ライターgumi
俺は「ネットナンパ師」を自称しているが、ネットナンパはその名の通りネット限定であり、リアルナンパ、すなわちストリートナンパをしたことはない。
女性は大好きなのだが、もとより若干のコミュ障であるが故、ネットナンパという姑息な手段を用いていた。
しかしながら、今現在ネットナンパに限界を感じていることは否定できない。
そして何よりも、自身のコミュニケーション能力を向上させたいと思い、ストリートナンパに挑戦してみることにした。
記念すべき第1回目は、俺がストリートナンパデビューした日の全記録を紹介する。
地元のナンパ師、N氏と合流
いきなり1人でナンパするのは気が引けるので、以前ネットで知り合った地元のナンパ師、N氏と合流。
N氏のレクチャーを直々に受けながらの実践となる。
実践する前に2人で飲食店に入り、作戦会議。
声掛けの仕方や番ゲ(連絡先交換)までの流れをN氏からサクッと聞く。
N氏「じゃあ今日は初めてということで、とりあえず番ゲを目標に頑張りましょう。いきなり連れ出しを目標にするのは少々難しいと思いますので」
gumi「そうですね!頑張ります!」
しかし、果たして自分にできるのだろうかという不安と緊張に襲われる。
gumi「めちゃくちゃ緊張してきたw」
N氏「なんか僕も緊張してきましたねw」
どうやら俺の緊張がN氏にもうつってしまったようだw
1時間ほどで作戦会議を終え、いざ出陣。
駅はソロ案件(1人で行動している女の子)が多いそうで、駅周辺でナンパすることに。
この日は平日の昼間だったが、N氏によると、休日よりも平日の方がソロ案件は多いらしい。
N氏「では俺がまず見本を見せますので、遠くから見ていてください」
そう言い残すと、N氏は駅から出てきた大学生っぽい女の子にすぐさま声を掛けた。
N氏が話しかけた途端、女の子はピタッと足を止めた。
そして遠くからでも分かるほど、笑顔で会話に応じている。
15分後、N氏が戻ってきた。
gumi「どうでしたか?」
N氏「番ゲできました」
さすがはナンパ歴7年のプロである。
まさかの開始15分で、難なく番ゲを成功させたのだ。
N氏は持っていたボイスレコーダーを取り出し、先ほどのナンパの様子を録音した音声を聞かせてくれた。
N氏「ざっくりこんな感じです。じゃあgumiさん行ってみますかw」
gumi「ちょ、ちょっと待ってくださいwwとりあえず深呼吸しますw」
N氏「あのニーハイの子行ってみますか」
gumi「はいっ」
背後から早歩きで女の子に近づく。が、危険を察知したのか女の子の歩く速度が急に速くなった。
(うわ、逃げられた…w)
引き返す俺。
N氏「地蔵(女の子に声をかけられない状態)しちゃいましたねw」
gumi「なんか急に歩くの速くなりましたw」
ここでN氏が1つの提案をする。
N氏「しょっぱなから番ゲ目的で声がけするのはさすがに厳しいので、まずは道を聞くフリして声掛けてみたらどうですか?」
gumi「あー、それ良いですね!ウォーミングアップということで」
というワケで、俺の初声掛けは道を尋ねることだ。
ストリートナンパデビュー
N氏「じゃああのイヤホンしてる茶髪の女の子に行きましょうか」
gumi「は、はいっ!」
1人目.イヤホンを付けている女の子
・20~22歳くらい
・顔は微妙
・茶髪ボブで服装は地味
イヤホンを付けている女の子に話しかけても聞いてくれるのかという不安もあったが、とにかく当たって砕けろ精神で特攻。
「すいません」
「?」
「ちょっと聞いていいですか?」
「(イヤホン外す)はい?」
「この近くでカラオケってありますか?」
「カラオケは~この道路に沿って道なりに行けば左側にありますよ」
「あっ、ありがとうございますっ!」
逃げるように退散。
N氏「どうでした?」
gumi「すごい緊張しましたけど、声掛けできたことで恐怖心は薄れましたね!」
N氏「それは良い傾向です。次の声掛けまで時間を空けてしまうと恐怖心がまた復活してきますので、すぐ次行きましょう」
gumi「わかりました!すぐ次行きます!」
しばらくすると、スウェット姿のギャルが駅から出てきた。しかも遠目で見た感じは可愛い。
すかさず声掛け。
2人目.スウェット姿のギャル
・18~20歳くらい
・結構可愛いギャル系
「すいません」
「はい」
「今帰るところですか?」
「はい」
「どっか行くんですか?」
「いや、家に帰るところです」
会話が続かず、テンパリ過ぎて同じような質問をしてしまう俺w
「ビックリしたでしょ?w」
「はい…」
「ちょっと気になって声かけたんでしゅけど」
「……」
さらには噛んでしまい、赤ちゃん言葉みたいになる始末w
この辺から、明らかに女の子の顔が引きつるのを確認。
「彼氏いるの?」
「います…」
「わかった、ありがとね」
「はい…」
心が折れ、退散。
gumi「ダメでしたw」
N氏「まぁこんなもんです。次行きましょ」
gumi「てかさっき『彼氏いますか?』って聞いちゃったんですけど、これ聞かない方が良かったですか?」
N氏「あーそれは聞かない方が良いですね。『彼氏います』って嘘つくためのアシストになるんで」
どうやら世の女の子は、ナンパから逃れるために「彼氏います」と嘘をつくようだ。
う~ん…難しい。
駅から少し離れた所で背の小さいロリ系を発見し、すかさず声掛け。
3人目.背の小さいロリ系
・19歳専門学生
・小林麻耶を小さくした感じでメチャクチャ可愛い
「すいません」
「はい」
「今帰るところですか?」
「はいっ」
ここで女の子が歩くのをやめ、ビタ止まり。
「何歳?」
「19です!」
「学生?」
「専門学生です!」
「どこの専門?」
「○×市の専門です!」
「マジで!俺の住んでるとこも○×市だわw」
「あっ、そうなんですね!w」
笑顔がメチャクチャ可愛い。
かなり反応が良いので、番ゲできるかも?
「ちょっと気になって声掛けたんだけど、ビックリしたでしょw」
「はいwちょっとww」
「LINEとか交換できる?」
「あぁっ、ええっと、一応彼氏いるんで…」
「彼氏いてもダメ?w」
「いや、ん~…はい……w」
「わかったw ゴメンねw」
「あ、いえいえw」
押し切れず退散。
落ち込んでもしゃーない。次だ次
N氏「どうでした?かなり反応良かったように見えましたが」
gumi「ダメでしたw彼氏いるからと断られましたw」
録音したナンパ時の音声をN氏に聞かせてみる。
N氏「gumiさん、これもっと押せば番ゲできましたよ」
gumi「やっぱりですか?w」
N氏「普通に『彼氏います』じゃなくて『“一応”彼氏います』って言ってるし、gumiさんがもう1回聞いたときに悩んでますからね」
gumi「自分でももうちょい粘ればいけたかなって思うんですが無理でした…」
N氏「でも2人目よりは良かったです。gumiさんが話しかけた瞬間に女の子がビタ止まりしたんで」
意識的に止めたのではなく、女の子が勝手に止まってくれたという感覚だったが、N氏いわく2人目よりは成長したらしい。
(よし、この調子でドンドン行くぞ!)
…が、4、5人目に声掛けした女の子にはどちらも薄っぺらい対応をされ、マトモに会話もできず。
「気になって声掛けたんですけど」と言った瞬間、露骨に嫌そうな顔をされて逃げられ、かなりヘコむ俺w
そんな俺を見かねて、N氏が声を掛けてくれた。
N氏「ナンパは過去の事を引きずっても何の意味もないので、切り替えていきましょう」
(確かにそうだ。落ち込んでもしゃーない。次だ次)
辺りはもう暗くなり、人通りがかなり少なくなってきたので、駅の近くのデパート内に入ることに。
すると、ベンチに座り、1人でスマホをいじっている女の子を発見。
N氏「あの子行ってきますか」
gumi「でもどんな感じで行けばいいですか?」
N氏「女の子の隣のベンチが空いてますよね。そこに座って、横から声掛けてみてください」
gumi「わかりましたっ!」
女の子の隣のベンチに座り、すかさず声掛け。
6人目
・18~20歳くらい
・めっちゃ可愛い
・清楚系専門学生
「すいません」
(女の子気づかず)
「すいません」
「(こちらを向き)はい」
香椎由宇似のハーフっぽい顔立ちで、めちゃくちゃ可愛い。
「今日は買い物してたの?」
「そうですねw」
「これから帰るの?」
「そうですね!今一緒に帰る友達待ってるんです」
どうやらこれから友達と合流して、電車で帰るところらしい。
友達が来る前に確実に番ゲしなければ。
とはいえ、反応がかなり良いので、もう少し時間をかけて和むことにした。
「てかこっちの人の割には言葉キレイだね!」
「え、そうですか?w」
「うん、こっちの人ってみんな訛り強いイメージだからさw」
「あ~確かにそうかもですwちなみにどこの人ですか?」
「俺は○×市だよ!」
「そうなんですね!○×市に仲良い友達いるんですよ!」
めちゃくちゃ良い流れだ。
だが連絡先交換の話を振ろうとした瞬間、女の子の友達が降臨。
友達「お待たせ。この人友達?」
香椎「いや、違うよw」
gumi「………」
3人の間に気まずい空気が流れる。
居ても立ってもいられず、「ごめんねw」と言い残し退散。
N氏「横槍を食らったようですね」
gumi「はい…最悪です…。もっと早く番号交換しとけば良かったですw」
N氏「こればっかりは仕方ないです。まぁ、途中から来た友達を話に巻き込んでも良かったですね」
gumi「なるほど~。自分の心が持たなかったですw」
結局この日は6人に声を掛け、番ゲ0人という散々な結果で終了した。
最後に
実際にナンパしてみて感じたことがある。
ネットナンパはLINEやメール等のやり取りで、女性との関係がある程度構築されてから会うのが普通だ。
しかし、ストリートナンパは見ず知らずの女性にいきなり声を掛けなければならず、緊張感や恐怖心が格段に増す。
最初はかなり困惑したが、1人目に声掛けした時点で不安はかなり和らいだ。
そして帰り際、N氏にも言われたのだが、俺には「押し」が足りないようだ。
女の子が「彼氏います」と言っていても、ナンパを回避するための一時的な嘘という可能性があるので、しつこく聞いて押してみる方が良いとのこと。
果たして、今後は上手く立ち回れるだろうか。
兎にも角にも、最後まで付き合ってくれたN氏に感謝。
次回へ続く。
gumi氏の進化っぷりがパネェ・・・
ストリートナンパは声掛けのハードルが高い分、それを乗り越えれば可愛い女の子を選び放題・・・
慣れてしまえばハーレム生活も夢じゃないな
2日目初バンゲ達成
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