っているふりをしてスマホを取り出す。
僕は適当にニュースサイトを見ながら、優奈の彼氏が来るのを待っていた。
しばらくすると、背の高い男がこちらにやって来た。手に大きなバッグを持ち、もう片方の手にはお土産らしい包みを下げている。優奈の彼氏に間違いない。僕は思わずスマホを握る手に力が入った。
髪が長くて皮膚は浅黒く、中々のイケメンだ。痩せてはいるが、何かスポーツをやっているらしく、体はガッチリとしていた。
男が黙って僕の横を通り過ぎる。イケメン男はまっすぐ前を見て、優奈の部屋に向かって軽い足取りで階段を駆け上がって行った。
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