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【デリヘル経営者が参る!】「売れないデリヘル嬢」の一日

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【デリヘル経営者が参る!】「売れないデリヘル嬢」の一日
シリーズ物【デリヘル経営者が参る!】

 さて、今日は「売れないデリヘル嬢の一日」です。
 かなり悲しい一日ですよ(苦笑)
 以下では売れないC嬢をモデルケースにします。


C嬢のプロフィール


年齢:48歳
身長:160cm
バスト:80のA ウエスト:57 ヒップ:83
勤務時間:10:00~17:00
備考:風俗歴が20年以上の既婚の奥様。パートに行ってる事になってます。子供が1人いて、旦那さんはサラリーマン(土日祝日休み)です。



 C嬢の出勤は9:45前後、事務所1番乗りです。
 店自体は11:00から営業開始なのですが、電話は9:30前後から受け付けています。
 稀に9:30前に電話が鳴り、「今から来れる嬢、いる?」という問い合わせが入ることがあります。
 そんな時にC嬢の出番となります。
 大抵こういうお客さんは、年代や体型は何も言ってこないので、こちらも「今いる嬢をすぐに向けます」とだけ答えてC嬢を派遣します。
 ただし、「稀に」ですので、そうしたことはそうそうありません。
 大半は営業開始から待機に入ります。


B嬢のタイムスケジュール



9:45

出勤、待機開始。

17:00

待機終了、帰宅。




 ウソだと思いますよね?
 売れない嬢の一日ってこんなものなんです。
 あってもショートが1、2本。

 デリヘルの仕事は本当にシビアで、嬢にも「赤字」が発生するんですよ。
 出勤時の交通費は出ませんし、お昼ご飯代、喫煙嬢の場合はタバコ代も自己負担です。
 なぜ仕事が無いのか?
 写真及び本指名が入らないからなんですね。
 写真に関しては、事務所も努力はしてるんですよ。
 本指名は本人の努力次第、こればかりはどうにもなりません。

 デリヘルでの客からの問い合わせは、大きく分けて4種類あります。

①本指名
②写真指名
③新聞・雑誌のフリー(客が好みを言うので、それに近い嬢が仕事に行く)
④常連様のフリー(何度か店を利用していて、店を信用している常連さんの完全お任せ。責任重大)

 売れない嬢は新聞や雑誌のフリーで自分のオファーを待つか、本指名を待つ、もしくは呼ぶ。
 そうでなければ仕事に行けません。
 好みは人それぞれですから、「売れていないから何か問題がある」と一概には言えないのです。
 新聞や雑誌のフリーで仕事に行ったら、そのまま本指名になることはあります。
 いかんせん、その件数が少ないので『売れていない』ということになるのです。

 以前の記事で書いたA嬢B嬢が、このC嬢と一緒に待機することを考えてみてください。
 B嬢は出勤したらほとんど事務所に戻ってこない。
 A嬢は行って戻り、少し間が空いてまた仕事。
 その間、C嬢はずっと事務所にいるわけです。
 動いている嬢を横目に、動かない自分への苛立ちや、動いている嬢への嫉妬でけっこう空気が悪くなります(苦笑)
 店としても動かしてやりたいので、本指名か新聞や雑誌のオファーが来ないかを祈ります。(苦笑)

 この仕事って、本当に不公平だと思います。
 仮に性格がいくらドス黒くても、見てくれが良かったら仕事に行けるんですから。
 性格の悪さは、客の前でだけ封印してれば良いんですからね(苦笑)

 以前、売れない嬢に話したことがあります。
「向かないから、普通の仕事にしたほうがいいよ」って。
 でも悲しいかな、普通の仕事には就けないんですよ。

 まず、デリヘル嬢は日払いで給与を得ます。
 当日に入った給与で、その日と翌日の生活を賄います。
 一般の仕事は1ヶ月働いて、月末近くに給料を貰います。
 つまり、デリヘル嬢が普通の仕事に戻るためには、1ヶ月間お金が入ってこない生活を耐えねばならないわけです。
 言い換えると、2ヶ月生活できる額を稼いでからじゃないと普通の仕事に戻れないんです。

 風俗どっぷりの生活をしてきた人は、規則正しい生活と長時間の仕事が苦手です。
 1日8時間、9時間拘束とか我慢できません。
 さらに、風俗は1本当たりの単価が高いですが、一般の仕事の時給は低いです。
 それもモチベーションを下げる要因になっています。
 結局、一般の仕事に戻るよりも、『風俗のままで良い』という決定を自分の中で下してしまいます。
 本人の意思の弱さが、風俗から抜け出せない一番の原因なんです。

 お金以外の理由で、『風俗で働こう』と考えている人もいます。
「どうぞ自己責任でやってください」としか言えません。
 経営者が言うのもなんですけど、風俗嬢にならなくて済むなら、ならないほうが良いです。

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