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デリヘルの珍客「育成願望アリ」

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デリヘルの珍客「育成願望アリ」
【出典:アプリパーティ】

読者投稿30代後半の女性

 友達がデリヘルをOPENした。
 女のコが足りないそうで、1ヶ月だけ手伝った時のこと。

 フリー120分、プレイ場所は自宅、40代後半くらいの風俗マニア。

 デリヘルがイヤなのは、客の自宅に行かなければならないこと(ホテヘルは例外)。

 客の自宅に到着。
 かなりボロボロなアパートだ…。

私「お邪魔します~♪はじめまして~♪Yで……す…」

 何故か玄関にバイブ落ちてる。

客「上がって上がって~♪汚いとこでごめんね~」

私「…玄関にバイブ落ちてるよ?」

客「あ~それ気にしないで」

(あ~気にしなくてイイんだぁ~帰りてぇ~)

 部屋に入ると、風俗雑誌が山のように積んである。

私「凄いね~風俗好きなんだね~」

客「デリは好きだね。1日2人とか呼ぶよ」

私「…そうなんだ~凄いね~」

 どう返事していいか分からない時は、「凄いね~」で誤魔化す私。

客「Yちゃん何飲む?」

私「いや!喉乾いてないから大丈夫!」

客「お~!さすがだねYちゃん正解だよ!」

私「…は?なにが?」

客「やっぱり信用出来るまで、客から出された物は口付けないほうがいいよ!何が入ってるんだか分からないからね!」

 自信満々に話す客。

私「え~!そうなんですか~?知らなかった~!」

(チッ!バレてやがる)

客「Yちゃん!僕が立派なフードル(風俗アイドル)になれるよう色々教えようか~?」

私「え~!いいんですか~?でも申し訳ないし…」

(はぁ~マジ帰りてぇ~フードルっつう歳じゃねぇし)

客「じゃあイチから教えてあげるね!まずはイイ客と悪い客の見分け方からね…」

 立派なフードルになる為の講義が延々と続く…。

 自慢気に風俗の知識を話す客。

 それを初めて知ったように聴く私。

 調子こいてノリノリで話す客。

 身振り手振りで、客の心を掴む方法を伝授する客。

 笑いを我慢する為、太ももをツネリながら話を聞く私。

 携帯が鳴る。

 ニヤけながら携帯に出る私(終了時間10分前)。

私「お時間になりました!凄く為になるお話有難うございました~!」

客「…え?まだ話しかしてないよ~」

私「ごめんね♪」

客「ま~いいや♪あのさ他の女のコに僕のこと言う?」

私「え?言いませんよ~なんで?」

客「いやさ~『今日はイイ客に当たって嬉しい♪』とか言っちゃうのかな~とか思ってさ…」

私「…ですねぇ!言っちゃうかも♪」

客「うふふっ♪俺って風俗の女のコに凄く好かれるんだよね~」

私「…ですよね~凄いね~♪帰りますねぇ…」

 そう言いながら、バイブの転がってる玄関に行く私。

 もう一度バイブをよ~く見ると、変な毛が絡まってるのを発見…。

 吐きそうになりながら、

私「…バイブは片付けたほうが良くない?(毛も付いてるし)」

客「あ~気にしないで!大丈夫だから!」

(私が大丈夫じゃないわ!ボケが)

客「Yちゃん!またね~♪今度会うときは立派なフードルになってたりしてねぇ~グフフッ

私「…お邪魔しました」

 ちなみに、この客は道北に住んでいる既婚者だが、





デリヘルを呼ぶ為だけのアパートを札幌に借りている。





 お客さんの中には、

「気に入った女のコが売れた」
「自分が育てて売れた」

 それが嬉しくて風俗にハマる人も結構いる。

 でも…まずは毛付きバイブ片付けたほうがいいと思う。

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