ヤフオクに出品された、驚きの「１日デート権」…法的な問題はあるのか？

　既にご存知の方も居るかもしれませんが、今回のニュース記事は元ネタの解説から。

私があなたの心の隙間をお埋めします

　先月19日、日本最大級のネットオークションサイト『ヤフオク!』に衝撃の商品が出品され、話題を集めました。
　それは、静岡県在住（と思われる）女性が出品した「１日デート権（冒頭の画像）」です。
　こんな~~素晴らしいネタ~~面白い話があったとは…完全に見落としてましたorz

　１日デート権の開始価格は６万円、即決価格は10万円という非常に強気な設定。
「商品説明」には、以下の内容が記載されていました。

私があなたの心の隙間をお埋めします。

24才独身趣味はゲームとベースと園芸
話すことが大好きです。

◎ひとりでさみしい方
◎遊び相手が欲しい方
◎大阪弁で癒されたい方
◎話し相手の欲しい方
◎行きたいけどひとりで行けない気になスポットのある方
◎悩み相談をしたい方
◎日々の愚痴を誰かにぶつけたい方

どうぞ宜しくお願い致します。

ニコルといいます。
ロシアのクォーターです。
どうぞニコちゃんとお呼びください。

袋井市愛野駅からです。
そこからの交通費を送料としてください。

　当該オークションは約３時間半後に出品が取り消されましたが、その時点で入札はゼロ。
　まぁ当然と言えば当然ですし、女性のルックス（後ほど公開します）にもよりますが…さすがに高すぎるだろｗｗｗ

　以下、「福村武雄」弁護士の見解です。

「デート権」の販売に法的な問題はあるのか？

2015年11月15日 10時46分

●デート代金が「性交渉」の対価なのかがポイント

「18歳以上の本人が『デート権』を販売する行為自体について、直接規制する法律は存在しないと思います。

ただし、デート代金が実質的に性交渉の対価であれば、売春防止法に抵触する可能性があります。単純売春には罰則がありませんが、禁止されていることに違いはありません」（中略）

「また、東京都には『デートクラブ営業などの規制に関する条例』がありますので、性交渉を伴わなくても、当事者以外が『デート権』を出品して対価を得る行為は、この条例に抵触する可能性があると思われます。」（中略）

「このような『デート権』については、実際に落札した場合、デート当日に誰も来ない、もしくはオークションで提示された写真とまったく異なる人物が来るなど、詐欺の温床になる危険性も含んでいます」