俺はネットナンパをする際、女の子の写メやプリ画を見て判断し、『可愛い』と思った子のみに対してアプローチを仕掛けているが、実際に会ったとしても「画像と何ら変わらない子」が来るというワケではない。
体感的には実物が2、3割減の女の子が多い。
まぁしかし、いつも出会い系を使っている人ならば承知の事実だろう。
女の子の詐欺写メ技術は日々向上しているため、どう見極めるかが重要になってくるのだが、これにも限界がある。
俺も「写メの見極めには自信がある(ドヤァ」と豪語していたが、最近釣った女の子たちは何枚も念入りに写メ交換をし、しっかりと見極めていたのにも関わらず、実際に会うとほとんどが詐欺写メで完全に自信を失っているw
そこで俺は考えた。
「もう写メの見極めとかめんどくせぇ!!写メ交換なしで会ってみるわ」
要は「相手の容姿が一切分からない状態で会ってみよう」ということだ。
ギャンブルとも言えるこの企画だが、「もしかしたら絶世の美少女に出会えるかもしれない!」という超絶淡い期待を持って実践を決意した。
なんか凄いことしますよ的なニュアンスで書いているが、一般的にこういった方法で出会うのは特に珍しくない。
ただ1つ言えるのは、俺はこの方法で出会ったことが一度も無い。
会う前に数回の写メ交換は必ずしているからだ。
なので、ただただ恐怖である。
しかし、勢い任せでチャレンジしてみることにした。
今回は写メ交換なしで会った2人の女の子との体験談を紹介する。
1人目.25歳ファミレス店員「ナツミ」
アポ当日。
早めに待ち合わせ場所に到着。
相手の顔が全く分からないという緊張感に襲われ、吐きそうになりながらもナツミが来るのを待つ。
LINEのやり取りでは文面が非常に明るく、顔文字やスタンプを多用してくる子であった。
1つ1つの質問にも長文で返してきてくれる。性格は良さそうだ(会う前から判断するべきではないが)。
ただ気がかりだったのは、少しでも返信が遅れると
「まだー?」
「何してるのー?」
という感じでLINEを連投してくるのだ。これは経験上、メンヘラ率が非常に高い。
何かあったら逃亡することも視野に入れておく。
すると、ナツミが乗っていると思われる車が待ち合わせ場所に到着し、LINEが届いた。
「着いたよー!どこー?」
「出入り口付近に停まってる○○の車だよ!」
すぐに分かったのか、ナツミは車から降りてこちらに歩いてきた。
「ドム」がこっちに向かってくる。
いや、進撃してくる(画像のように走って向かってきたワケではない)。
「今ならまだ逃げれる」
「ドアをロックしよう」
この危機的状況をどう打破するべきか考えたが、時すでに遅し。
「こんばんわー♪」
現れた女の子は、ドムの体型をした超おデブちゃんだったのだ。
まさに恐れていた事が現実となった瞬間である。
ナツミはもう俺の車に乗り込んできていたため、全てを諦めそのまま少し遊ぶことにした。
「すごい緊張するー♪こんなの久しぶりだからさー♪」
ドム、ではなくナツミは非常にテンションが高い。
俗に言う「明るいデブ」だ。
よくよく顔を見てみると、日テレの水卜アナウンサーに見えなくもない。
例えるなら「疲弊した水卜アナ」だが。
ショッピングモールをぶらぶらし、その後は食事をして解散。
逃げずにここまで付き合った俺を誰かに褒めてもらいたい気分である。
ナツミがトイレに行った瞬間、『置き去りにして逃亡しよう』とガチで考えたのは言うまでもないw
この肉々しさが伝わるだろうか。
2人目.22歳スナック店員「ユウコ」
ナツミとのアポを終え、心身共にグッタリとしていたが、ネットナンパ師たる者こんな事でヘコたれてはいけない(ホントはもうやめたい)。
次に会う女の子は、スナックで働いているという「ユウコ」。
(スナックで働いてるなら、ある程度のスペックは持ち合わせているだろう)
そんな軽い気持ちでアポに臨んだ当日。
待ち合わせ場所で待っていると、ユウコが姿を現した。
(おいおいマジかよwwwww)
車内に乗り込んできたのは、またしてもドムだったのだ。
しかも1人目のナツミよりも更に図体がデカイ。
顔も体型も渡辺直美そっくりである。思わず「ビヨンセのモノマネしてください」と要望しそうになってしまった。
なぜ俺はここまでおデブちゃんを引き寄せてしまうのか。
おデブちゃんを引き寄せる魔力でもあるのかと疑ってしまうレベル。
マジで勘弁してほしい(泣)
とりあえずそのままドライブをすることに。
色々話したが、性格は良さそうで素直な感じ。
ユウコは明日も仕事ということで、解散しようとするのだが、なかなか帰ってくれない。
「もう午前1時だよ。ユウコは明日仕事なんだしもう帰ろうか」
「ん~でもまだ全然大丈夫だよ!」
何が大丈夫なんだ。俺は全然大丈夫じゃない。
ユウコの巨漢がもたらす車内の圧迫感から、早く開放されたいというのに。
その後、やっと解放された俺は、魂が抜けた状態で帰路へついた。
最後に
いかがだっただろうか。
相手の顔が分からない状態で会うのは、どれだけリスキーかという事を身を持って体験したワケだが、正直もう二度とやりたくない(俺が勝手にやっただけだがw)。
今回の企画では、ネットナンパをするなら『相手の容姿を写メ交換などである程度把握しておく』ことを再確認できた。
「ドキドキ感を味わってみたい」というドMがいるとするならば、挑戦してみるのもいいかもしれない。
しかしながら、2人連続で高レベルのおデブちゃんと遭遇してしまう事はかなりのレアケース。
可愛い子と出会える可能性もゼロではない。
興味のある人はチャレンジしてみて欲しい。
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