風俗嬢にとって、武器でもあり生命線でもあるのが「宣伝材料用写真」です。
宣材写真の出来がいいのと悪いのとでは大違い!
「天国と地獄」と言っても過言ではありません(笑)
まずは、宣材写真がどのような手順で出来るのかをお話しましょう。
いいのかな~、暴露しすぎな気がする(苦笑)
宣材写真が出来るまで
1.スタジオ、カメラマンを決定する。
2.スタジオに予約を入れ、嬢に撮影日時を告知する。
3.嬢に撮影パターン、ポーズ数を告知する。
4.運営側で嬢個別に「どういう衣装、ポーズで取るか」を考え、ドラフトを作る。
5.カメラマンと撮影についての打ち合わせをする。
6.3で告知した撮影パターン、ポーズを嬢から提出させ、個別に打ち合わせをする。
7.撮影する(経営者も立会う)。
8.出来上がった写真をROMで受け取る。
9.撮影費を支払う。
特に大事なのが4~6。
経営者の立会いは趣味ではなく、立ち会うことで良い意味での緊張感が走ります。
撮影に掛かった費用はお店持ちですが、中には自分でスタジオやカメラマンを抑えて撮影し、写真を持参するツワモノもおります。(笑)
このくらい気合が入る撮影スタジオは、天下分け目の関が原の合戦並み!
今は風俗の宣伝もネットが主流、写真の出来が仕事の量を左右します。
「奇跡の1枚」でも取れたら、2ヶ月は食いっぱぐれが無いんですよ!
そりゃあ、真剣になりますわな(笑)
しかし、悲しいかな「写真に映える女性・映えない女性」がいるのが現実。
両者の間では、何が決定的に違うのか。
実は面接の時点で、売れるか売れないかが大体分かります。
私はデリヘル経営者として、多くの女性を見てきましたからね。
「映えない女性」に共通して言えるのは、
①目つきがよろしくない。
②顔に「イヤな雰囲気」がある。
③口の端が話している最中に歪む。
④言葉遣いが間違っている。
⑤口調が馴れ馴れしい。
特に①と②は、それまで生きてきたモノが出ますから致命的です。
顔にボカシを入れてもダメですから(苦笑)
よく小説を読むときに使われる、「行間を読む」という表現。
行間には何も書かれていませんが、そこに物語の風景や登場人物の心情を考えます。
それを表現するための比喩です。
小説とは似て非なるものですが、宣材写真にも同じようなことが言えまして。
『無いモノが写っている』という表現に尽きるのです。
心霊写真じゃないですよ(笑)
女性がそのときに思っていることや、大げさに言うと考えや性根が写真に出るんです。
撮影は疲れますから、嫌がる嬢もいますが、そういう嬢はやる気が無い。
当然、写真にも「やる気の無さ」が写りますから、映えません。
映えないと「撮っても無駄ジャン。疲れるだけで結果が出ないし、撮りたくな~い」となるわけです。
そんなワガママ、許しませんけどね。
まあ、撮影費が無駄になるのもなんですから、最終的には撮影から外して、仕事も指名以外は干します。
撮影をすると、当然お金が掛かります(笑)
大体ですが、1名辺り5,000円~2,5000円(税別)。
基本は3パターン(衣装3種類)3ポーズ。
スタジオ内の背景、小道具の有無、ヘアメイクの有無、修正の有無によって値段が変わります。
最低料金の場合、背景は色紙または無地の布となり、小道具、ヘアメイク、修正無し。
最高料金の場合、背景はスタジオセットとなり、小道具、ヘアメイク、修正の全てが有ります。
スタジオがある場所によっても、値段が変わってきますね。
上野と六本木では、やはり多少なりとも値段差が出ます(苦笑)
あとはボリュームディスカウント、人数が多いと1名辺りの単価が下がる所もあります。
スタジオではなく、ホテルの1室を借り切って撮影することもありますね。
部屋代は高くつきますが、スタジオでは出ない雰囲気が出るのが強みです。
ここでクセモノなのが、ヘアメイクと修正(苦笑)
プロのヘアメイクって凄いですよ~。
本人とは思えないくらいに化けることがあります。
客が宣材写真で萌えて嬢を呼んだら、似ても似つかない本人が来て落胆することも(苦笑)
そして修正、今やデジカメで撮影しますから、写真のデータをいじれるんですよ。
例えば、バスト80のBカップが、写真ではDカップくらいになってるとか。
ウエストを削ってメリハリボディにしちゃってるとか。
お尻の形を整えて美尻にしちゃってるとか。
騙されたほうはたまったものじゃないですよね。
安い遊びじゃないですし。
写真の背景がセットで、写真と紹介データに違和感を覚えたら、気をつけたほうが良いですよ(笑)
あとは撮影用の衣装、特に下着ですね。
女性が『良い』と思う下着と、男性が『エロい』と思う下着はイコールじゃないんですね(苦笑)
例えば、ワコールのスタジオ5やサルートっていうシリーズ物は高いんですよ。
ブラ、ショーツ、ガーターベルトの3点セットで平気で3万超えますから!
宣材写真のためとはいえ、高い下着を買って撮影して、映えなかったら出血多量で瀕死ですよ!
なので、ある程度はお店で用意します。
普段使う下着じゃないので、ヤフオクとかで安く仕入れます。
「誰に似合うか」「サイズは合うか」等を考慮して落札し、撮影日に間に合わせる。
大変ですけど、嬢の生活が掛かってますから、経営者は頑張りませんとね(笑)
しかし弊害もありまして、ヒマさえあればヤフオクで下着を見てますから、女性の下着姿くらいだと興奮しなくなってきました。
悲しいことです。
でも中身が大事だから、まだまだ現役でイケますよ!(何の話だ)
撮影用の衣装は、嬢が普段使い兼用で買ってくることもありますし、下着同様、お店が用意することもあります。
衣装が貯まってきたら、欲しがってる嬢にあげちゃいます。
私太っ腹!(メタボではない!)
ニット系やストレッチ素材のカシュクール系ワンピは映えますね。
やはり身体の線が出る衣装は、「エロい!」っていうことなんでしょう(笑)
そしてポーズ、これは大事です。
大事ですが、自分の身体のどこが武器なのかを分かっていないと、良いポーズでの撮影が出来ません。
それと、写真映えするポーズって、身体への負担が大きいんですよ。
モデルさんが「ポージング用のストレッチを欠かさない」って言うように、身体を柔らかくしないとああいうポーズは取れないです。
嬢が形の良いバストを武器だと思うなら、ブラの付け方や見映えのする角度を考えます。
お尻を武器だと思うなら、お尻が映える下着やポーズを考えます。
戦略がハマって、問い合わせと予約が殺到したときはガッツポーズですよ(笑)
何気にビキニラインと、内腿強調のブラジャーとパンティの写真は評判がいいですね(笑)
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