ライターホンダ
4月某日、土曜日。
休日にも関わらず朝早くに目が覚めてしまい、予定の無い1日に絶望する。
そして暇ゆえに、筆者は刺激に飢えていた。
(とにかく何かいつもと違う事をしたい!)
そんな思いから、ネットサーフィン(死語)とTwitter漁りを始めたのだった。
Twitterに散見される、判別が難しい“援交募集アカウント”の存在
筆者には、以前からTwitterで気になっている事があった。
それは、いわゆる“援交募集アカウント(以下、援交アカ)”の存在である。
ハッシュタグにて「#円」、「#援助」、「#円募集」、「#サポ」等を検索すると、結構な数のアカがヒットする。
基本的には、そのようなアカのほとんどは業者だ。
特に「アマギフ(Amazonギフト券)先払い」などと指定がある場合は、詐欺と考えて間違いない。
ドタキャン多いから、必ずアマギフ先払いでお願いします!
そんな聞こえのいい事を言われても、信じる気には到底なれない。
また、
エッチした~い♥
欲求不満でセフレ探してま~す♥
のようなアホ丸出しのアカも、十中八九釣りか詐欺業者だ。
冷静になって考えれば分かる事。読者の皆様も決して騙されないようにして欲しい。
しかしながら、援交アカの中には、支払いは会ってから(後払い)、ツイートの内容も普通という、判別の難しい案件が散見されるのもまた事実なのだ。
すぐに会えそうなアカウントを探し、リプライで接触を試みる
その日、筆者は
(たまにはチャレンジしてみるか!)
(援交アカの真偽を確かめてやる!!)
という暇人特有の意味不明な使命感に駆られ、すぐに会えそうなアカウントを探していた。
しかし、当日となると意外に該当者が少ない。
都合の良さそうなアカを2人発見したので、まずはそれぞれにリプライで接触を試みる。
こんにちは、今日いけますか?
喫茶店でタバコをふかしていると、その内の1人の子から返信が来た。
仮に「ひとみ」ちゃんとしておこう。
大丈夫ですよ、詳細は固定ツイートを見てください!
『慣れてるな…』と思いながら指定されたツイートを見ると、以下のように記載されていた。
※画像は他の援交アカから拝借。
出会い系の「セミプロ(個人売春女)」と、リフレ嬢の「お散歩コース」を統合したような内容と言えばいいのだろうか。
そして、リプライからDMのやり取りに移行する。
ではお願い致します。
ありがとうございます!!
待ち合わせは●●駅にしましょう。
こんな感じでアポを取り付けた。
尚、この時点でひとみちゃんの詳細はほぼ分からない。
アカに顔写真はアップされておらず、年齢も非公表だったからだ。
ただ、簡易的なプロフィールとツイートの内容から、20代前半の学生、東京の西側在住、エロ系はNGである事が確認できた。
顔が隠された本人の写真を見る限り、色白でほっそりしたスタイルという印象。
あまりにもチャレンジングな案件だが、ここまで来たら後には引けない。
筆者は、某ターミナル駅の待ち合わせスポットに突撃した。
想像して頂けるだろうか。ボッタクリに遭った時のあの気持ちを
待ち合わせ場所に着きました。どこに居ますか?
私ももうすぐ着きます~。服装を教えてください!
●●改札口出た所の××のお店の前に居ますよ~。服装は紺のパンツに青色のシャツです。
すぐ行きますねー。
手馴れた印象はあるものの、最初の待ち合わせはこんなものだろう。
このドキドキと不安が入り混じる感覚は悪くない。
それから待つ事10分…しかし、来ない。
(まさか、釣りか何かなのか…?)
そう考え始め、ボーッとスマホを弄っていると…
スイマセ、ホンダサンデスカ~?
カタコトの日本語で話し掛けられ、顔を上げた筆者。
そこには、もしかするとギリギリ30代手前の20代、明らかにアジア系の全く可愛くない外国人女性が必死な形相で立っていた。
想像して頂けるだろうか。ぼったくりキャバクラに連れて行かれた時のあの気持ちを。
顔を上げた瞬間から、筆者の脳内はフル回転していた。
(えっと…この子、誰?)
(今、俺のTwitterアカの名前言ったよな?)
(って事は、この子がひとみちゃん?)
(マジかよ…どうする!?イクか!?イカないか!?)
(って言うか、カバンでかくない?その中に入ってますよね?お仕事道具、入ってますよね?間違いなくプロの方ですよね?)
ここまでの思考、およそ0.01秒。
そして筆者は即答した。
違います
ソデスカ~スイマセデシタ~
立ち去る「ひとみさんらしき女性」の後ろ姿を改めて眺めると、重量感のあるスタイルだった。肌は色黒く、髪質も決してよろしくない。
ファッションも、今時の20代前半の女子学生とは思えない。
まぁ、胸は大きそうだが…。
筆者は非常にガッカリすると同時に、彼女にとても悪い事をした気持ちになり、心の中で『ゴメンね』と呟きながら、そっとひとみちゃんのアカをブロックしたのだった。
別に散財はしていない。まだ、何も失ってはいないのだ
やはりと言うべきか…業者だった。
その時は罪悪感に駆られたものの、後日ひとみちゃんのアカは、筆者と同じような目に遭ったであろう男性から
コイツは業者
と告発を受け、数日後には(アカが)削除されていた。
いずれにせよ、申し訳ないがお金を払えるレベルではなかった。
…それでも、私がした事はマナー違反だろう。批判は甘んじて受けいれたい。
ガックリと肩を落とし、トボトボと改札へ向かう筆者。
そこで再びTwitterを見てみると、最初にリプライをしたもう1人の女の子から返信が来ていた。
仮に「ゆいな」ちゃんとしておこう。
今日だと16時からなら大丈夫ですよ!
ひとみちゃんと同様、彼女の固定ツイートを確認する。
※画像は他の援交アカから拝借。
筆者は大いに悩んだ。
しかしながら、暇なのは事実。別に散財もしていない。
まだ、何も失ってはいないのだ。
(よし、もういっちょ潜入してみるか!)
男は単純だ。
16時から●●駅でどうでしょうか?
ありがとうございます、よろしくお願いします♪
本当に暇とは恐ろしい。
再びDMのやり取りを経て、アポを取り付けるに至った。
Twitteで円募集してる子、10代の現役JKとかJDもいますよー
指定した待ち合わせ場所で、スマホを弄りながら待っていると…
すいません、ホンダさんですかー?
この時、筆者は恐る恐る顔を上げた。
ひとみちゃんの件がトラウマになりかけていたからだ。
声の主、そこには…
Li●iCoさんがいらっしゃいました。
正確には、LiLiC●さんそっくりの若めの女性だ。
筆者の脳は、既に回転を止めていた。
はい、そうです。ホンダですが…
お察しの通り、テンションは上がらない。
わーい、いきましょうか♪
何しますかー?手つなぎますかー?
いえ、お茶だけしましょう
と言う事で、1時間5,000円の超高級コーヒーとなった。
しかし、意外だったのは…ゆいなちゃんが業者ではなかった事だ(筆者の第一印象が悪すぎただけかもしれないが)。
彼女に対するコメントは差し控えさせて頂くが、参考までにヒアリング出来た内容を掲載しておく。
冷やかしは多いですよ~。約束してたのにいきなり連絡取れなくなって、予定なくなっちゃうこともあります
「LINE教えて」とかうるさいし、デート援(デートのみを楽しむ援助交際)って言ってるのに、ヤリ目の人もいるし
顔写真とかは絶対Twitterに載せませんよ、拡散怖いですもんw
本当に紳士な人も結構いますねー
会って態度悪い感じだったら、お金もらって帰ったりしますねw
一番キツイのが「パパになります」的なアカでDMしてきて、会ったら貧乏な人w ナイですw
気が合う人だったら定期で会うようにしてますよ♪
Twitterで円募集してる子、10代の現役JKとかJDもいますよー
総括
Twitterの“援交募集アカウント”は、やはり業者と素人女性が入り混じっている。
事前の吟味と情報収集を重ねれば、良き出会いに恵まれる事もあるのだろう。
もし、「ショボww Twitterで食いまくりだしwww」という体験談があれば教えて頂きたい。
是非とも、あなたの成功談で筆者の失敗談を上書きして欲しい。
個人的にTwitterは、暇人にしかチャレンジ出来ないツールだと感じた。
あまりにもリスキーかつ、とにかく効率が悪いイメージなのだ。
最近は休止中だったが、これからは出会い系サイトを積極的に利用していきたい。
尚、Twitter上の援交アカとやり取りをする際には、くれぐれも
JC・JKを狙おう…
などと考えてはいけない。
違法行為なのは当然として、リプライやDMの記録がしっかり残ってしまう事をゆめゆめお忘れなく…。
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