読者投稿36歳の男性
出会い系をやっていると色んな女に出くわすけど、杏子もちょっと変わった女だった。
30歳過ぎに結婚したという杏子は、3歳の娘の子育ての真っ最中だった。
普通なら、大変だけど楽しいはずの子育て。だけど、杏子の場合は少し違っていた。
「子供に軽い発達障害の傾向がある」と医師に言われたからだ。
「気にするほどのことではない」
そう医師は付け加えたそうだが、杏子はそれを悲観的に受け取ってしまったようだ。
大丈夫よ、まだ3歳だから平気
杏子は初めて僕と会ったとき、これからラブホテルに行くかもしれないというのに、この3歳の娘を連れてやってきた。
「この子を見て、何か気がつくことがあったらどんなことでもいいから教えて」
杏子は真剣な表情だ。
おかげで僕は、半日ほどこの親子に付き合わされることになる。3人で町を歩いていると、仲のいい家族に見えたかもしれない。
サブナードを歩き、ウインドーショッピングをして公園で遊んだ。
今日はエッチは無さそうだなと思っていると、杏子がそばに寄ってきた。
「どうかな。何か変なところある?」
「特に変わったところは無いよ」
彼女は僕の答えに納得していないようだ。
「気を遣わなくてもいいのよ。はっきり言って」
杏子は泣きそうな顔をしていた。
それを見た僕は、思わず彼女を抱きしめた。すると、近くで子供を遊ばせていた2、3人の母親が急に会話をやめた。彼女たちは走り回って遊んでいた自分の子供を呼ぶと、どこかに行ってしまった。
僕にも杏子の気持ちはよく分かる。もし自分の子供に障害があると言われたら、心配するのが当たり前だ。
僕たちはしばらく公園の中で抱き合っていた。柔らかい乳房が僕の胸に当たる。ここが児童公園でなかったら、その乳房に手を伸ばしただろう。
「そろそろ行こうよ」
「どこへ?」
「ラブホテルだよ。連れてってくれるでしょ」
「えっ」
僕は反射的に子供のほうを振り返っていた。髪をツインテールにした女の子は、小さな虫を見つけて追いかけるのに夢中だ。
「この子も一緒に?」
「大丈夫よ、まだ3歳だから平気」
杏子はそう言うと先に立って公園の出口に向かった。
彼女は子供の障害のことを気にしているのだろうか
僕は通りに出てタクシーを拾い、運転手に一番近いモーテルはどこかと聞いた。
前歯の欠けた運転手は僕たちを若夫婦と娘だと思ったらしく、バックミラー越しに声をかけてくる。
「最近は住宅事情もありますからね、お子さんを連れたご夫婦もよくいらっしゃいますよ」
「そうですか」
僕は愛想笑いをして杏子のほうを見た。彼女は運転手の話が耳に入らないかのように、無表情で窓の外を見つめていた。
彼女は子供の障害のことを気にしているのだろうか。周囲の人が大丈夫だと言っても、彼女には慰めの言葉としか聞こえない。
だから本当の他人の意見を聞きたくて、知らない男に我が子を見せているのかもしれない。
杏子が納得するまでその行為は続くだろう。本当なら、そんなことはやめるべきだと忠告するのが筋かもしれない。
でも僕は、これから杏子とセックスしようとしているのだ。
そんな男が偉そうなことを言える立場ではない。
メールでやり取りしたとき、杏子は夫が浮気しているとも言っていた。むしろメールではそっちの相談のほうが多かったくらいだ。しかし、こうして半日以上一緒にいても、夫のことは何ひとつ口にしなかった。
運転手がスピードを落として左の一方通行にハンドルを切った。タクシーが雑木林を抜けると、すぐにモーテルの看板が見えてきた。
部屋に入ると、杏子は冷蔵庫からジュースを出して子供に与えた。バッグからお菓子の袋を出すと、子供は夢中で食べ始める。
「交代で入りましょう」
杏子は手早く服を脱ぐと、バスタオルを持ってシャワールームに入った。
僕たちを見つめる少女の無垢な瞳
彼女が出てくるまで僕は子守役だ。女の子はテレビの画面に見入っていて僕には目もくれない。普通なら、知らない男と2人きりになったら、子供でも多少は警戒するはずだ。
やはりこの子はどこかおかしいのか。
そんなことを考えているうちに、杏子がシャワーを終えて出てきた。
続けて僕がシャワーを浴びる。ペニスだけボディソープをつけて洗ったが、あとは軽く流しただけで出てきた。
体を拭きながら、先ほどの子供のことが気になっていた。
僕はそのことを杏子に言うつもりはなかった。言ったところで、どうにかなるものでもなさそうだ。
余計なことは考えなくていい。これからあの豊満な体を抱いて楽しめばいいだけだ。僕はそう考えて割り切ることにした。
杏子の胸は大きくて、巨乳好きの僕にはたまらない。柔らかい肉のボールが、指で触ったとおりに形を崩していく。僕はキスもそこそこに、彼女の柔らかい乳房の間に顔を埋めていた。
乳房を愛撫すると杏子はすぐに喘ぎ始めた。クーラーが効いているのに、彼女の肌はしっとり汗ばんでいる。表面に水分を含んだ乳房は、より柔らかさを増したような気がした。乳房を揉んでいるうちに、彼女の喘ぎ声はさらに大きくなっていった。
狭いモーテルの部屋だから、僕たちが寝ているベッドと子供のいるソファとの距離は2メートルくらいしか離れていない。
それでも女の子は、ベッドの上の僕たちに興味を示すこともなく、テレビに見入っていた。
「あっ、はあっ」
股間を舐めると杏子の体が震えた。もうすぐイキそうなのが分かる。彼女は子供のことを気にして両手で口を押さえていたが、それでも声が漏れてしまう。さらにクンニを続けると、杏子は体を痙攣させて絶頂に達した。
ぐったりした杏子の太ももの間に膝をついて、彼女の中にペニスを入れる。
彼女は息を詰めていたのか、根元まで入れると「はあっ」と息を吐いた。
体を重ねてゆっくりピストンする。少しずつスピードを上げながらキスすると、待ちかねたように舌を絡めてきた。唇を離すと、今度は杏子のほうからキスしてくる。2人ともかなり息が荒くなっていた。
もう絶頂が近いのだろう。杏子は背中に回した手に力を込め、両足を僕の太ももに絡めて体を密着させようとする。そうしている間も杏子はキスをやめなかった。
僕の動きに合わせるように、杏子の口から「んっんっ」とくぐもった声が漏れる。やがて杏子は僕の口の中で「あーっ」と叫んで2度目の絶頂を迎えた。
杏子の体を抱きしめたままピストンを続ける。ピンク色に染まった肌が細かく震えているのが分かる。彼女は目を閉じてエクスタシーの余韻に浸っていた。
視線を感じてソファのほうを振り返ると、女の子と目が合った。
彼女の無垢な瞳に、僕たちの姿はどんな風に映っているのだろうか。
多少の罪悪感を感じつつ腰を振っていると、杏子が思い出したように喘ぎ始めた。
このまま腰を振り続ければ、もう一度彼女をイカせることができるだろう。だけど僕にもそろそろ限界が来ていた。
杏子の体を抱きしめてラストスパートに入る。彼女が白い喉を見せてのけ反ると、ひときわ大きな喘ぎ声が響き渡った。
女の子はまだこっちを見ている。僕はソファのほうを振り返り、女の子の目を見つめたまま射精した。僕が動かなくなると、彼女は無表情な顔を正面に戻してまたテレビを見始めた。
「そういえば、旦那の浮気のことはどうなったの」
帰りの車の中で聞いてみた。
「あー。あれね。今度また相談に乗ってくれる?」
「うん、いいよ」
相談に乗るということは、また会えるということだ。この豊満な体をまた抱けるのだと思うと、僕はうれしくなった。
それから僕は、3歳の頃の記憶は大人になっても残っていることがあるという話をした。
杏子は何も言わなかったが、その夜彼女にメールすると着信拒否されていた。
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