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彼とセフレになったきっかけ

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彼とセフレになったきっかけ
読者投稿20代前半の女性

 私には現在、D君というセフレがいます。

 それは、私たちが初めて身体を交わしたあの日のことです。

 当時は、桜の散りかけた季節でした。

 家が隣ということもあり、学生だった私たちは、嫌でも一緒の道のりを二人で帰っていましたね。

 思春期になっても、男女というより親友のような私たち。

 当時の私には遠距離恋愛をしている彼氏がいて、付き合っている期間は一年でした。

 私は彼氏の相談を聞いてもらったり、逆にD君の好きな人の話を聞いたりしていました。

 ある日、D君が突然「童貞を捨てたい」と私に打ち明けました。

 最初は断りましたが、『こいつならいっか』と結局は身体を許しました。

 エッチが終わって下着を着けていると、D君に後ろから抱きしめられました。

「ありがとう」と悲しそうな声で言ってきたことを、今でもよく覚えています。

 D君の家の庭には、大きな桜の木が一本ありました。

 その近くには犬小屋があって、そのあと二人で犬の散歩に行きました。

 帰ってきて、桜の木の下でD君は言いました。

「ずっと小さい時からお前と一緒で、お前のことなら何でもわかる。

 彼氏と喧嘩して泣いて俺んとこくるときも、彼氏と遊んで俺に自慢話しにくるときも、俺の気持ちは悟ってくれず、お前に彼氏ができたって聞いたとき、俺は自分の気持ちに気づいて…。

 今まではただ『幼なじみとして一緒にいるのが楽しい』って思ってたけど、本当はお前のこと好いてるからだったんだって。

 すぐ別れると思ってたけど、時間が経つほどお前が彼氏のこと大事にしているのがわかって、このまま高校で別々になって会える時間も減るし、俺の存在が小さくなるのがイヤだ。

 今日だって、お前が拒絶するかと思ったら相手してくれて余計に虚しくなった。

 こーやって彼氏としてるかと思ったらモヤモヤする。

 別に俺が彼氏になりたいとかじゃなくて、俺はお前のそばにいたい。

 今日これを言わなかったら、次から家に来なくなるんじゃないかと思って言った…。

 全部本音。

 ごめん、手出して。

 お前とは一緒に楽しくいるだけでいいんだ、これからも親友でいい。

 もう身体は求めない」

 中学生のくせに、この頃から男前でした。

 内容的にはもっとあるけど割愛します。

 部屋に戻り、私からキスをしました。

 D君はビックリした顔をして私を見ましたが、私はニコッと微笑みながら上着を脱ぎました。

 彼を試したかったの。

 現れる真っ白なブラジャー…彼はどれだけ触りたかったんだろう。

 わたしは股間を見て、クスクスっと笑いました。

 そして、服をバッと着て「帰る」と言いました。

 私の部屋の窓が、夜中にこつんこつんと鳴りました。

 これはD君がいつもする行為です。

 窓を開けて「何?」と言うと部屋に入り、「帰り際のあれは何だ!!」と文句を言ってきました。

「んー試しただけだよ」

 そして私は言いました。

「あんたとヤってるときは嫌じゃなかったよ。だけど、あんたがもぅ『私を求めない』って言ったんだからね?」

 私はこのときから、なかなかの小悪魔でした…(笑)

 そして私はまた上着をガバッと脱ぎ、「素直になれば!?男でしょ!?」と言いました。

「いいの?俺ここでヤったらずっと求めるぞ?」

「好きにすればいいじゃん」

 こうして私たちはセフレになりました。
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