
本当は“風俗嬢が惚れてしまうお客様”について書こうと思ったんですが、私は仕事スイッチが入ってる時は、どんなに見た目がタイプでもテクニシャンでも、「キュン♥」と来ちゃうことはありません。
制服に着替えた時点で源氏名の私に変身しちゃうから。
ちょっと意図は違うかもしれませんが、「風俗嬢に好かれるお客様」について書かせて頂きます。
まずはチップを下さるお客様。
「結局金かい!」って思うかもしれませんが、お金が欲しくてこの仕事をしてるんです。
嬉しいに決まってるでしょう。
でも金額の問題じゃないんです。
そのお気持ちが嬉しい。
だから例え500円でも、「ジュースでも買いな~」と言って渡してくれるだけでとても有り難く思います。
万単位のチップを下さるバブリーなお客様もいますが、さすがにそれはちょっと萎縮しちゃいます。頂きますけど。
次に、これは嬢によって違いますが、私は食べ物の差し入れが苦手です。
持って来て下さった以上、有り難く受け取りますが、苦手な物もあったりしますし、ちょっと怖いのが正直なところ。
差し入れは、飲み物辺りが一番嬉しいですね。
プレイ中は、「好きにしてくれ」と男マグロでいて下さる方が一番やりやすいです。
変に攻めたがるお客様に限って、雑だったり乱暴だったり、AV知識なのが丸分かりな方が多いので……。
中にはいるんですよ?
すっごく優しく気持ち良くしてくれる方も。
でもそんなお客様は、残念ながら絶対的少数派。
100人接客したら1人いるかいないかです。
それと、して欲しいことは言葉でお伝え下さい。
無理矢理させられて気分良くなる人なんかいません。
風俗嬢はそれがお仕事ですから、ちょっとアブノーマルな要求にも可能な範囲でお応えします。
ただ、「ごめんなさい、無理です」と言われた時は早めに諦めて頂けると非常に助かります(笑)
「抜かなくていいよ」と仰る方も多いのですが、仕事をせずにお金だけ頂いてる感が拭えず、申し訳なさが残るので、せめて1回くらいは抜かせて頂けると嬉しい。
あとは攻めに回ったとき、「痛くない?」、「痛かったら言ってね」と気遣ってくれるお客様。
風俗嬢は身体が商売道具ですから、気遣って頂けるだけで安心して身を任せられるのです。
でもイカせようと躍起にならなくて結構です。
イカせて満足させるのは私達のお仕事ですからね。
「どんなふうにして欲しい?」は本来こちらの台詞ですので、聞かないで頂きたい。
仕事中に、どうして欲しいもこうして欲しいもありません(笑)
お金を払っていることを前提にしても、「だから何をしたっていいだろう」と「プロの技を思う存分味わわせて欲しい」では雲泥の差があるのはお分かりでしょうか?
断言できます。前者の思考回路をお持ちのお客様は、どこに行っても嫌がられます。
嬢をオナホ代わりに使うなら、ラブドールでも何でも買ってAV観ててください。
「俺は客なんだぞ!」とふんぞり返られ乱暴にされて、『この人を気持ち良くしてあげたい』と思える訳がないんですから。
下手に出ろだとか、煽てていい気分にさせろなんて要求は致しません。
ただ、風俗嬢も一人の人間であることを頭に入れて遊んで下さい。
マナーを守って綺麗に遊ぶ。
嬢サイドからすれば、それだけで十分“いいお客様”なのです。
あとはやっぱり、「ありがとう」。
プレイ後やお別れ前に一言お礼を頂けるだけで、『満足してもらえて良かった。是非また遊びにいらして下さいね』と思えるものです。
社交辞令で「また呼ぶね」と言われるより余程嬉しい。
勿論、そう言って本当に指名して頂けると一番有難いのですが。
要するに、金銭のやり取りがある関係だったとしても、その時間を“人対人”として過ごして下さるお客様が一番好かれるのです。
こいつよんだらうざそう
当たりたくない嬢だわ