【出典：パブリックスタンド】

読者投稿ピストン千葉

　１月下旬から恵比寿の『パブリックスタンド』に通っていたが、ここ最近は変化が起きている。

ネットの口コミにより、この場所はもう知られ始めている

　その日は土曜日の夕方、友人と２人で訪問した。
　店員と挨拶を交わして入店すると、店内は７割ほど埋まっていただろうか。とんでもない人数だ…。

（うわぁ…やっぱり見つかってる…）

　コレが心の声だった。

　現代はネット社会。口コミにより、この場所はもう知られ始めている。
　コストパフォーマンスは最高、女の子の質も結構いい店だ。仕方がない。

　初めての方向けに、パブリックスタンドのシステムを紹介しよう。
　営業時間は18時～5時まで。通常料金は男性3,000円、女性1,000円だが、「ハッピーアワー」の18時～19時に入店すると、男女ともに半額の料金で無制限飲み放題＆入退店が自由になる（LINE登録などで割引もアリ）。

　そんな素晴らしいスポットを発見して通い続けたのだが…OPENから日が経ち、かなり有名になったパブリックスタンドに嫉妬を感じていた。

海に座礁したクジラの如く、行き場を失った男たち

　入店後、酒を飲みながら他の男性陣と少し会話をした。







とまぁ、実に様々な方がいらっしゃったが、この混み具合では声掛けもままならない為、一旦外出。





という訳で牛丼屋へ。






　そんな話をしつつ、牛丼を食べ終えて『パブリックスタンド』へ戻る。
　そこには、海に座礁したクジラの如く、行き場を無くした男どもがうウジャウジャ居た（失礼）。

　ここで俺は戦意喪失。
　友人は奥へと消えて行った。

帰ろうとした時、入口付近の２人の女性が目に留まる

　そんな時だった。
　入り口付近のテーブルに居る、２人のフリー女性が目に留まった。

（今日はヤケクソだ）

　そう腹を決め、声を掛けてみる。















と、もう帰宅しようかと考えていたところに、かなり落ち着いて話を聞いてくれる子が居た。
　個人的に好きな容姿だし、実年齢よりも５歳は若く見える。
　Kちゃんは稲森いずみ、Mちゃんは少し前に話題になった清水富美加に似ていた。

稲森さんと２人きり……あれ？チャンスじゃない？？

　その後は、お互いの職業や出身地などの世間話をする。






　そう言い残し、富美加は帰ってしまった…。
　そして、今は稲森さんと２人の状況……。







（あれ？チャンスじゃない？？）

　そう思った俺は、彼女と２人で店外に出ようと考えた。

ドラマのような場面と、久しぶりの超が付く緊張感…

　行き先はオシャレなダイニングバー。
　運良く個室が空いていた。
















　話を進めていくと、仕事は相当キツイらしく、病んでいそうだった。
　言わば、弱っている状態だ。

　次第に、彼女の事をもっと知りたくなった。





　もうこの時は、『エロ』しか頭に無かった。




　なんとも分かりやすい。
　稲森さんの髪はタンパク質が豊富（？）でサラサラ。俺のタンパク質も暴発寸前だった。

　その時、彼女が俯（うつむ）いた。
　悲しそうな表情と哀愁漂うオーラ…いたたまれなくなり、体を引き寄せる。




　ドラマのような場面と、久しぶりの超が付く緊張感…。
　頭の中は、真っ白と言うより真っピンクだった。

勢いだけじゃ、「今日だけ」だし…

　気付くと、稲森さんの唇に俺の唇が重なっていた。
　タイミングとはこの事だろう。最初はサバサバしていた子が弱みを見せる…本当にタマラナイ瞬間だった。

　個室の為、手も彼女の体に触れていた。
　そこからはご想像にお任せしたい。



　入店時と違うのは、「手を繋いで」いた事。
『あぁ、俺のエロ記事も今日で終わりか…』とよく分からない思いでエレベーターを出た。



　手を繋いだままホテル街へ。
　歩いている途中、酔い気味の口調で彼女がこう言った。







　大切にしたい気持ちは分かるし、それは俺も同じだった。
　でも、帰したくない衝動があった。

（稲森さんの体を見たい…！）

　そんな葛藤もありながら、彼女をタクシーで帰す事にした。

最後に

　後日、稲森さんからの連絡は途絶えた。
　理由は分からないし、考えたくもない。

　色々と思う事はあるが、今は良い思い出になり、忘れられない出来事だ。
　たまに彼女の夢を見るのは、ここだけの話にしておこう。

実際に店舗を利用した方へ、アンケートにご協力下さい