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【100人斬り男の体験談】第23話.セフレとの沖縄旅行

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【100人斬り男の体験談】第23話.セフレとの沖縄旅行
シリーズ物【100人斬り男の体験談】

 社会人時代のある日、メールが届いた。
 前にヒモ生活をしていたセフレからだった。
 ヒモ生活が終わってからは会っておらず、メールもあまりしていなかった。

セフレ「久しぶり、○月○日から、3日間位休み取れない?」
俺「おお、久しぶり!頑張れば休み取れるかな?どうした?」
セフレ「友達と沖縄行く予定だったんだけど友達が急に行けなくなって。予約してるし、すごい楽しみにしてたから沖縄行きたいんだよ。宿泊費と交通費出すから行けない?」
俺「今電話出来る状況?出来たらかけてくれない?」

 しばらくすると電話が来る。

セフレ「久しぶり」
俺「久しぶり、ああいう内容なら電話にしてくれ、彼氏は行けないの?」

 セフレにはヒモ生活が終わってから彼氏が出来ていた。某お笑い芸人に似てると聞いていた。

セフレ「ごめん。彼氏はどうしても外せない仕事があるみたいなの」
俺「休み取れたら行けるよ、来週電話してきて」
セフレ「本当に?わかった」
俺「あと、さっきのメール、送受信とも消しておいて。その後に適当な女友達とメールして送受信ボックスのメール件数埋めといて」
セフレ「相変わらず用心深い(笑)」
俺「何が起こるかわからんからな」

 そして休みが取れた。
 沖縄に行ったことがなかったので、俺も楽しみだった。

天気が良かったら綺麗な海なんだろうな



 旅行当日、空港で待ち合わせをする。

セフレ「久しぶり!変わってないね」
俺「セフレも変わってないな」

 セフレは化粧がかなり上手い。30代前半の歳なのに20代半ば位に見える。
 化粧をしてるとやっぱり眞鍋かおりだ。

 俺達は飛行機に乗り、沖縄へ。本島に到着した。
 あらかじめ予約しておいたレンタカーを借り、首里城に向かった。
 池の周りの店でソフトクリームを買い、手を繋ぎながら観光した。

セフレ「2人で旅行は初めてだね、楽しい」
俺「そうだな~長い付き合いだったけど、旅行は行かなかったね」
セフレ「いっつもエッチばかりだったね!俺はいつもヤりたい時しか来ないんだから」
俺「そんなことないよ、あれなんだろ?」
セフレ「逃げるなー!」

 俺達は首里城を観光した後、海を見に行くことにした。
 車を結構走らせて、大きな橋を渡った記憶がある。
 プライベートビーチの看板を目印に進み、ビーチに到着。
 駐車場代を払い、海へ。
 人は少ない。

セフレ「やっぱり梅雨で天気悪いから人は少ないね」

 首里城の時は晴れていたが、海に着くまでには雨が降ったり止んだりしていた。

(天気が良かったら綺麗な海なんだろうな)

 しばらくビーチで遊んで、泊まるホテルに行く。
 プールが付いている綺麗なホテルだった。
 夕食は外の飲み屋で食べた。
 ゴーヤチャンプルとラフテーが美味しかった。

 多少飲み食いしてからホテルに帰る。
 もちろん部屋は一緒である。

俺「どうする?今回はやめておくか?お互い歳をとったし」
セフレ「来てくれたお礼でしてもいいけど、俺はそれでいいの?」
俺「まぁ我慢は出来るから大丈夫」
セフレ「大人になったねー(笑)」

 久しぶりに会った俺達だが、セックスせずに眠りについた。
 おっぱいは揉んだ。

 次の日、起きると彼女は化粧をしていた。

(なんだそのでっかい化粧ポーチは、鞄位の大きさだぞ)

「可愛いは作れる」とはこういうことなんだろう。
 みるみるうちに変身していく彼女。ファンデの下地に色々な化粧道具を塗っていき、もはや油絵みたいだ。

俺の想像してた沖縄と違う



 2日目は朝早く起き、美ら海水族館に行った。
 レンタカーで向かったが、めちゃめちゃ遠かった。
 甚平鮫の食事シーンを見たりして外に出る。

セフレ「思ったより早く終わったね、これからどうする?」
俺「沖縄を見たい」
セフレ「どういうことよ(笑)」
俺「到着してから思ってたんだけど、俺の想像してた沖縄と違うのよ。瓦の屋根で石垣があって庭にはハイビスカスが咲いてるような家が並んでる感じだと思ってた」
セフレ「本島じゃあ少ないんじゃない?確かガイドブックに書いてあった琉球村がイメージに近いんじゃない?」
俺「よし、そこ行こう!」

 琉球村には俺の想像していた沖縄があった。

俺「おーこれだ!俺の想像してたやつ!早く入ろ!早く」
セフレ「はしゃぎすぎでしょ(笑)」
俺「沖縄を見れたんだから嬉しいさ」
セフレ「ずっと沖縄だけどね。でもここは雰囲気いいね、ゆったりしていて何もかもどうでもいいやーって気分になれそう」
俺「ねぇねぇ、あれなんだろ?見に行こうよ~!」
セフレ「子供か!」

 琉球村は俺にとっては非常に楽しかったが、すぐに閉店時間になってしまった。
 近くの飲み屋でご飯を食べる。
 ラフテー旨い。

セフレ「今日いっぱい運転したから疲れたでしょ?帰り運転するから飲んでいいよ」

 俺は泡盛等を飲み完全に酔っ払った。

離れてても地球の中でペアでしょ?



 3日目、ホテルのベッドで起きる。
 記憶が無い&なぜか全裸の俺。
 セフレは化粧をしている。

(あれ?俺ヤったのか?なんかヤった気がするけど)

俺「おはよう、頭ガンガンするわ」
セフレ「昨日、完全に酔っ払ってたからね」
俺「所々思い出してきたけど、ヤったよね?」
セフレ「激しかったよ、『セフレ~』って言いながら押し倒してきてビックリしたよ」
俺「俺ゴム持ってきてないけど」
セフレ「大丈夫、安全日だし、最後は外に出させたから」
俺「マジか、全く覚えてないわ」
セフレ「思い出すためにもう1回やる?(笑)」

 ベッドに近づいてきてガウンを外す。
 俺達は朝からセックスをした。

 最終日は国際通りに行った。

俺「シーサー欲しい…あるかな?」
セフレ「絶対売ってるから安心しなよ」

 国際通りに着く。
 ちょっと歩くと、個人経営の置物屋があった。

俺「シーサーがある」
セフレ「ここで買うの?もっと先にもあると思うよ?」
俺「ちょっと見たい」

 俺は5センチ位のシーサーを手に取った。
 裏の値札を見ると、2,000円と書いてあった。

(小さいのに高いな、ペアで買ったら4,000円か)

おばあちゃん「シーサーかい?それならペアで買ってくれたら3,000円でいいよ」
俺「本当に!?買う!」

 シーサーを包んでもらった俺は上機嫌だ。

セフレ「良かったね」

 しばらく歩くとドンキホーテのようなお土産屋が見えた。25センチ位の大きなシーサーがあり、値段はペアで1,000円だった。

俺「ねぇ、あれ見て」
セフレ「(笑)」
セフレ「返品してきたら?」
俺「でもわざわざ値下げしてくれたし、返品しづらいよ」
セフレ「じゃあ私がさっき買った方買うよ」

 セフレは俺に3,000円を渡してきた。

俺「いいよ、これで我慢する」
セフレ「大きいの欲しいんでしょ?私小さいのがいいからさ、ほら買ってきな」

 俺は先ほど買ったシーサーを渡し、大きなシーサーを買いに行く。
 さすがにデカいので郵送してもらった。

俺「郵送してもらった!」
セフレ「良かったね、ハイ!」

 セフレはビニール袋を差し出してきた。

俺「なんか買ってきたの?」

 中を見ると、先ほどのシーサーが片方入っている。口が閉じた方だ。

セフレ「プレゼント、2人で1つずつ持とう」
俺「え?いいの?シーサーはペアで飾った方がいいんでしょ?」
セフレ「離れてても地球の中でペアでしょ?地球を魔除けしてくれるよ」
俺「そんなもんか?(笑)ありがとう!」

 俺達は飛行機に乗り、それぞれの家に帰った。

 最近、セフレから連絡があった。
 勤めていた会社を寿退社し、今月結婚したらしい。
 あのシーサーは、嫁入り道具として持って行くようだ。

第24話合宿教習中の彼女
3.5 rating

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