有名コミュニティサイト、『mixi』を通じて知り合った男性がいる。
今回はその男性が、予想のはるか斜め上を行くとんでもない「セクハラ男」だった話をしようと思う。
出会いは「地域コミュニティ」、ごくごく普通の男性だった…
きっかけは「地域コミュニティ」だ。自分の住んでいる都道府県のコミュニティに参加することで、その地域の情報を交換できるグループがある。私はそのコミュニティを利用していた。
その中の男性が、私を見つけてメッセージを送ってきたのだ。
同じ○○住みなんですね!よかったら仲良くしてください
こんな感じの、ごくごく普通の内容だった。もちろん私も
こちらこそよろしくお願いします
と軽い気持ちで返事をした。
これがきっかけで、毎日メッセージのやり取りをすることになる。
お互いの話や、同じ地域に住む者同士でオススメのお店を紹介し合ったりもした。
そんなやり取りが1週間ほど続いた頃、
よかったら明日ランチにでも行きませんか?
というお誘いをされたのだ。
明日は週末。特に予定の無かった私は、「ランチならいいか」と軽いノリでOKした。
そして私は翌日、この男性にとんでもないセクハラをされる事になる。
誘っておいて、なんでそんなにオドオドしてるんだ!
駅で待ち合わせをすることになり、私は約束の5分ほど前に待ち合わせ場所に到着するように向かった。
すると、既に男性が1人立っている。『もしかしてあの人かな?』と思いながらメッセージを送ってみる。
青い服を着ている人ですか?
送ってすぐに、
そうだよ
と返事が来た。
見た目は20代後半。すごく真面目そうで、なんだかメッセージのやり取りをしていた時とはちょっと違う雰囲気がある男性だった。
とりあえず声をかけてみる。
今回の記事では、この男性を「Mさん」と呼ぶことにしよう。
Mさんこんにちは、marimariですよー!
声をかけると、Mさんが携帯から顔を上げる。
眼鏡をかけていて、ちょっと根暗そうな男性だ。
こ、こんにちは!
緊張しているのか、なぜか挙動不審だった。
誘っておいて、なんでそんなにオドオドしてるんだ!
という気持ちは胸の奥にしまい込み、とりあえず
ご飯を食べませんか?
と切り出した。
実は俺、もう予約してあるんです。凄く美味しい所なのでぜひ行きましょう!
Mさんが予約してくれたお店は、駅から歩いて10分程度。中に入ってみると、「全席個室」のカップル向けのようなお店だった。
私は特に深く考えずに、
綺麗だね!
とだけ感想を言っておいた。
歴代彼氏にもされた事がない、“ガチ壁ドン”を食らう
店員に席に案内され、個室に入ると、なぜか私の隣に座るMさん。
決して並んで座る席ではないのに、私の隣に当然のように座った。
狭くないですか?大丈夫ですか?
遠回しに「なぜ隣に座るんだ」とアピールしてみたが、Mさんには通用しない。
せっかく来てもらって、向かい合わせで座るのは悪いからね
なんて意味不明な事を言っている。
私としては、正直隣に座られたほうが迷惑である。ソファ席だが、ぶっちゃけ狭いのだ。
Mさんともピッタリくっつく状況なので、これでは食事がしづらい…と思ったが、とりあえず我慢する。
Mさんのオススメを注文してもらい、料理が来るまでは個室で2人だけの空間になる。
メッセージのやり取りをしていたとはいえ、顔を合わせるのは今日が初めて。
(体をくっつけて話すのはまだ早いんじゃないか…)
そう思いながらも会話を交わしていると、Mさんが元カレの話を振ってきた。
元カレってどんな人だったの?
その質問に私が
えっとー
と答えようとすると、Mさんが豹変!
突然、私に「壁ドン」を食らわせてきたのだ。
映画とか漫画でしか見ない“ガチ壁ドン”だ。歴代彼氏にもされた事がない壁ドンを、会って1時間の男性にされたのだ。
驚いている私にMさんが一言。
元カレの話とか妬いちゃうな
マジで意味が分からん。
自分で元カレの話を振っておいて、何が「妬いちゃうな」だ。アホか。
というか、まだ私は元カレの話をしていない。
「これは怒っていいよな…」止まらないセクハラ攻撃
そして立て続けに私を困惑させるMさん。
俺がいるだろうが。過去の男の事は忘れろ
想像してほしい。クラスに1人は居る「ガリ勉」のような男性が、勘違いセリフとともに“ガチ壁ドン”をしている姿を。
人間、驚きすぎると声が出ない。昨日までのメッセージのやり取りでは知ることのできなかった一面だ。
さらに、壁ドンをしている逆の手で私の耳を触り、そのまま鎖骨をなぞってきた。
正直私からしたら、『ひぃー!』としか思えない。萌えないし、キュンなんてもってのほか!
ちょっと待って?あれ?Mさんどうしたの?
と雰囲気を変えようとするが、Mさんの顔はガチだ。
これがいいんでしょ?
と言いながら、鎖骨を撫でていた手が私の太ももを撫でる。
セクハラ具合がどんどんスピードアップしてくるので、私もさすがに『これは怒っていいよな…』と我慢の限界に達しそうだった。
まだ会ってから1時間。普通の女の子だったら逃げ出すか悲鳴を上げるだろう。
しかし私は違う。このMさんに徹底的にお仕置きをしようと考えた。
強烈すぎる“お仕置き”を受け、降参する勘違い男
ねえねえMさん。さすがに怒るよ?
そう言って、私はMさんのちんこを掴む。驚いたのか、Mさんはビクッとしていた。
コレね、セクハラだよ?
ちんこを掴む手に力を入れてみた。これでは私が逆セクハラをしているみたいだ。
Mさんは驚きのあまり、壁ドンをしていた手が「降参ポーズ(両手を上げている状態)」になっていた。
え?marimariちゃん…え?
(「え?」じゃないわ!こっちが「え?」だわ!)
腹が立った私は、ちんこを離して金玉を掴んで力を込めた。
Mさんは小さく
いたっ!
と言っていたが気にしない。セクハラをしたほうが悪いのだから。
しかしここで、個室の扉がノックされる。店員が来たのだ。
サッと座り
どうぞー
と声をかけ、とりあえず「ヤバイ光景を店員に見られる」という状況は回避した。
しかしMさんは突っ立ったまま、運ばれてくる料理を見ている。店員さんは、『なんでこの人立ってるの?』と不思議そうな顔をしながら去って行った。
正直、今料理を運ばれても食べる気にならない。この短時間で色々な事がありすぎた。
シーンとしているところにMさんが、
なんか、すいませんでした
と素直に謝ってきた。
話を聞くと、「これをすれば女の子が喜ぶ」という事をネットで調べ、私で実践したらしい。
彼女いない歴=年齢らしく、どこかでこじらせてしまったのかもしれない。
この日はもう食べる気にならず、
帰りますね
とだけ言ってMさんを残して店を出た。
(とんでもない時間を過ごしたな…)
そう思いつつ、私は帰宅した。
最後に
なぜ私も「ちんこを掴む」という行動に出たのかわからない。
しかし効果は抜群だったみたいなので、もし今後また同じような「勘違い男」に出くわす事があったら、ちんこを掴んで撃退しようと思う。
とりあえず、marimariちゃんのお仕置きを想像しただけで
そもそも、恋愛テクニックを実践する前にまず「距離感」ってものがあるだろ・・・
だから彼女が出来ないんだよ・・・
いつかmarimariさんにチンコを掴まれたい(ガチクズ)
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