知人の営業マンは新幹線などでの移動の際、暇つぶしに出会い系サイトの掲示板を覗くのだそうな。
そして、援助交際相手を募集している女性の書き込みにメールを送るらしい。
ただただ、暇つぶしのためだけに。
今回のターゲットは54歳の女性。
なんでもその女性、エッチすることも会うことすらもNGだけど、『私の口座にお金を振り込んでください、援助してください』と書き込みをしていた図太い神経の持ち主だったそうな。
彼は言葉巧みに、彼女の本名と銀行口座番号をメールで聞き出すことに成功し、おまけに写メもゲットしたらしい。
彼曰く、
「ひまわり畑を背景に撮ってあって、しかもふつ~のおばちゃんなんよw」
そして、翌日になってもお金が振り込まれない女性。
苛立って彼にメールを送ってきたんだそうな。
この詐欺師!嘘つき!私をだましたな!
それはもうおかんむりで。
まあ、気持ちは分からないでもない。
彼女にしてみれば、滅多なことでは教えたくない個人情報を漏らしてしまったのだから。
だがしかし、時間が悪かった。
その彼にメールを送ったのは午後2時過ぎ。
銀行が閉まる午後3時以降だったなら、また違ったのかもしれない。
あのなぁ、俺、今銀行に来てるんよ。
これから22万を入金するとこなんやけど、端数の2万をおたくの口座に振り込もうと思うとったんやけどな。
それをなに?俺のこと嘘つき?詐欺師?ようそんなこと言えるね。
女性は慌てて、『ごめんなさい、ごめんなさい』と平謝りのメールを送ってきたんだそうな。
もちろん、彼が銀行に居るというのも、お金を振り込むつもりだったというのも嘘。
図々しい援助女をからかうために、メールでひと芝居を打っているだけ。
さらにメールでの攻勢が続く。
だいたいな、エッチすることも、ましてや会うことすらしようとせずにお金を振り込めだと?そんなふざけた話があるかいな。
ま、でも、あんたみたいな女と誰が好きこのんで会うかいな。
冗談は顔だけにしとけやw
54歳にもなって出会い系で金をせびるなんて哀れよのーw
○○○(女性本名)54歳の夏おわるw
あれ?返事来ないけど泣いてんの?w
いきさつを楽しそうに教えてくれた彼のクールな笑顔を見ながら、『この人を敵に回すと怖いよな~』と思った私です。
その後、彼女の書き込みは見かけなくなったそうな。
彼曰く、
「そのおばちゃんの口座番号のメール、まだ消してないんよね。何かの役に立つかなと思うて」
さっさと消しなさいw
スカッとした