LINEのユーザー数は国内5,000万人、全世界で3億人と言われている。
私は最近使い始めたのだが、確かに利便性も高く、それ故に10代~20代の若者の利用が後を絶たないのだろう。
勢いが留まらないLINEだが、あなたはその裏に潜む危険性を知っているだろうか?
先日、警察署へ行った際の談笑中に聞いた話だが、最近LINEで『美人局』の被害が急増しているという。
ニュースとして報道されないのは、被害者が警察に届け出ないためだ。
美人局グループが、“カモ候補”の男性を集める方法は2通りある。
1つは、非公式のID掲示板に「セフレ募集」、「3P希望」などと書き込み、スケベ男を募集する方法。
もう1つは、10代少女の偽プロフィールで募集を書き込み、男性からメッセージが届くのを待つ方法だ。
肝心な美人局の手口は以下である。
まず本物の中学生か、中高生くらいに見える成人女性を用意し、男性と会う約束を取り付けた後、待ち合わせ場所へと向かわせる。
会った後はすぐにカラオケボックスやホテルなどに入り、まず女に密室で脱がさせてしまう。
共犯者の女は「やれることは何でもするからお金が欲しい」などと言い、男性に援助交際を迫る。
要するに、“援交初心者”を演じるわけである。
相手の男性には、身体を触らせるように仕向けるのが基本。
そして、淫行の既成事実を作ってしまう。
従来の出会い系を利用した美人局と同じ手口だが、対する買春男も多少の警戒心はあるようだ。
待ち合わせには、周囲に強面な人間がいない場所、いない時間帯を選ぶ。
特に、夜の駅前などは危ないことを知っている。
だが結局、欲望に負けて女に手を出してしまうのでは世話がない。
その後、淫行に及んでしまった男性には地獄が待っている。
美人局グループは、男性がトイレなどで席を立った際、女に相手のスマホを盗んでバックレさせる。
当然、相手の男性からスマホに電話が来る。
その時、
「おっさん、援交しちゃったね!!警察に突っ込まれたくなかったら金払え!!」
と脅すのだ。
一体いくら請求されるのだろうか?
相場は50万円である。
実はこれ、児童(18歳未満者)に淫行した際の初犯罰金刑に相当する。
それと同額を指定口座に振り込ませるのだ。
買春男はプライベートの塊であるスマホを、人質ならぬ“物質”として奪われているため、成功率が極めて高いそうである。
加害者側も、買春男とは直接コンタクトしないため、逮捕のリスクは極めて低くなる。
出会い系サイトや掲示板を利用する場合、特にアダルト系の書き込みには注意が必要だ。
私の知る限りでは、既に数名が美人局の被害者となっている。
快楽と危険は隣り合わせ、全ては自己責任でしかない。
スケベ心は予想以上に高くつく可能性があることを肝に銘じておこう。
このブログの読者諸兄には、くれぐれも気をつけて頂きたい。
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