
もう十数年前の話になります。
私がグレーゾーンで生きていた頃…都内のある繁華街で、デリヘル店(本番アリ)を任されてました。
お客さんから電話が来ると、好みの女性または指名の女性を、ラブホや自宅へと派遣します。
そしてウチには、分厚いマル秘のNG顧客リストがありました。
盗撮、暴力、薬物、生強要、ヤクザさん、睡眠薬を入れるなどなど…。
色々な悪どい奴らの携帯番号、そいつらが名乗っている名前など、色々な情報が書いてあります。
働く女性に客を与え、キャストの身の安全を全力で守る…そんな関係ですね。
客とホテルに入ったら、まずキャストが「料金頂きました~」と事務所に連絡を入れます。
これが、プレイ開始の合図です。
もしキャストがパッと見や会話等で『こいつヤバそう』、客の身体やちん●を見て『病気ありそう』、その他『危ない』と感じたら…もう1つの特別な番号へワン切りさせます。
すると、ケツ持ちのヤクザさんが現場に向かいます…。
ある日、私はご飯を食べに外へ出て、店は友人に任せていました。
すると突然、私の携帯が鳴りました。
友人「ヤバイコール入ったぞ!●●(私)…今、何処にいる?●●ラブホの101…だ」
私「まじか?俺すぐ近くだ!行くから、応援よこせ」
そのラブホの101号室に突入すると…すでにヤクザさんが犯人を追いかけて出て行った後でした。
部屋の中では、風呂のお湯やシャワーがジャーっと出ている音がします。
テレビや有線から流れる大音量も、部屋中にガンガン響いています。
それは全て、女性の悲鳴が聞こえない様に…。
101号室も出口に一番近い部屋、逃げやすい様に…。
ベットでは、A子が全裸でガタガタ震えながら泣いていました…。
A子の長い髪には、ガムテープが何重にもグルグル巻きに…。
ベッドの下には、割れたブロックが落ちていました…。
A子は私に抱きついて震えながら、「バッグや荷物いきなり奪われて…ブロックで殴られた…。そのあと全裸にされて、ガムテープで…」と泣きじゃくりながら言いました。
ブロックで殴ったA子が生きていることを知ると、その男は「命あったんだ…髪は貰うね」とハサミでジョキジョキ彼女の髪を切ったそうです。
A子に服を着させ、私が被っていたキャップを被せ、一緒に事務所へ戻りました。
私は「怖かったろ…。もういいから、休んだら帰りな」と言って、彼女に10万円を渡しました。
その後にヤクザさんから、男を捕まえたとの連絡が入りました。
「このまま組の事務所へ連れて行くから」
(そいつ、ボコボコやな…。警察に捕まったほうが楽やろな…)
自然にニヤリとしてしまう私。
そして次の日…私は出勤表を見てビックリしました。
昨日のA子が出勤していたからです。
えーーーーーーーっΣ( ̄□ ̄;)
私「おい!A子辞めなかったんか?」
従業員「そーっすね!カツラ被って、ケロッとらしいっすよ(笑)」
えーーーーーーーっΣ( ̄□ ̄;)
餞別のつもりで10万やったのに…(・_・)
女は強えーや(笑)
援助交際してる女性、出会い系サイトでいますよね。
特に個人でやってる方…私の経験からして恐ろし過ぎます。
密室では、何が待ち構えてるか分かりませんよ…。
そんな昔の経験談でした。
その男こえーよwww
デリヘルもこえーよwwwww
でも一番怖いのは、やっぱりヤクザさんです。
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