なぜかセフレの母親と電話でバトルすることになった。
以前、セフレが家に来た話を書いたが、今回もそのセフレが登場人物である。
うちの子がご迷惑おかけしてます
まだセフレと関係を続けていた頃、母親が過保護でとても厳しいという話を聞いていた。
しょっちゅう喧嘩もしているらしく、母親に会いたくないから今日は帰りたくないと言って私の家に泊まることも何度かあった。
そんなある日、いつものように私の家でHをした後、彼女を駅まで送り届けたところで事件は起こった。
駅の改札手前で「帰りたくない」とぐずつきだす彼女。俯き立ち止まって歩き出そうとしない。
「なんで?」と聞くと「母親が怒ってるから」という理由。
このような事は既に3回目で、それまでは仕方なく家に泊めて翌日に帰してあげていたが、今回は用事があるため泊めることはできない。
「怒ってないから大丈夫。ちゃんと帰って話し合って」と説得するが言うことを聞かない。一度改札前まで行ったが、また戻ってきて今度は泣き出す始末。
面倒くさいとは思いつつも、セフレを作った時点でこういった面倒事に巻き込まれるのは覚悟済みなので、「1回ここで電話してごらん」と提案する。
彼女は嫌がりながらも電話を掛け、これでようやく帰れると安堵していると、なぜか私に向かって無言で電話を差し出してくる。
「え、なに??」と焦る私に「代わって」と泣くばかりで、彼女はそれ以上何も言おうとしてこない。
携帯の画面を見てみると既に通話中で、母親とつながっているらしい。何度か拒んだが、状況が進まなさそうなので意を決して電話に出る私。
「お電話変わりました、セフレさんと仲良くさせて頂いているDHと申します」
「うちの子がご迷惑おかけしてます。ぐずついているのはいつものことなので、早めに帰してください」
気の強そうなハキハキした女性の声が電話から聞こえる。
今まで付き合った彼女の親とすら話したことがないのに、なぜセフレの親と私が話しているのか。
「今駅まで来ていて帰そうと思っているんですけど、彼女が母親と喧嘩をしていて帰りにくいと言っていまして…」
「いいです、いいです。関係ないので早く帰らせてください」
私が「そうは言っても…」と躊躇していると、「ところであなた誰ですか?」と確信を突く質問が飛び出てくる。
勿論、正直にセフレの関係だとは言えないので、「仲良くさせてもらってる友達です」と答える。
【卒業】童貞だけどネットで会った女とセクロスしたったwww
友人、ゴメン
その後母親は、「うちの子はすぐに嘘をつく」とか「彼氏の家を渡り歩く」とか「一人暮らしをしたいと言うわりに真面目に貯金しない」とか「口ばっかりで約束を守らない」とか、普段から溜まっているのであろう彼女の愚痴を私に延々と語りだした。
最初こそ「そうなんですか」と黙って聞いていた私だったが、セフレとはいえ、体の関係を重ねる中で多少の情は湧いてくるため、彼女を擁護する気持ちも出てきた。
「日頃の行いに問題があるのも分かりましたけど、彼女はもう20歳の大人なんですから、何でもかんでも上から押さえつけて管理しようとするのもどうなんでしょうか」
「彼女は結構優柔不断なところがありますけど、それはお母さんが彼女の話をちゃんと聞いてあげずに、彼女のことを全部決めつけてしまってるからじゃないですか」
気が付いたらセフレを間に挟んで、私とセフレの母親という電話越しの言い合いが始まっていた。
なぜセフレのためにここまで熱くなっているのかは分からないが、あんまり彼女のことを悪く言われるものだから、彼女に対する同情ではないが、放っておけない気持ちが出た。
結局20分ほど母親と電話をして、「家に帰ったら一方的に怒らず、彼女の話をちゃんと聞く」ということに納得してもらい、決着となった。
ただ、最後に「あなたの名前を教えてください」と反撃され、とっさに友人の名前を言う私。
この後、彼女をようやく電車に乗せ、帰らせることができた。
今回はセフレの母親とのバトルという、おそらく大半の人が巡り会わないであろう希少な経験をしたのでレポートにまとめてみた。
セフレを作ろうと考えている皆さん、面倒事はどこから降りかかってくるか分からないので、それを覚悟の上で楽しんでください。
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