それは去年の晩秋の頃…俺の掲示板募集から始まった。
隣町に住む、20代前半の女の子の足跡が付いた。
年齢の部分には新人さんマーク。
プロフを見ると、一口コメント欄に「グルメとかカラオケが好き」とある。「大人の交際」、「割り切り」の文言は入っていない。
全般的にプロフはスカスカな印象だ。
真剣に出会い活動しているとは思えない。
俺には関係ない女の子っぽいけど、一応「気になるボタン」だけ押しとこうかな。
もしかしてっていう展開も有るかもしれないし。
気になる、気になる、ポチっとな。
郊外のイオンの駐車場で待ち合わせ
翌日。
「こんばんは!良かったら今度割り切りで会ってください(*^^*)」
とサイトメールが。
(えっ!?あっ、割り切り有りなのね)
素人さんっぽいし手広く募集している訳でも無いし、俺的にはまぁ理想の感じ。
その日は遅かったので、
「メールありがとう。ぜひお会いしてみたいです。今日は遅いから明日作戦立てましょう」
とりあえず返事をしておいた。
話はとんとん拍子に進み、10日後の11月初旬に会う事に…。
待ち合わせたのは郊外のイオンの駐車場。
(ドキドキ…ドキドキ…)
初対面は緊張しまくりw
この瞬間は出会い系の醍醐味。
会ったら楽しさが終了なんて事も有るけどねwwwww
そこに現れたのは、背のちっちゃい少しポッチャリしたタレ目の女の子。
(いやん………可愛いじゃん!)
俺のハートの内角高めを見事にえぐった。
イオンの駐車場で会ったから、イオンちゃんとしましょう。
イオン「こんにちは~初めまして」
他愛の無い会話をしながら、イオンちゃんが行きたいと言っていたオムレツ屋さんに車を向けた。
1時間の道中、PCMAXの話で盛り上がる。あ、いや、仕事の話とか恋愛の話とか自己紹介とかもしたけどね。
俺「こういうの(割り切り)って結構してるの?」
イオン「ずっと前にPCMAX以外のサイトで既婚者の人と定期的に会ってたことあったけど、そんなしてないですよぉ~。元々出会わない系なんですよ。でもY(俺)さん何だか面白そうなんで会ってみようかなって思ったんです」
俺「そうだよね、完全な初心者じゃないと思ったけど」
イオン「Yさんってプロフとか日記とか面白いじゃないですかぁwwwでも実際に会ってみたらそれ以上に楽しい人で良かったぁwwww近場にこんないい人が居たなんて何だか不思議な感じですw」
(イオンちゃんいい娘だな…)
俺「俺もイオンちゃんみたいな子が近所に居たなんて、灯台元暗しって言うけどホントだねwww」
イオン「あたし年上の人が好きなんですよ。既婚者の人の方が安心出来るし」
俺「やっぱり付きまといとかされちゃうかもだもんね。独身中年おじさんじゃwwww」
イオン「それに結婚してれば変な人じゃない可能性が高いじゃないですか」
俺「あ~、分かる分かるwwwwww」
会話が盛り上がったままオムレツ屋さんへ。
イオンちゃんはビールを飲んでほろ酔いモード。
お喋りは楽しく話題も尽きない。
イオンちゃんは少し頬を染めて、長い黒髪の左右をかき上げた。
仕草が可愛いくてハッとした…(0.5秒心臓が止まる)。
気持ちは高ぶり、心のタコメーターはレッドゾーンを伺う
お腹もいっぱいになったところで…
俺「じゃ、行こうか」
イオン「うん/////」
車を走らせた。
いつも道路から見える外観が綺麗なラブホへ。
俺「いつかこのラブホ入ってみたかったんだ」
イオン「綺麗なところね////」
可愛い女の子と憧れのラブホ。
妄想が一つ一つ現実になる。
夢心地とはこの事だ。
そのラブホは中が綺麗で雰囲気もバッチリ。
ソファーで熱いDキスを重ねる。一枚一枚、彼女を覆うベールを剥がす。
俺の気持ちは高ぶり、心のタコメーターはレッドゾーンを伺う。
股間のシフトレバーはトップギア!
下着姿になったイオンちゃんをベッドに誘う。
Dカップの胸が存在を誇示していた。
俺は欲望の限りを彼女にぶつけ…イオンちゃんは受け止めてくれた。
力いっぱい抱きしめた。
イオンちゃんの胸、腕、骨、肉、皮膚、血、心臓、全てが俺の腕の中に有った。
俺の身体の一部も彼女の奥深くに…。
俺達は一つになり、お互いの存在を確かめ合った。
長く深く…激しく交わすDキス。
唇を離すとイオンちゃんは口を開き、荒い息遣いと共に舌をペロリと出す。
燕の雛が餌をねだる様にキスを求める…。
愛おしくて堪らない。
俺はもっと一つになりたいという衝動に駆られた。
俺「ねぇ、最後はゴックンお願いしていい?」
イオン「えっ?!うん、いいよ////」
イオンちゃんは少し戸惑いながら頷く。
俺は肉棒をイオンちゃんの身体から抜き、ゴムを外して仁王立ちの体勢に変える。
そして激しくイオンちゃんの口を犯した。
イオン「んっぐっ!おぇっろっ!」
激しく咽ぶイオンちゃん。
俺「イオンちゃんイクよっ!イクよっ!ん゙っっ!ん゙~っ!」
両足ピーンで大豪射!
俺の肉棒は脈打ちながらイオンちゃんの口内で果てた。
イオン「ん゙っぐっ!ん゙ぐっ!ん~」
大量の精液(推定5cc)がイオンちゃんの体内に流れ込む。
イオンちゃんは俺の一部を飲み干すと、
「ゔ~ずごい濃くて飲みづらかった/////」
俺「ありがとう!嬉しいなっ」
無邪気に喜ぶ俺に、
イオン「そんなに喜んでくれて嬉しいっ//////」
そんな言葉が何だか凄く嬉しくて、イオンちゃんが愛おしく思えた。
その日はハットトリックをキメた。
約束の強制力の有る“愛”を渡し、俺達はホテルを後にした。
帰りの車中も楽しい会話は尽きない。
俺「何だかイオンちゃんと居ると楽しいなっ」
イオン「うん、あたしもYさんと居ると楽しい」
1時間の帰り道。
手を繋ぎながらのドライブはあっという間だった。
俺「また逢いたいな…」
イオン「うん、あたしも…」
再開を約束してその日は別れた。
俺、都合のいい男で充分なんだw
一人になるとイオンちゃんの事を思い出す。
お互いの仕事の都合で、次に会う約束がなかなか取り付けられない。
やっと会えたのは、イオンちゃんの仕事終わりの22時過ぎだった。
1時間のドライブ。
俺「俺、イオンちゃんの事、好きだ。こういう(割り切り)関係の人他にも居るの?」
イオン「そんな好きなんて照れるじゃん///////居ないよ、Yさんだけ」
俺「嬉しいな。じゃあお願いだけど、イオンちゃんに彼氏が出来るまでこういう関係は俺だけにしてくれる?俺もイオンちゃん以外とはエッチしない」
イオン「Yさん他の人としない?タダでも?」
俺「うん、イオンちゃんだけ」
イオン「何かそんなふうに言われるの嬉しいな/////うん、いいよ。Yさんだけ。っていうか元々そんなしてないしwww」
彼氏が出来るまでの間、終わりを予定した関係。
俺「わーい!でもきっと最後は辛いんだろうな…。でもずっと付き合うって事は出来ないもんね」
『3年間PCMAX活動やってて俺にも彼女(賃貸)が出来たっ!』と思った瞬間だった。
それからイオンちゃんとは週一から隔週でデートを重ねた。
彼女にとって生まれて初めての筑波山ドライブにも連れて行ってあげた。
プチオフ会みたいに居酒屋やカラオケに行ったり、エッチしたり、ランチしたり。
今年の初め頃には、
イオン「今、付き合いかけてる彼氏候補が居るんだけど、彼氏が出来てもYさん今まで通り会ってくれるよね?」
みたいな危機が有って…。
PCMAXの新年会でその話をしたら、
PCMAX女子「それ、ただの都合のいい男じゃんwwww」
って言われたけど、
「俺、都合のいい男で充分なんだw」
みたいに返した。
結局、その彼氏とは別れて危機は去ったのだけれど。
でも先日、
イオン「ゴメン、好きな人が出来ました。もう会えない(>_< )」
って言われた…。
俺はLINEで、
けっこう落ち込んでますw
イオンちゃんに出会って、最初に好きだって言った時から最後は辛いんだろうなって思ってたので。
ある程度は心の準備はしてたけど。
ちょっと様子が変だなとは思ってたけどやっぱりそうだったんですね。
以前彼氏が出来かけた時は「彼氏が居ても会ってくれるよね?」って言ってくれたけど、今回は無いって事は凄く好きな人なのかもね。
イオンの事はずっと好きだよ。
イオンは俺の中でずっと宝物だよ。
彼氏と別れちゃったら戻っておいで。
俺がトランポリンみたいに支えてあげる。
少しお話したかったけどそれも無い方がいいかな?
うんっと幸せになってね。
最後のメッセをした。
イオン「後でいいから電話できますか?」
とLINEの返事。
その夜、電話で話しをした。
俺「彼氏と別れたらいつでも戻っておいで。さよならは言わないでおくよ」
イオン「うん、ありがとう」
これが最後の会話だった。
俺は元々、イオンちゃんの本命探し活動を応援してたけど…。
少し早過ぎたかな。
イオンちゃんとはもう少し思い出作りしたかったなぁ。
でも、イオンちゃんが一瞬でも俺を好きでいてくれたのならそれ以上の幸せは無い。
イオンちゃん幸せになってね。
夢のような4ヶ月間をありがとう!
この人の台詞がクサ過ぎて、読んでるこっちが恥ずかしくなってきた・・・
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