シリーズ物【愛すべき異常性癖者たち】
友人のH君は30歳。
一流大卒、一流企業のサラリーマンだ。
俳優の大森南朋に似ていて、まぁ普通にイイ男である。
そんな彼の性癖は「年上好き」
これだけ聞いたら普通なのだが、その年上っぷりときたら半端ではない。
「お姉さん好き」や「熟女好き」どころの話ではなく、
「老婆」にしか性的欲求が湧かないという。
老婆としかセックスができない性癖の彼は、とある老舗旅館の古女将さん(78歳)と恋に落ちた。
それは例外だが、基本的には亭主に先立たれた一人暮らしのお婆ちゃんと付き合うケースが多い。
女性は男性よりも寿命が長いので、一人暮らしのお婆ちゃんは掃いて腐るほどいる。
お婆ちゃんの何が良いかというと、「今の女には無い、昭和初期の恥じらいを持ってるとこ」だと言う。
それでは、セックスはどうなのだろうか?
俺の中での老婆は『粉しか吹かない』と思っていたのだが、80歳過ぎてもちゃんと濡れ濡れになるそうなのだ。
歯の無い口でのフェラの気持ち良さや、生でヤれるメリットなど、目を輝かせて老婆とのエロ体験を話してくるのだが、俺のチンチンは全く反応しない。
お婆ちゃん子の俺としては、どうしても自分の婆ちゃんを想像してしまい、チンチンが学ランの第2ドタンのように縮み上がる。
男が爺さんになると勃起もしなくなるが、女は80歳過ぎても、ちゃんと男を受け入れられる状態になるし、若い女のように嫉妬もするらしい。
もう、女は化け物である。
ただ、そんなH君も彼女たちとは失恋を繰り返す。
別れの度に、俺は居酒屋へ呼び出され、自棄酒を飲むH君を慰めるのである。
別れの主な原因は…
『老衰』である。
ちなみに、歴代の“彼女”はほとんど大往生なのだそう。
“彼女”との別れが来ると、H君は「実の孫でもそんなに泣かんだろ」ってくらい泣く。
ただ、彼の本気の涙を見ていると、死ぬ直前まで「女」でいることができた彼女たちの幸福感を想像して、お婆ちゃん子の俺は、なんだかもらい泣きしてしまうのだ。
H君は現在、生け花教室の先生と恋愛中。
比較的若い70代中盤の彼女、老衰までにはまだまだ時間がありそうだ。
異常性癖者も十人十色。
もし、あなたの周りに変態がいたら、煙たがらずに話を聞いてみよう。
次回をお楽しみに。
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【愛すべき異常性癖者たち】規格外の「年上好き」
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