執筆者年齢不詳の男性
これは、元ピンサロ嬢のPから聞いた話である。
かれこれ3年ほど前の出来事だろうか。
Pが勤めていた東京の某ピンサロに、「アヤ」というナンバー1嬢がいた。
彼女は20代後半、透き通るような白い肌、Fカップの豊満な胸を持ち、背徳感漂う人妻だった。
何よりも目を惹くのは、彼女が常に身にまとっている過激な衣装。
同僚のピンサロ嬢たちは口々に語る。
「同姓とはいえ…アヤちゃんが控え室にいると、目のやり場に困らない?」
「ホント、そうだよね~(笑)」
それもそのはず。
アヤは男の性欲を逆撫でするようなスケスケのミニスリップを愛用しており、彼女自身の豊満な胸を惜しげもなく披露していたからだ。
さらにそのスリップの前面は、胸の部分以外は布がほとんど無く、ヘソとパンツが丸出しになるようにカットされている。
まるで“八の字”のごとく、前割れ状態でスケスケなのだ。
この店は、どんな衣装を身に着けようが、女の子たちの自由となっている。
しかしアヤ以外、いわゆる「エロい下着」という類の物は誰1人着用していない。
他の女の子はシャイな娘が多く、私服として通用するくらいの無難なスリップを着ていた。
そんな同僚たちなら、目のやり場に困るのも理解できる。
生理なんてどうせ嘘だろ!?
通常、ピンサロ嬢は生理中であっても、パンツを身に着けたまま接客サービスを行わなければならない。
心無い客からは、
「生理のクセに、ノコノコ出勤してんじゃねーよ!この売女!」
とサービス中ずっと罵られ続ける。
さらには、
「生理なんてどうせ嘘だろ!?」
と言われ、強引に下着に手を入れられることもある。
いったん手を入れると止めてくれる客は少なく、
「ハハハ!キミ本当に生理だったんだ!(笑)でももう触っちゃうよ!?」
と奥まで指をねじ込まれる度に膣炎を起こす。
風俗嬢で精神的・肉体的苦痛を味わうのは日常茶飯事。
ひどい女の子は、そのまま“病気”に陥ることもある。
事実、この話を聞かせてくれたPちゃんは、店を辞めて数年経った現在でも、精神科の医師すら手を焼くほどの重度の男性不信症で日々苦しんでいる。
「じゃあ何で生理の時に出勤してるの?」
そう思われた方もいるかもしれない。
店舗にもよるが、基本的にピンサロには「生理休暇」などの女の子への優遇措置は一切存在しない。
「生理だから休みたい」とせがむ彼女たちへの店の反応はこうだ。
「生理ごときで甘えんな!口と手が使えるだろ!?今すぐ来い!」
そして、休むと高額な罰金(数万円)が生じて給料を減らされてしまう。
客からのクレームに対しては、
「ピンサロは口と手さえ動けばサービスとして成立する!文句ある奴は店に来るな!チンポ抜かせてやるだけ有難いと思え!」
の一点張り。
これが“オーナー様”の方針だった。
だがしかし、生理日にまで仕事を強要されているピンサロ嬢たちも、ある意味被害者。
彼女たちもまた、理不尽な屈辱を受け続けていたのだ。
私、この店に骨を埋める覚悟でやってるから
その中で、アヤだけは違った。
エロい下着だけでは終わらない。
彼女のプロ意識には、誰もが脱帽するしかなかった。
生理中の彼女は、決まって客にこう切り出すのだ。
「あっ!私今日生理なの、ゴメンね。今日は前の方は触らないでね。その代わり、お尻の穴に指入れていいよ!」
驚いた客は聞き返す。
「えっ!?…大丈夫なの?」
「全然大丈夫だよ~。昔からアナルHするのもすごい大好きだったし(笑)」
…恐るべき商売根性である。
そう、アヤが常にナンバー1に君臨し続けられた理由はそこにあったのだ。
ピンサロ嬢とは言え、無理に過激な下着を着けたり、お尻を差し出す必要は全く無い。
ピンサロ嬢の方に対しては申し訳ないのだが…もし私が彼女たちの立場だったら、そこまでしてナンバー1になりたくないし、風俗に魂を売りたくもない。
過激な下着は、本当に好きな男性の前で身に着けてあげるべきだろう。
お尻は本来、排泄物を体外へ出す場所であり、決して異物を挿入する場所ではない。
アヤは常に語る。
「私、この店に骨を埋める覚悟でやってるから、生涯現役でいたいけど、もしダメなら裏方に回るよ」
そこまでの覚悟があるのは素直に賞賛したい。
だが困ったことに、この店の系列店は全て、「風営法違反で摘発 ⇒ 営業停止 ⇒ 閉店 ⇒ 別の場所で違法店舗を開店 ⇒ 摘発」を何度も何度も繰り返し、警察の厄介になっている紛れも無い“ブラック企業”だったのだ。
実際にアヤの働いている店も、過去に3度、風営法違反の摘発を受けており、その度に店長が警察に呼び出され、厳重注意処分を食らっている。
しかも偶然、摘発時の「違法を示す証拠写真」にアヤが写っていたそうだ。
仕事には特に支障は無かったそうだが…。
店長たちは、何度もオーナーへ改善策を提案した。
しかし横暴なオーナーは、助言を全く聞き入れようとしない。
警察とオーナー、女の子たちの悲鳴に悩まされる日々。
店長もまた、ある意味被害者なのかもしれない。
以上が、Pが見てきたピンサロの現実である。
アヤは今も変わらず、あの店で働いているのだろうか。
3年ほど経った今では知るよしも無い。
こちら拡散したいのでブログに記載させていただきますね(^^)ブログにリンクもしときます
匿名さん、ありがとうございます!
もしよろしければ、ブログのURLを教えて頂けませんか?