「ギャップがある人」
これは、よく聞く言葉であり、恋愛に大きく関係するキーワードでもある。
まず、「ギャップがある」とはどういうことだろうか?
カンタンに言うと、「この人はこう見えて実はこういう一面がある」というもの。
だがちょっと待ってほしい、これは必ずしも良い意味と言えないときもある。
「優しそうに見えて冷たい」「メールじゃ面白いのに、会うとつまらない」
これらも立派な『ギャップ』だからだ。
そのため、「ギャップ = モテる」という公式は成り立たない。
また、好かれるギャップと言っても様々なものがある。
当記事では、そんな「ギャップの使い方」について考えていこう。
悪いギャップとは?
メールやチャットなどの「ネット上での性格」と、実際に会ったときの「リアルの性格」が違う人がいる。
俺は基本的にオープンなのでギャップはないが、友人や知人にはそのような人が多かった。
もしかすると、この記事を見てくださっているアナタもそうかもしれない。
そうだとしたら、より積極的に『ギャップ』について考えてみよう。
悪いギャップ実例①
さて、実際に例を挙げながら検証していこう。
協力してくれた男性Aさんは、仲の良い人と接しているときはとても面白い人だ。
俺自身も、「彼は一緒にいて楽しい」というイメージがある。
しかしAさんは、その雰囲気をメールなどの文字にすることは苦手としている。
「そちらは寒くありませんか?こちらは雪が降ってきました、風邪などに気をつけてくださいね」
これは、彼が女の子とやり取りしたメールの一部である。
この文章からは、とても優しくて誠実な印象を持たれることだろう。
だが連絡をしている中で、「なんだかつまんない…」と女の子からメールがきた。
それ以降はいくらメールをしても、その娘からの連絡は一切なかったという。
聞けばAさんは当時、まだこの女の子とは実際に会っていなかったそうだ。
「あの時はまだメールを始めたばかりの段階で、どこまで冗談を言っていいのかわからなかった」
彼の言いたいことは、痛いほどよくわかる。
悪いギャップ実例②
次は、Bさんの例を紹介しよう。
彼は30代ということもあり、結婚も視野に入れた交際を考えた上で、ある女性と連絡を取っていた。
相手は落ち着いた性格の人で、その話を打ち明けても、重いとは感じていなかったようだ。
しかし、Bさんは今まで女性と付き合った経験がなかったらしく、どう接すればいいのかわからなかった。
「女性は絵文字が多い方が喜ぶかな…と思いまして」と携帯を見せてもらったが、絵文字が少し多いだけでそれほど気にならない。
「悪くないんじゃないでしょうか?」と答えたものの、不思議なことに彼の場合は、メールを始めたその日に女性と連絡がつかなくなってしまった。
どうしてこうなった?
2つの実例を紹介したが、どちらも『ギャップ』はあるのに、悪い結果になってしまっている。
それは一体なぜだろうか?
分析してみると、どちらのケースもネット上でギャップを発生させているだけだ。
つまり、2人ともまだ実際に女の子には会っていないため、そのギャップが生かされていないのである。
本来であれば、『プロフィールのイメージ → ネット上のイメージ → リアルのイメージ』という段階を踏んでいかなければならない。
それでは、『ギャップ』をウマく使って成功した実例を見ていこう。
ネットでのイメージはリアル(現実)で覆せ!
ここでは、Cさんの実例を紹介しよう。
良いギャップ実例
Cさんはかなりの遊び人で、外見はどこからどう見てもチャラ男だ。
彼の自己紹介文やメールを見せてもらったが、案の定軽い文章ばかりである(笑)
しかし、現在交際している女の子はなんと真面目タイプだと言うから驚きだ。
その娘とは、出会い系サイトを通じて出会ったんだとか。
もちろん、俺は驚きを隠せなかった。
彼女とは何度か話したことがあるが、軽い男性を毛嫌いしていそうな女の子だったからだ。
では、Cさんはどうやってその娘と付き合えたのだろうか?
彼が言うには、「まず会う。その後はメールや会話の話題によって、真面目さを演出する」とのこと。
彼は「会っていない状態でのギャップ」を発生させず、「会ってから状況に応じたギャップ」を生んでいるのだ。
Cさんと交際している女の子は、最初は興味本位で彼と会ったらしい。
彼女は出会い系サイトで連絡を取り合っているときには、彼を軽い男性だと思っていた。
しかし、「初めて会ったときに、たまに現れる真面目なCさん」に惹かれてしまったという。
ここまで分析しておきながら、「女の子って本当によくわからん」という俺の気持ちは置いといて、結論に入ろう。
結論
Cさんは「ネット上のイメージ」と「リアルのイメージ」を巧みに利用したワケだ。
さらに女の子の体験をもとに調査をしたのだが、出会い系サイトでは「ギャップのある男性が好感を持たれやすい」ということがわかった。
彼女たちの意見は、以下のようなものだった。
「会わないままだと、それはギャップじゃない。メールのイメージで固定されちゃう」
「会ったときに『あれ?こういう人だったっけ?』って感じて、家に帰ってメールするときに『やっぱりイメージと全然違う』っていうのがギャップだと思う」
恋愛において効果的なギャップというのは、「○○な人だけど、××な一面がある」「メールと会った時の印象が違う」などのように、ネット上でのイメージをリアルで裏切ることなのだ。
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