
出会い系サイトのアダルト掲示板では、割り切り女の活動が精力的に行われている。
やれ「最初だけ2万」だの、やれ「セフレが欲しい」だの、心にも思っていないことを平然と書き込み、魅力的な内容に釣られる男性をじっと待つ。
あるいは、積極的にメールを送り、返信してきた男性に希望を持たせて言いくるめる。
現在は不況真っ只中、一度セックスするだけで2万や3万を簡単に出せる男は中々いない。
だから、様々な表現を駆使して「私とセックス出来るなら安い」と思わせる。
彼女たちも営業に必死なのだ。
俺は割り切り女性を否定はしない。
彼女たちには、身体を売らざるを得ない事情がある。
さらに言えば、出会い系サイトは“出会いの場”を提供するサービスであり、金絡みの出会いを求めても何ら問題は無い(倫理的、法的には限りなくグレーだが)。
生活のため、家計を支えるため、子供の養育費のために身体を売っているのだろう。
決して「遊びたい金が欲しいから」という安易な理由ではない…と思いたい。
この割り切り募集の書き込み、出会い系ヘビーユーザーには見慣れた光景だが、初心者にとっては頭を悩ませる原因になる。
彼女たちは恋人や結婚相手など求めていない。セックスの対価として得る金が主目的だ。
だからこそ、純粋な出会いを求める男性から『邪魔だ』と思われるのは当然だろう。
ところが、この割り切り女を1年で5人、セフレにしてしまった男性(O氏)がいる。
金にしか興味の無い彼女たちを、どうやってセフレ関係に持ち込んだのか。
その方法は、彼の口から語ってもらうことにしよう。
フリーター街道まっしぐら、都内の飲食店で働く俺の数少ない趣味が出会い系サイトだ。
仕事が終わって覗くのはアダルト掲示板。今までに何度もチェックしているため、もう日課となっている。
今日も一夜限りの関係を求める書き込みがギッシリ。普通の男ならウンザリするだろうが、俺はもう慣れっこだ。
良さそうな女を探し、メールを送信する。返信が来たら詳しい条件を聞き、高いと感じたら交渉する。晴れて交渉成立と相成れば、待ち合わせ場所へ向かう。
これを何度繰り返したことか。もはや立派な客である。
一般的に買春男は多くの女を抱こうとするから、同じ相手に何度も会うことは稀だ。安い遊びではないのだから、一度ヤった女と会うくらいなら、新しい女を探したほうが楽しめるし、刺激的だ。
が、俺の場合は女が好みのタイプだったら、次回もまた同じ金額で会うことを申し出る。相手からすれば願ってもない提案だし、よほどこちらがマナ悪(マナーが悪い)でない限り、断られることは無い。
割り切り女は常に買春男に対するリスクを抱えている。変な男に当たったら何をされるか分からない。安全にセックス出来て金も貰えるのだから、断る理由は無いのだ。
こうして俺は二度三度、狙った女と会う。セックスだけではなく、時には食事や買い物に誘い、一緒にプチデートを楽しむ。ここで誘いを断る女は金のことしか頭に無いから、即刻切る。割り切り以外の誘いに乗る女だけを狙うのだ。
そして、俺はこんな言葉を意識的に繰り返す。
「一緒に居るだけで楽しいよ」
「お前のためなら金なんて惜しくない」
最初こそ軽く聞き流されるが、徐々に女の行動に変化が出始める。
ウンともスンとも言わなかったマグロ女が、奉仕精神を持つようになる。何も言わずともモノを咥え、積極的に腰を振り始める。彼氏や日常生活の悩みを打ち明けてくることもある。彼氏がこの事を知ったら卒倒してしまうだろうが(笑)
女のほうから交際を求める不思議
割り切り女には精神が不安定なヤツが多い。いつもならセックスして金を受け取るだけ。それを繰り返していると自分が嫌になってくる。「私の価値は身体だけ」と思い詰めて病んだりする。
だから、大事にしてくれる男にはめっぽう弱い。何度か会って信用されれば、徐々に素の自分を出してくれるようになる。
こういう女には、金のためだけではなく、寂しさを埋めるために割り切りに手を出すヤツが多い。
そんな関係を続けるうち、不思議な現象が起こる。割り切り女のほうから交際を求めてくるのだ。
セックスをしているうちに金銭とはまた別の感情が湧き出てきたのか。はたまたプチデートを重ねるうちに恋愛感情が芽生えたのか。この理屈は俺にも詳しくは分からないが、聞くと『この人からはお金を貰えない』と思ってくれているらしい。
こうして、割り切り女が1年で5人セフレになった。以降は愛のあるセックスが始まる。元々は金を払って買っていた身体を、タダで楽しめるのだから一層格別だ。
我ながら、割り切り女の心理を突いたウマイ方法を思いついたもんだ。
この方法、初期投資さえあれば簡単に実践できる。だが決して、こちらから「そろそろ金なしで付き合ってよ」と言ってはいけない。これで首を縦に振る女は1人もいなかった。あくまでも向こうから「お金はいいよ」と言ってくれるのを待つのだ。
女からOKサインが出なければ金は飛んでいく。俺はたまたま結構な貯金があったから良かったものの、下手をすれば経済的ダメージを被ることになる。
先ほども述べたが、プチデートに応じない女は切ること。そして応じる女だけを狙って割り切りを繰り返す。
参考までに、俺のデッドラインは5回だ。このくらいの数をこなしてサインが無ければ、望みは限りなく薄い。ここで撤退すれば、それほど大きな痛手にはならない。
以上、セフレを作りたい男性は参考にして欲しい。
こんな方法があったとは驚きだ。
ちなみにO氏、落ちた割り切り女性には「俺以外とはヤるな、金に困ったら俺に連絡しろ」と念を押している。
ところがある日、いつものように出会い系サイトを覗くと、セフレ関係にあるA子の書き込みを発見した。
O氏は「なんで募集かけてるんだよ」と問い詰める。
その問いに対するA子の答えはこうである。
「最近また苦しくなっちゃって。Oさんからお金取れないからこうやって募集かけてるの」
この男、愛されてます。
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