読者投稿23歳の女性
会社員、小柄色白、体型は普通だと思う。
場所は仙台です。
髪染めたことない、合コンしたことないオタク女ですが、茶髪のウィッグ被って精一杯のギャルメイクして、しまむらで買ったギャルっぽい服着て行ってきました。
出会い喫茶に行った理由は「好奇心」が7割、「年上の男友達が欲しい」が3割。
私的にはかなりの大冒険だったと思います。
『出会い喫茶』に潜入
行ったのは昼ね。
きっと昼なら夜より安全だと考えた。
場所とかはすべて確認済。
ビルに入ろうとしたら、ティッシュ配りのお兄さんに「ねぇねぇ君いまここに入ろうとしてる?」って言われた。
「初めてなんですけど、ただの興味本位なんですけど~」と言っているうちに、すんごい勢いで店内にエスコートされる。
「ここが何のお店か知ってるかな?あのね、男の人とデートするとお金が貰えてね~」とか言われながら、店内の「女性用スペース」に連れて行かれ、ソファに座らされて待たされる。
噂に聞くマジックミラーとか、至るところに監視カメラとかがあった。
マジックミラーの近くだと脚見られるだろうから、あそこには座りたくないって思ってたんだけど、案内されたのは奥の方だった。
店内にはすでに女の子が3人いたかな。
黒髪の子とかもいて、ギャルばっかりっていうイメージと違って意外だった。
出会い喫茶は音楽がうるさいし、すでにいる女の子たちはみんな本とか雑誌を黙々と読んでるし、まったく他人に興味ない感じ。
彼女たちとおしゃべりはできるのかなーとかも思ってたけど、結局最後まで視線も交わさなかった。
なんだか殺伐としてた、そんなもんかね。
しばらくしたら(結構長く感じた)、おしゃべりするスペース(2人分のベンチがある、仕切りのあるとこ)に呼ばれて、店長っぽい人から説明を受けた。
「店の外で起きることには責任持てないから~」とか、「売春とかはうちは禁止しているからね」とか。
まぁ大体、店の人が言いそうな内容。
詳しくは覚えてないけど。
会員カード作って、免許証見せて、同意書っぽいのにサインした。
「ポイントがたまるとヴィトンのバッグとかをプレゼントするからねー」とか言ってた。
興味ねぇっすw
ついでだから店長っぽい人にいろいろ聞いてみた。
「トークって断れないんですか?」
「断れないけど、同じ人が何回もってことはないから大丈夫だよ」
「いま男の人は何人くらいいるんですか?」
「7、8人くらいいるよ。一番多いのは夜8時くらい」
「やっぱり身体目的の人が多いんですよね?」
「下心はある程度あると思うから、外に出てもイヤだったら別れて店に戻っておいで」
「何かトラブル例ってありますか?」
「特にはないなー」
マンガを適当に読んでみたけど、すごく落ち着かなかった。
いま思えば、とりあえず水でも飲んどけばよかったけど、緊張しすぎてそこまで頭まわらなかった。
あとで一緒に外出した人に言われたけど、店の中キョロキョロしてて、明らかに初心者って分かる感じだったって。
で、店の人にプロフィールの紙渡されて、とりあえずスペースに戻って名前をどうしようか考えてたら(1分経ってない)、「ご指名入りましたーっ」て言われた。
緊張しながらトークスペース(さっき説明受けた場所)に行った。
1人目は、30代半ばくらいのメタボな感じの人だった。
会話の出だしは割とスムーズというか、私は緊張するとべらべらしゃべる人間だから、「私今日初めてなんですよーちょっと好奇心で、この中どうなってるのかなーとか、今日夕方まで暇だから遊べる人いないかなーって思って」とか。
相手の質問は単発で、「年は?」、「何してる人?」、「市内?」とか。
「とりあえず詳しいことは、外出てケーキセットとか食べながらさ、話しようよ」と言われた。
でもその前に、売春とかはしないってことを話さなければヤバイと思った。
「私今日きたの初めてだし、ほんとうに友達探しに来たような感覚ですから」
「エロいことは無理ですから、その辺大丈夫ですよね」
「彼氏はいますので、浮気になるような内容は無理です」
で、その人も本音を出すようになってきた。
「僕は自分のことはいいから、女の子を満足させてあげたいっていう派なのね」
「お金もあげて、身体も満足させてあげたいんだ」
「射精とかしなくてもいいし、挿入もしなくてOKなんだけどダメかな」
「挿入」っていうのを何度も手で表してて、ちとキモかったw
「下ネタトークとかくらいならいいですけど、身体をどうこうするのは無理です。触らせるのとかだめです、えっとえっと、そう、おさわり禁止です」
「じゃあ見せるのは?」
「ごめんなさい、ダメです」
そう言ったら、そこからなんとなく雰囲気が変わったような。
「あ、そう、分かった。それじゃがんばってね」って言いながら、肩叩いて出て行った。
なんだろう、すごく疲れた。
あと、男の人はトークにも金かかるわけじゃん。
なんだか罪悪感みたいなものも感じてしまった。
まぁ私にはどうしようもないんだけどね。
気づくと、お昼にしては遅めの時間になってた。
おなかも減ってきたし、次も同じ調子の人だったら迷惑掛けるだけだし、そろそろ退散しようと思ったんだ。
出会い喫茶はその気になってる男女が行くような空間だし、私みたいなのがいてもガッカリさせてしまうわけで。
もし出会い喫茶利用客がこの記事みてたら、この場を借りて謝りたい思いです。
で、プロフィール用紙(無記入)を店員に渡して、「帰りますー」って言ったんだけど、2人がかりで引き止められてしまった。
まぁ当たり前だよね、金づるだもんね。
「まだご飯食べてないんですよ、こんな時間でお腹すいたんですよ」
「またすぐ指名入るから、ご飯に連れて行ってもらいなよ、おごってもらえばいいじゃん。お小遣いも貰えるんだよ?」
「お菓子あるから、それでもつまんで。ね?」
んでまた、プロフの紙持ってスナック菓子渡されて、元いたソファに逆戻り…。
この時が一番、入店したことを後悔した。
男性客より店員の目の方がよっぽど怖い。
仕方がないから、とりあえずお菓子をつまみつつプロフィールを書くことにした。
メッセージに「はじめてきました。普通に遊ぶ友達募集」みたいなことを適当に書いて、これでいいかしらんとか思いながらお菓子の袋を開封しかけたら店員が来た。
プロフの紙を受け取りに来たんだと思って手渡したら、また「指名入ったから来て」だって。
せめてプロフくらい読んでから指名しろよ…。
お菓子まだ一口も食べとらんのに。
次に来たのは、中肉中背の若いお兄さんだった。
開口一番、自己紹介してくれた。
なんとも丁寧な人だった。
あとこれは関係ないけど、自分の彼氏になんとなく外見が似てたw
まぁ最初は、1人目と同じような差し障りのない会話をした。
あと、時間は夕飯前くらいまでで、お金はいらないし奢りもいらない、普通に遊ぶ範囲のことしかするつもりはなくて、身体的サービスは提供できないことをくれぐれもご承知いただきたい、ということを話した。
「でもお金もたくさん払ってるんだろうし、もっとサービスしてくれる女の子もいると思うので無理しないでね。私はこの条件であれば一緒に外行きますよー」
お兄さんの詳細はこんな感じ。
・この店は2回目で、出会い喫茶自体は他にも行ったことあるけど数える程度。
・連休で暇だったから来てみた。
・地元民ではなくて、夕方頃には新幹線で帰る予定。
私としては、地元民じゃないなら地の利があるから何かあっても逃げれそうだし、初心者ってことはきっとそんなにがっついてはこなさそう、ていうか腹減ったから早く外出たいって感じだった。
この人連れ出してくれないだろうかって気になってた。
で、お兄さんはしばらく考えてからOK出したので、私はこれにて店の外に出られましたとさ。
外出
その後はファミレスで食事しつつ、なぜ私を指名したのかとか、お兄さんの出会い喫茶体験談とかを聞いてみた。
調査内容
なぜ私にしたのか
・明らかに初心者だったから(店内キョロキョロしてた)。
・本当はプロフを見てからにしようと思ったけど、プロフ書く前に指名した人がいて、これでは他の男に持って行かれると思ったから。
お兄さんの出会い喫茶体験談
今回と同じ店で、女の子と外に出たことがあるんだって。
ご飯奢っておしゃべりして、それでそのまま別れたんだと。
店のポケットティッシュの写真にピースして写ってる女の子を、「この女の子だよ」って指さしてた。
写真に写ってるとか明らかにサクラだろって私も思ったんだけどねwww
それでたぶん、今日はサクラじゃなさそうな私にしてみたんだろうと思われる。
なんだか可哀想な気分になったから、その場は私がご飯を奢って差し上げることにしました。
あと、どれくらいお金かかったのかとかも聞いた。
入会金が5,000円、店内滞在料金が1時間1,000円で、延長が30分だったか1時間ごとだったか忘れたけど500円。
女の子は連れ出すのに3,000円だったかな。
ちょっと正確じゃないかもしれん。
女の子に渡す交通費は1,000円からみたいだけど、それは私がなしでいいと言ったので無料。
今回のお兄さんの場合は、お店にいた時間は1時間半くらいだったそうです。
そういえば写真で思い出したんだけど、説明受けてるときにデジカメで写真撮られたわ。
ウィッグ被ってるし、普段は絶対にしないメイク(目の下のところ黒くしたりとか)だったから、誰かにばれるってことはないんだけど。
しかしアレ何に使うんだろう…サイトに乗ってたりしたら何となく嫌だなw
あとお兄さんに、「女の子の方は、入店料本当に無料だったの?」って聞かれた。
うん、無料だった。
その点は間違いなかった。
マンガの量とかはまぁ少ないけど、無料なんだからそんなもんかと。
店内はきれいだったし、本もボロボロではなかった。
最新巻がきちんと入っているかは微妙、雑誌は多少よれていたような。
まぁ、落ち着いて本を読めるような空間ではなかったのでどうでもいい話ですが。
最後に
出会い喫茶を出るまでの大筋はこんな感じです。
雑談しつつ楽しく遊んで、つつがなく帰って来れたので大した内容ではありませんが、読んでくれてありがとうでした。
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