
読者投稿30代後半の男性
風俗でハズし…出会い系でも見つからず…。
俺は悶々とした日々を過ごしていた。
そこで頭に浮かんで来たのが、東京の出会い喫茶だ。
以前、大宮で散々痛い目に遭ったのに、性懲りもなくまた…と思うかもしれない。
だが今度は東京の、東京の(2回言っておく)出会い喫茶なのだ。
東京の出会い喫茶ならば、女の子がたぁ~くさん居て選び放題(だと思う)。
行くしかないっしょ。
まずは「池袋 出会い喫茶」で検索。
(んっ!この店に行ってみるか)
そう直感で決めたのが、出会い喫茶『MANKI』だった。
入店料は2,000円、名前、住所、携帯電話の登録も無しという謳い文句。
俺はこの店に潜入する事を決めた。
うちはサクラは一切いません
一路、東京は池袋に向かった。
着いたのは午前11時頃。
何となく、東京の街に活気が感じられない。
無理もない。
長引く不況で労働賃金は減る一方…雇用もままならない状態だ。
国家の危機に、出会い喫茶で美味しいコーマンを買おうなんて…。
だが考えてみて欲しい。
コーマンを売りに来ている女の子にも生活があるのだ。
微力ながら、そんな子に援助の手を差し延べられれば、冷えきった日本経済にも貢献できよう。
俺は熱い使命感に燃えた(スケベ心とも言う)。
ガラケーの小さな画面の地図を頼りに、やっと某ビルを見つけた。
エレベーターに乗り、出会い喫茶『MANKI』のある階に到着。エレベーターを降りるとすぐに入り口を発見。
ドアを開け、幅1メートルの真っすぐ伸びる廊下の先、正面に受付のカウンターがある。
このカウンターの右側が女の子の待合室、左側が男の待合室だ。
カウンターで黒服の説明を聞く。
俺は過去の経験から黒服に、
「ここはサクラは居ないの?」
と軽くジャブ。
黒服「うちはサクラは一切いません!」
俺「ホントに?」
黒服「ホントにいません!」
少し苛立っている様子。
まぁ疑ってみたところで始まらないし、2,000円を支払い受付を済ませた。
この店のシステムは、まず入店料が2,000円かかる。
女の子と交渉するのに3,000円、この金額は何人交渉しようと変わらない。
店に合計5,000円を支払えば、当日は店内の女の子と何人でも交渉する事ができる。
女の子を連れ出す場合は、相手に5,000円以上を支払うという取り決めだ。
つまり、女の子を連れ出すには最低1万円が必要となる。
この店は男の待合室と女の子の待合室が隔離されていて、直接女の子を見る事は出来ない。
それではどうやって見るかというと、女の子の待合室に防犯カメラのようなモノが設置されており、その映像が男の待合室のパソコンに配信されるのだ。
男はパソコンでカメラを遠隔操作しながら女の子を物色し、気に入った子が居たら黒服を介して交渉する。
男の待合室に入ると、俺の他に先客が1人居た。
彼は黙々と漫画を読んでいた。
ここは大宮のマジックミラータイプの出会い喫茶と異なり、待合室は明るい。
そこそこ健康的な雰囲気を醸し出している。
俺は早速パソコンにかじり付き、カメラを遠隔操作でぐりぐり回して物色する。
物色する…。
物色…。
女の子1人しかいねーじゃん!
まさかこんな事をしに来てないですよね?
入店した際、受付のカウンターからチラッと見えた女だった。
見た目は20代前半、パステル調の服を着ており、雰囲気は悪くないが…どうしてもヤリたいかと問われれば考えてしまうレベル。
(東京の、それも欲望渦巻く池袋なのに、女の客は1人かい…。ま、不況だし平日だし…)
意気消沈する自分に言い聞かせた。
程なくして、JD風の黒髪ショートカットの女の子がご入店。
(やっぱり東京の出会い喫茶は違うぜっ!)
今度は勝手に盛り上がる(笑)
解像度の低いカメラで凝視するも、ルックスがよく分からない。
それでも、『概ねタイプだな』と辛うじて感じ取る。
指をくわえて見ているだけでは始まらない。
(やっぱ、直談判でしょ!)
黒服を呼び、
「この子と話させて」
と3,000円を支払い交渉権を得た。
黒服に交渉ルームへ案内される。
交渉ルームとは言っても、壁に出来たヘコミみたいな場所で、入り口にカーテンがあり広さは半坪ほど。
横に並んで座るとすぐ目の前に壁がある。
壁の注意書きには、
店外デートは女性に5,000円お支払い下さい。
※売買春等の行為は固く禁止します
と書いてある。
『売春の斡旋はしてません』というアピールなんだろう。
黒服に交渉ルームへ通された後、すぐに指名した女の子が横に来た。
遠隔操作のカメラで見た時よりも残念な感じ。
気合いを入れて来たのか、目の回りのくまどりがキツイ。
JD「あっ、こんにちは。初めまして。選んでもらってありがとうございます」
俺「は、初めまして。ど、どうも…」
JD「あ、あの…今日はどんな目的で来てるんですか?」
俺「あ、いや、その、えっと…」
躊躇していると、JDは壁の売買春禁止の貼紙を指して
「まさかこんな事をしに来てないですよね?」
といきなり予防線を張ってきた。
俺「それをヤリに来たんだけどwwwっていうかそれ以外何するの?w」
言えなかった…。
俺「ん、ん、うん!と、当然じゃないですかぁ!」
心にも無い事を言ってしまった。
こうなるともう向こうのペース、怒涛のトークラッシュを受ける。
JD「はぁ、良かったですぅ。安心しましたぁ。そういう人だったらどうしようかと思っちゃいましたぁ。いい人で良かったですぅ。いまぁ、バイトとか無くて大変なんですぅ。お腹とか減っちゃって、良かったらこれで(注意書きの5,000円を指しながら)ご飯でも一緒に行きませんかぁ」
必死過ぎて少し引いた。
俺「えっ!?ご飯食べさせて更になんにも無しで5,000円あげてまたねってか?んなバカな話あるかwww世の中そんな甘くないっしょw」
言えなかった…。
俺は心の中で『ダメだこりゃ』と呟いた。
ねぇ、これからどうする?
俺「あっゴメン、何だかカメラの画像と違う感じで…ちょっとタイプと違うかな」
JD「えっ?何がいけないんですか?」
ここで食い下がってくる。
俺「ん、ん~。ちょっと化粧が濃いところとか、苦手なんだよね(汗)」
JD「はぁ…」
俺「じゃ、そういう事でゴメンね」
俺はそそくさと交渉ルームを出た。
JDは獲物を取り逃がしたという体でがっくり肩を落としていた。
気の弱い男だとペースに乗せられてハマッているかもしれない…お~怖っ!
また待合室に戻る。
(俺はもう3,000円払ったし、最初に居た女の子とも話してみるか)
黒服を介し、入店時から居たパステル調の服の子を指名、交渉ルームに入った。
俺「あ、どうも、こんにちは」
「こんにちは~っ。もう、アタシは最初から居たのに何であの子に先に声かけるかなぁ~っ」
俺「いや、ゴメンね~。スルーしちゃってw何となく、何となくだよww」
笑ってごまかす。
パステルカラーの女を近くで見ると、美人ではないがタレ目で愛嬌のある顔をしていた。
ヤリたいレベルは10段階で言えば5ってところか。
話しのノリはいい感じだった。
軽く他愛もない話しをしていると、
「ねぇ、これからどうする?ここだとさぁ、ほら(売買春禁止の貼紙を指して)いろんな話しも出来ないでしょ。とりあえずさぁ、ここを出てご飯でも食べてそういう話ししようよ」
と女が言ってきた。
「ん、ん…………」
俺が逡巡していると、
「ね!ね!」
と決断を迫ってくる。
「ええぃっ!これも社会勉強だなっ、行くかっ!」
意を決してその女と店を出る事にした。
さっき蕎麦って言ったじゃん
俺と女はビルを出た。
池袋の街は晴れていて、日差しが眩しかった。
俺達は横断歩道を渡り、ビルと道を挟んだ向かい側の歩道に来た。
ちょうど昼時だ。
俺の中での2人は擬似恋人。
街をぶらつきながら、何を食べるか相談プレイで決めようと思っていた。
俺「何食べる?その辺歩いて探そうよ」
「え~っ、ここのお蕎麦屋さんでいいじゃん」
俺「でもさぁ、せっかくなんだからいろんなお店見てみようよ」
「あたしぃ、ここのお蕎麦が食べたいのぉ」
俺「ん、んん。じゃそうしよう」
まぁ、そう言うなら仕方がない。
入った店は、肩を寄せ合ってやっと15人くらい座れる狭い蕎麦屋だった。
女は天丼を注文する。
(さっき蕎麦って言ったじゃん!)
小さい事を気にしてはいけないと自分に言い聞かせる。
俺はせっかくなので蕎麦を注文した。
狭い店で昼時なので相席だ。
どうもそのテの話しはしづらい。
女はそんな事を気にも留めていないようだ。
隣の推定40歳くらいのおじさんに、「出会い喫茶でさっき出会ってこれから金払ってコーマンしに行く」雰囲気丸だし(笑)
何というデリカシーの無い女と男。
女は自称23歳、アスカ(仮名)と名乗った。
大学を出て、今はフリーターをしていると言う。
そして司法書士の資格を大学時代に取得済みだとか。
(えっ!?君が……?)
どうひいき目に見てもそうは見えない。
俺「へぇ、なんだか狐に摘まれたような気分。人は見かけによらないんだねw」
アスカ「そうなのょ。賢いのを馬鹿っぽく見せるのって難しいのょ~」
・・・
(やっぱこいつ馬鹿なんじゃないか?)
ま、取り敢えず信じるとしよう。
かなり前、池袋の出会い喫茶で知り合ってホテルに入り、金の支払いで揉めて殺人事件になった話をした。
Memo池袋出会いカフェ女子大生殺人事件 裁判傍聴記録
アスカは当然知っていた。
アスカ「あの子はマンキに居た子じゃなくて違う出会い喫茶の子だょ」
本人とは顔見知りではないが、やはり出会い喫茶嬢の独自の情報網があるようだ。
そしてアスカはプロの出会い喫茶嬢…と言ったところか。
俺「あんな事件があると怖くない?」
アスカ「怖くないって言ったら嘘だけどぉ、大体本人を見ればねぇ…分かるでしょ」
どうやら俺は安全牌らしい(笑)
ただ、こんな話しも隣のおじさんに全部聞かれていた…。
高い金を払うコーマンにこんなホテルは嫌だ
食事も終わり、俺達は蕎麦屋を出た。
店の前の歩道で、
「じゃ、どうする?」
とアスカが本題に入った。
俺「そうだね、Dキス、生F、ゴム本でアスカちゃんの取り分が総額2でどう?」
アスカ「ん~じゃあホテル代込みで総額3は?」
値切るのも何だし、ホテル代が5、6千円するからまぁいいかと思い、
「ん、ああ、いいよ」
と条件を飲んだ。
そこからは交渉成立という事で、手を繋いでラブラブ気分でルンルンデート。
途中コンビニに寄り、買物をしてラブホ街へ…。
池袋のラブホ街は俺にとってアウェーだ。
「手を繋ぐ」と言うより、「手を引かれて」と言ったほうがしっくりくるかもしれない。
目の前に現れたのは薄汚いピンクのラブホ…。
汚いだけあって値段も破格、看板には「40分2,000円~」の文字が。
(マジかいw)
そう思っていると…
アスカ「ここがその殺人事件があったラブホだよ」
(…マジかい!)
俺「こ…ここなんだ~へぇ~」
若干ビビリながら答える。
アスカ「さ、ここに入ろ」
(えっ………!ここ?この殺人事件があったラブホ!?)
せっかくの高い金を払うコーマンにこんなホテルは嫌だ。
俺「え゙~ここぉ~嫌だよ。せっかくなんだもん、もっと綺麗な所に行こうよ」
アスカ「いいから、いいから、ねっ!取り敢えず入ろうよ、取り敢えずだからね」
手を繋いでいたので半ば強引に連れ込まれた。
渋々、俺は受付でスタート料金2,000円を支払う。
1階のフロントのすぐ横の部屋に通された。
外側も汚いが中も汚い。
照明は蛍光灯、明かりは塞ぎきれない窓のメクラ板から漏れた光だ。
つくづく後悔した。
だが入ってしまったものは仕方がない。
はい、シックスナイン取りやめ
アスカ「じゃ、シャワー浴びよ」
そう言いつつ1人で脱ぎ始めるアスカ。
俺「ちょっ、待って俺に脱がさせて」
やっぱり女を脱がすのは男の楽しみでしょ!
パステル調の服を脱がすと…ボヨョョ~ン!
全体的に少し緩んだ身体だった。
(まぁしゃあない、乗りかかった船だ)
俺も服を脱ぎ一緒にシャワーを浴びた。
こんな時でもドーピング(バイアグラ)をキメた俺の身体は頼りになる。
既にチンポは臨戦体制に入っていた。
シャワーを終えて身体を拭きベッドへ。
アスカのプレイはどことなくおざなりだ。
ベッドに寝てから雑なキスをし、体勢を変えてシックスナインでクンニに突入…。
(うっ!)
・・・
(少しオイニーがっ…!)
はい、シックスナイン取りやめ。
ちょっと厳しいので仁王(臭うだけにw)立ちフェラに変更した。
あくまでもアスカのプレイは雑だ。
アスカ「あたしフェラ好きじゃないんだよね~」
俺「え~、ちょっとくらいしてよ~。お願いだよ~」
少し強引にアスカの口にチンポを突っ込む。
アスカ「え~だってぇ嫌なんだも…モゴモゴ…」
両手でアスカの頭を押さえつける。
アスカ「ん、ん、んご、ん~ん~っ」
声にならない声を上げる。
俺「頼むよ~。お願いだよ~」
腰を振ってアスカの口を犯した。
抵抗するアスカ…。
これが妙に興奮させられた。
(Yes!リアルイラマチオ!)
何故だろう、微塵の心もこもっていないフェラに興奮するのは。
アスカ「んご、んごっ…」
その時、圧倒的な快感が来てしまったのだ。
ものの2、3分の出来事だったろう。
俺「あっ、ダメだっイッちゃう!」
臨界を超えたチンポはどんな事をしても止められない。
俺はそのままアスカの口に大豪射…
しようと思ったらアスカは直前で俺のチンポを離し横に向けた。
俺のザーメンは放物線を描いて宙を舞い、空しくシーツの染みとなった。
さっき家庭教師のバイトだって言ったじゃん
我ながら情けない気持ちでいっぱいになった。
俺「未遂!」
アスカ「え~っ!既遂だよ」
そそくさとティッシュで拭く俺。
俺「あ~あ、イッちゃった。2発目は頑張るよ」
アスカ「え~っ!アタシ忙しいのぉ。これから家庭教師のバイトがあるしぃ~。1回イッたんだからいいじゃない」
俺「えっ!?これで終わり?そんな~もう1回お願い」
懇願した。
アスカ「え~、だってこれから約束があるんだもん、ダメ~」
にべもなかった。
俺は『この女に何を言ってもダメだな』と思い諦めた。
出会い喫茶絡みの殺人事件が起きる理由が解るような気がした(不謹慎)。
総額3万円、ホテル代が2千円…アスカに取り分の2万8千円を渡した。
凄く質の悪い風俗でぼったくられた気持ちになった。
アスカには虚言癖があるようだ。
司法書士関係の基本的な質問をしたら、しどろもどろな答えが返ってきた。
俺達はシャワーを浴びてホテルを出た。
ホテルには30分も居なかっただろう。
俺は頭に来ていたが、高い授業料を払った代償に、もう少しアスカを観察しようと思った。
一緒にホテルを出ると、再び出会い喫茶『MANKI』に戻る。
勿論アスカも一緒だ。
(さっきこれから家庭教師のバイトだって言ったじゃん!)
俺は心の中で突っ込んだ。
でも口にはしなかった。
彼女は嘘の塊だ。
正論をふっかけたところで、また嘘の上塗りをするだろう。
無駄な問答はしたくない。
アスカは待合室に戻って行った。
考えてみれば、俺はアスカの行動パターンに完全にハメられていたのだ。
昼ご飯の場所、条件交渉、そして格安ホテル。
トドメは短時間で終わらせて、自らの取り分を最大化させる。
俺の早漏は嬉しい誤算だったろう。
昼ご飯もそうだ。
離れた場所では、あの殺人事件があった格安ホテルに行けなくなってしまう。
あのホテルは、出会い喫茶嬢の御用達なのだろう。
殺された女子大生も、同じようなパターンだったのではないだろうか。
俺は犯人に少し同情した(不謹慎)。
アスカは再び待合室で獲物を待っている。
まるで女郎蜘蛛が巣を張るかのように………。
こうして、俺の出会い喫茶『MANKI』潜入ルポは終わりを告げた。
もう二度と出会い喫茶には行きません(多分)。
実際に店舗を利用した方へ、アンケートにご協力下さい

拝啓 風俗店・ライト風俗店経営者様へ

自分も5年前?出会い喫茶何度か行きましたが、おかしいのが多かった感じです(笑)
ななしさん、出会い喫茶はアレな女性の巣窟ですからね…(笑)
お気に入りの娘を見つけられれば、人によっては良いサービスなのかもしれませんが、基本的にはハイリスクローリターンの場所ですね(笑)