
たとえば、好きな女の子とデートすることになったとしよう。
「やっと○○ちゃんと遊ぶ約束を取り付けた、これは絶対モノにするぞ!!」と意気込むのも無理はない。
そして、「どこに連れて行こうか?」、「どんな所が好きだろうか?」などと、色々なデートプランを考えることになる。
俺も最初の頃は、女の子と会う前日は興奮してなかなか寝付けなかったものだ。
やはり好きな娘とのデートはとても楽しいし、どんなことをしようかとワクワクしてしまう(笑)
デートでは基本的に男性が主導権を握り、女の子との楽しい時間を先導していく。
これが「リード」だが、初めての相手とのデートでは、かなり頭を悩ませてしまうことも事実だ。
そのため、やはり女の子の先導は慎重に行うべきだろう。
リードするにも効果的なやり方があるし、それを失敗すると女の子は幻滅してしまうことになる。
1.自分を最大限に引き出すリード
2.悪印象を与えてしまうリード
まずはこの2つがあるということだけ、頭に入れておいてほしい。
悪印象を与えるリードとは?
俺の知人に協力してもらい、「意中の女の子と明日デートをするが、プランは未定という状況。その場合はどこに連れて行くか?」というテーマのもと、各自でシミュレーションをして頂いた。
結論から言うと、くっきりと2つのパターンに分かれたのだ。
A.「雑誌などで、行ったことがないお洒落な店に行く」
B.「自分の知っている行きつけの店に行く」
このように、「連れて行く場所を知っているかどうか」が議論の中心となった。
この場合はパターンBが、女の子をリードするためには好ましいと言える。
では、なぜパターンAを避けたほうが良いのだろうか?
もちろん、必ずしもAが悪い結果を生むことになるとは限らない。
好きな娘のために新境地を開拓するのも悪くはないし、サービス精神がある証拠にもなる。
だが、その場所を知っているかどうかで、リードのしやすさに大きな違いがあることも事実なのだ。
1つ例を挙げてみよう。
雑誌でオシャレなレストランを見つけたCさんは、デート当日に女の子をそこに連れて行った。
彼は雑誌で調べただけで、そのレストランに行くのは初めてだった。
「このお店にはよく来るんですか?」という彼女の問いかけに、「いや、初めてだよ。結構オシャレな店だったからさ、そう思わない?」と答えるCさん。
ウェイターに「ちょっと待ってください」を連発し、どの料理を注文しようか散々迷ったあげく、結局無難なメニューを選択した。
しかしどういうわけか、その後女の子とのやり取りで気まずい雰囲気になってしまった。
これを知人たちと話し合った結果、もちろん「リードできていない」との意見で一致した。
「雑誌で調べる」という行動を起こしたことは素晴らしいことだ。
また、自分が主導権を握っているかのように感じることもできる。
だが実際に連れて行ったのは知らない店であり、女の子はこの後反応に困っている。
これでは、とてもリードしているとは言えなくなってしまう。
おそらくその娘の目には、Cさんは「余裕がない人」に映ったことだろう。
さらに言ってしまえば、「この人は自分が好きな店でなく、単にオシャレだからこの店を選んだんだ。自分の考えがない人だな」とも思われているハズだ。
もちろん、これはCさんのようにレストランに限った話ではない。
自分が知らない場所だと、リードすることばかりに意識が行ってしまい、不慣れもあって緊張してしまうことが多い。
そのため、「オシャレだから」「女の子が好きそうだから」などと、安易に知らないデートスポットに決めてしまうことは危険なのだ。
自分の良さを最大限に引き出すには?
次は、パターンBについて触れていこう。
先ほどは、「行きつけのデートスポットを選ぶ」ことで、リードしやすくなることを述べた。
実際に人間は、自分の行き慣れた店や場所では、とてもリラックスできる。
そうすると自然に女の子との会話が生まれ、自分の行動に自信を持つことにも繋がるのだ。
「それじゃあ、そんなにオシャレな場所じゃなくてもいいの?」という疑問が浮かぶかもしれない。
ごもっとも、実はそれほど重要視する部分ではない。
出会った女の子のタイプによって変わってくるし、そこまで深く気にかける必要はない。
たとえば、あなたが行き慣れている店だとしても、その娘が普段行かないような超高級店に連れて行ったなら、女の子は緊張してしまうだろう。
そのため、基本的にはよく知られているデートスポットのほうが、好感を持つ女の子が多いのだ。
穴場のスポットに連れて行くのは、その娘と仲良くなってからでも遅くはない。
また、デート中に気をつけてほしいのは、「店を選んだ理由」を話題に出す場合だ。
「この店は○○って料理を出すんだけど、××産の牛を使っていて…」
こういったうんちくを、マシンガンのごとく話し出す男性は例外なく嫌がられる。
最初は真剣に聞いていた女の子も、途中から飽きてしまい、最後には会話の内容なんて覚えていないだろう。
「この店よく来るんだけどどうかな?」などと、質問を丸投げするのも避けたほうがいい。
女の子からすれば、何をどう答えていいかわからない。
「ヘタなことを言って怒らせたくない…」と余計に気を遣わせてしまうことになる。
「この店の○○って料理はすごく美味しくてオススメだよ!良かったら食べてみない?」
こうすれば、その店を選んだ理由がわかりやすく、かつ女の子にウマく話を振っている。
もしその娘が「ちょっとこの料理は…」と言っても、行きつけの店であれば「それじゃこれは?こっちなら…」などの提案ができる。
雑誌などで得た情報だけで知らない場所に行くと、ここまでのフォローはできない。
行きつけのデートスポットでリードすると、とても余裕を持って行動を起こせる。
また、よりいっそう「先導している」と感じられるし、それは紛れもない事実でもある。
「リードする」ということは、女の子を素敵な場所に連れて行くことでも、こちらの知識をひけらかすことでもない。
デートがもっと楽しくなるように、女の子を導いてあげることだ。
自信がなければ相手を導くことはできないし、その場所のことを理解していなければ柔軟な対応もできない。
そのため、 女の子をリードするためには、知っているデートスポットを選択して心に余裕を持とう。
「リードしなきゃ!」とガムシャラに焦ることは、それ自体が間違いだと考えてほしい。
コメントする(承認制です)