読者投稿25歳の女性
私には彼氏がいたことがありません。
『自分は鈍感なんじゃないか…?』と思って友人に相談したら、「そうだよ、バカっ」と言われて最近やっと自覚しました。
趣味、ファッション共に、モテとはほど遠い。
いや、モテだけではなく、女子として好かれるにも縁遠いような道を歩いてきました。
ライブハウスでも学校でも、モテるのはゆるふわ系やギャル系であり、根暗ロック娘は論外です。
そういった全身から滲み出る自信の無さが、恋愛対象外になる理由のひとつだと思います。
異性として好かれる、恋される、愛される。
全部、人格や見た目では無理だと思いました。
一時期の私は、何もかもどーでもよくなって、全身の毛を生えるままにし、服も一日中寝間着、それで平気で外出し、今より10キロは太っていました。
「女として好かれる」なんて幸せは無理なんだ。
人間として、友人として好いてくれる人は多いけれど、女として見て恋してくれる人なんていないんだ。
友人は言う。
「人間として好かれたほうがいい」って。
でも、それは異性として好かれたことがあるから言えるセリフなんでしょう。
ないものねだりです。
そんなまま、25歳になりました。
ある日、『どうせ恋されないままで死ぬんなら、セックスは経験して死にたい』と思いました。
一念発起し出会い系サイトに登録。セックスだけを頭に掲げて。
そして、セックスしました。気持ちいいもんでした。『生きたい』と思いました。
出会い系サイトに登録してから5キロは痩せました。
セックスしてから、肌の艶が良くなりました。
幾分、心も晴れやかになったようでした。
でもネクラはネクラなので、どこかに虚しさがありました。
セックスはセックスです。恋愛ではありません。
気持ち良くなって、満たされた気持ちになっても、相手にとっては「ただのセックスした女」であり、それ以上でもそれ以下でもないでしょう。
『心の穴と下の穴は繋がってないんだな』と思いました。
でも、そのうち割り切れるようになるんでしょう。
もっとセックスをセックスとして、楽しめるようにもなっていくんでしょう。
ちょっと、生理前でセンチメンタルになっただけです。
身体だけなら、一瞬の幻想でも愛されている気がする。
ひとりの人間として愛されることがなくても、その一瞬の幻想があれば、生きていける心地がします。
何が言いたいかといえば、生理前の精神状態はこんなにも暗かったり、どうでもいいことを考えてしまうのが、“女”という面倒くさい生物であることを伝えたかったんです。
生理になっても、終わればケロッとするもんなんですよ。
女って面倒くさい生き物ですね、女で良かった!
ネクラ女が出会い系サイトを使ってみた
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