読者投稿20代前半の男性
今でこそ、セフレは「SEXもするくらい大事な友人」として扱っているが……。
昔の俺は、セフレを本当に性欲処理の相手としか見てなかった。
皆には当然「最悪」とか言われたけど、『俺に惚れるやつが悪い』というふてぶてしい態度だった。
そんな最低な俺と分かっていても、セフレは「セフレでもいいから繋がりが欲しい」と離れなかった。
あの頃の俺は、そんな状況に調子に乗りまくってた。
そんな時、当時のバイト先でできた友人に、
「なぁそんなにセフレいるなら一人くらい貸してくれよ。なっ頼む!」
と何度か頼まれ、
(ん~そういうのもありか…)
と思い、一番何でも言うことを聞くセフレに頼んでみると、しょうがなしにOKしてくれた。
連絡先を交換させて、友人に「楽しめよ」と言い去る俺。
何だか自分がスーパースターにでもなったようで、気分が良かったのを覚えている。
しかし、その日の夜に友人から電話があった。
内容は、「SEXが終わると急に泣き出してしまった…」と言う。
「セフレというポジションは女性にとって心地いいものじゃない…。しかもまったく知らない人ともするはめに…私は何をしてるんだろう…」と。
泣くセフレを慰めていたら友人に情が移ったのか、「お前は最低だ!」と怒鳴られた。
「セフレを貸してくれよ」なんて言ってた奴にぬけぬけと罵倒される。
怒りを抑えて話し合った結果、後日三人で話すことになった。
その当日、友人は「セフレを彼女にして大事にしたい」と言ってきた。
(………そりゃご立派)
正直俺的には心底どーでもいいし、心底面倒な状況になったので、「お幸せに」と冷めた感じで二人に別れを告げて去ろうとした。
するとセフレがまた泣き出し、
「やっぱりあたし…」
なんて言い出したもんだから余計ややこしくなった。
怒り心頭な友人は、「ぶん殴ってやるから表出ろ」と言いながら近くの公園へと歩き出す。
普段から身体を鍛えていて武術の心得もある俺は、一発だけ殴らせて後はボコボコにした。
セフレは「もうやめて!」とまるで『私のために争わないで!』と言わんばかりの声を上げる。
相手のあまりの弱さに馬鹿らしくなり殴るのをやめて、「もぅいいやろ?」と元友人に言い、セフレには一言謝りその場を去った。
これだけでも結構懲りたのに、セフレは元友人と付き合うことになっても、俺の家の前で待ったりとまるでストーカーと化した。
そして、弱いくせに喧嘩をふっかける友人のうざさ……。
このバカップルのせいで心底懲りた俺は、二人に真面目に謝って何とか穏便に済ませた。
それ以来、セフレができても他には貸さないようにしてる。
まず、物じゃないんだしね。
「セフレを貸して欲しい」なんて冗談混じりに言う人いるけど……。
すっげー面倒な事になるからやめといたほうがいいよ。
セフレを貸したらトラブった話
人気の記事
【EGweb】の購読にはRSSとTwitterが便利です
男性向けWebマガジン【EGweb】の更新情報は、RSS・Twitterでお届けしています。
最新情報をお見逃しないよう、是非フォローして頂けると幸いです。
RSSリーダーで購読する | Follow @EGwebTV |
3.0 rating
当記事の著者
関西の某デリヘルでバイトしている莉奈です!
コメントする(承認制です)