ライターgumi
代表的なライブ配信サービスと言えばニコニコ生放送(通称:ニコ生)が挙げられるが、最近そのニコ生をも凌ぐスピードで、若者に絶大な人気を誇る『ツイキャス』をご存知だろうか。
ツイキャスは若い世代を中心にユーザー数を増やし続けており、もはや飛ぶ鳥を落とす勢いと言っていい。
そもそもツイキャスがここまで人気を博す理由は主に3つある。
その1スマホ1つで手軽に楽しめる
ニコ生を始めとするサービスもスマホで放送できるものの、設定や準備などが少々面倒。
その点、ツイキャスは実際に放送するまでの労力がほぼ必要なく、手軽にライブ配信や視聴ができてしまう。
これが多くのユーザーを惹き付ける要因となっている。
その2無料でライブ配信を行える
ニコ生で放送するためにはプレミアム会員(月額540円)になる必要があり、少なからずお金がかかる。
しかし、ツイキャスなら無料でライブ配信を始めることができる。
その3大手SNSとの連動で交流しやすい
ツイキャスを始めるには、Facebook、twitterいずれかのアカウントを使用してログインする必要がある。
ほとんどのユーザーはtwitterのアカウントを使用しており、放送内で仲良くなった人をそのままフォローしたり、自分のフォロワーを放送に呼んだりしている。
このようにSNSを通じて交流の幅を広げられるのもツイキャスの魅力だ。
つい先日、このツイキャスがJC・JKとの出会いの場になっているという情報を入手した。
独自に調べてみると、「ツイキャスで彼女ができた」、「ツイキャスでヤれた」など、出会いの巣窟になっていることは間違いないようだ。
出会い厨達に教えてあげます、出会い系アプリなんかよりツイキャスの方が30倍くらいもてるし女の子とエッチできるよガチで
— きぬきぬ“The Яe-birth” (@Kinu_Higher0317) 2014, 8月 2
「ネットナンパ師としてやらないワケにはいかない!」ということで、早速潜入してみることにした。
とりあえずインストールしてみた
まずはtwitterでログイン。
ログイン後、メイン画面では「おすすめライブ」、「新着順ライブ」、「カテゴリ」などのソートをかけて、見たい放送を検索できる。
もはやこのカテゴリだけでロリコン歓喜だろうww
やはり主なユーザーの年齢層は極めて低い。
早速「JCJK」のカテゴリを開き、適当に放送を見てみることにした。
てか、めっちゃ可愛い子多いwwww
プライバシー保護のために顔はお見せできないが、天使のようなJC・JKが多数存在している。
現在は夏休み中ということもあり、平日の昼間から放送している子も多かった。
別の放送にもお邪魔してみたが、とりあえず可愛い子率が非常に高い。
これはニコ生では見受けられなかった現象である。
まだ一般的に知られていない「読モ」が放送を行っていることも多く、自らの宣伝目的でツイキャスを利用している子も見かけた。
そして男の放送も色々見てみたのだが、これに関してもイケメン率が非常に高い。
イケメンの放送のコメント欄は女の子のtwitterアカウントで埋め尽くされており、美男美女が多くのリスナーを獲得しているという点ではニコ生とさほど変わらない。
その他にもカップルで放送している男女や、リア友だけの身内放送をしているユーザーなど、放送形態は実に様々だ。
「ツイキャスは出会える」という噂は本当なのか
ひと通りツイキャスを利用してみたが、あからさまに出会いを求めている放送主やリスナーはおらず、噂の真相を確かめることができなかった。
そこで私はリスナーの立場から、10代の女の子キャス主30人に直接、「ツイキャスで異性と出会ったことはあるか」と放送中に聞いてみることにした。
キャス主が嘘をついてしまえばアンケートの信憑性は薄れるが、今の若者はネットの出会いを一般的なものと考えており、恥ずかしさなどの後ろめたい気持ちは少ないだろうと判断したのだ。
アンケートの結果は以下の通り。
ツイキャスで出会ったことある?
ある:17人
ない:13人
【対象年齢:15歳~19歳】
なんと、半数以上の女の子が「ツイキャスで異性と出会ったことがある」と答えたのだ。
その中には、「元カレがリスナーだった」、「放送で仲良くなり、LINEを交換してその後遊んだ」という子もいた。
逆に出会ったことがない女の子は、「出会いを求めて放送しているワケではない」「ただの暇つぶしでやってる」などなど。
「同性の子となら会ったことはあるが、異性とはない」という子もおり、ツイキャスはリア友を作るコンテンツにもなり得ている。
アンケート結果を見る限り、「ツイキャスが若者の出会いの場になっている」という噂は本当だったようだ。
ツイキャスで出会うまでの流れとしては、
①放送で仲良くなる。
②お互いのSNSアカウントを教え合い、そちらでも交流を続ける。
③親交を深めたらLINEを交換し、会う約束を取り付ける。
というパターンが一般的だろう。
私も、あるキャス主とのLINE交換は容易にできてしまった。
最初からLINEのQRコードをtwitterに晒している子もいるので、その場合は放送中に「てかLINE追加していい?w」と軽いノリで聞いてみよう。ほとんどは許可してくれるはずだ。
最後に
いかがだっただろうか。
まず私がツイキャスを使ってみて最初に感じたのは、キャス主やリスナーを問わず、多くのユーザーから“リア充オーラ”が滲み出ていることだ。
簡単に言えば美男美女が多く、リアルの人間関係も充実していそうなユーザーが多いという印象である。
なぜかは不明だが、ニコ生のようなアンダーグラウンドさも一切感じなかった。
“非リア充”がツイキャスに足を踏み入れるのは少々気が引けると思うが、どのキャス主もリスナーに対しては平等に接してくれる人が多かったので心配ない。
さて、ツイキャスは出会いツールとして使えるのだろうか。
SNSと連動していて放送外でも交流しやすい点、過疎放送が多い点を踏まえると、出会いツールとして十分使えると断言できる。
「過疎放送が多い」と説明したが、なぜかツイキャスは可愛い女の子の放送でも閲覧者数が一桁なのは珍しくなく、運が良ければキャス主と1対1で交流できてしまう。
ニコ生においては、可愛い女の子が放送しているだけで閲覧者数は爆発的に増えるが、ツイキャスにはその現象がさほど無い。
それを逆手に取り、自分以外のリスナーが少ない時にキャス主との距離を一気に縮めることも可能だ。
もちろん、自らがキャス主となり、女性リスナーを大量に獲得できれば話は早いのだが、リスクもあり容易ではない。私はリスナーの立場からキャス主にアプローチを仕掛けるのが賢明だと考える。
注意点として、ツイキャスには18歳未満のユーザーが多い。
「ツイキャスで児童に手を出して逮捕」という最悪なオチにならないよう、大人の常識を持って利用して欲しい。
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