ふと気が付けば、最初の書籍レビューから1ヶ月が経っていました。
「そろそろマズイよ!このままだと企画倒れだよ!」
というわけで、早速いってみましょう。
記事内でこのように囲まれた文章は引用です。
概要
今回ご紹介するのは、「櫻井 秀勲」さんの恋愛会話術本。
第1刷発行は2010年3月20日、こちらも比較的新しい本です。
“女というもの”を一言でいえば「楽しみたい生き物」です。
そして、楽しませるための最高の道具が「会話」です。
むずかしいことはありません。
これから紹介する方法を知り、ちょっとした「コツ」をつかめば、女のほうからあなたに近づいてくるようになるのです――。
【本書そでより】
ブックオフで350円で購入し、早速読んでみました。
ピックアップ
モテない男ほど、こんな「常識」にとらわられている!?
本当の口説き上手は、女性のほうから“口説いてほしい”と思わせます。
AとB2人の男が、数人の女性グループに近づいたとしましょう。(中略)
①近づいていきながら、手を上げたり、笑顔を見せる
②彼女たちに挨拶するとき、相手の目を見て、好意を抱くタイプを探す
③好きなタイプの女性は、いちばんあと回しにする(中略)
このなかで、おそらくあなたにわからないのは、③の「好きなタイプをいちばんあとまわしにする」という点でしょう。
一体、なぜなのか?
これは、彼女にたっぷり事前情報を与えるためです。
口下手でも、女心をつかむのはむずかしくない!
女がもっとも印象をもつもの――それは、さきほども書きましたが、“意外性”なのです。
実は、印象には2通りあります。
“与えるもの”と“残すもの”です。
このうち「好印象を残す」のは、見合いのように、あとでじっくり考えさせる場合に限ります。
女を口説く時には、速戦即決でいかなくては、なかなかうまくいきません。なぜなら、場の雰囲気が重要なファクターを占めるからです。
そこで「好印象を残す」より、「楽しい印象を与え続ける」ほうが必要になってきます。
女心には「オモテ」と「ウラ」の顔がある!
夜遅く彼女の部屋に男が電話して、
「今から、会えない?」
「でも、もうお化粧、落としちゃったから」
彼女がこう答えました。
さて、彼女は本当に断ったのでしょうか?本当に断りたいときには、女性は絶対にこうは、いわないというのです。
つまり、
「キレイなわたしで会いたい」
という心が秘められているのだから、もう一押しで部屋に入れてくれる、というわけです。
女は、時間や約束をきっちり守る男を信頼する!
女から絶対の信頼を置かれる男とは、約束をしっかり守れる人なのです。(中略)
そこで考えてみたいのは、約束の結び方です。
「ハイ、約束しました」
これではダメです。
まず第一に、約束には時間や金額と言った数字を、はっきりと入れることです。
「明日の6時に会おうか」
そういったとしたら、その時間は雨が降ろうがヤリが降ろうが、守ることです。
たとえ3ヶ月、4ヵ月先の約束でも同じことです。(中略)
時間、金額とは“具体性”ということです。あらゆる会話のなかで具体性を示し、それを誠意をもって守ることで女性の気持ちはつかめます。
「過去の物語」より「明日のワクワク」が心をつかむ
男たちは歴史好きですが、女性たちは昨日のことより、明日のことが知りたいのです。(中略)
たいていの女性の場合、男の過去には、意外とも思えるほど寛大であることを知っておいてください。
逆に女性の側でも、自分の過去の話をすることを嫌う傾向があります。(中略)
“昨日”という過去に触れることは、女性にとってタブーにほかならないのです。
女扱いのうまい男は、
「今度来るとき、ケーキを買ってくるよ」などと、未来に夢を持たせます。
「イヤ」「ダメ」「ヤメテ」―― 女の本心の見分け方
「イヤ」「ダメ」「ヤメテ」という女性の言葉は、はたして心から拒否しているのでしょうか。(中略)
「イヤ」とは「嫌い」ということです。純粋な否定後ではなく、そんなことをしたら嫌いにになる、という予備信号です。嫌いになるかどうか、男なら試す価値は十分です。
「ダメ」というのは、倫理的な否定です。しかし、この言葉はズルズルと深みにはまる危険性のあるもので、こういう言葉をつねに口にする女性は、簡単に落ちるものです。
これに対して「ヤメテ」という表現は、どこか男を軽蔑した響きがあるのがおわかりでしょう。たとえば、「ヤメテ」といっている女性をモノにしても、心の中で憎しみをもたれてしまいます。
女にウケる、こんな“B級話材”
男同士なら政治や経済の話からスタートすれば、とりあえず座がもちますが、女性と話すとなると、どんな話題をもち出せばいいのか迷うものです。
こんなとき、わたしなら「目玉焼きをどう食べるか」などという、身近な話材をしゃべるでしょう。
なぜ、こんなテーマがいいかというと、
①テーマが女性向き
②十人十色の食べ方がある
③相手についての知識を互いに得られる
④ときに笑いが起こる。
こういうメリットがあるからです。(中略)
これをわたしは、B級話材と読んでいますが、A級和罪(政治、経済など)やC級話材(他人のウワサと悪口)に比べると非常に健康的で、女性の性格や家庭環境なども会話のなかから読みとれるのです。
レビュー
参考書籍の一冊として購入しましたが、「目から鱗」な情報が網羅されていました。
ところどころにイラストが挿入されているので、内容もすんなりと理解できます。
読者に対する守備範囲は、「デート~エッチに誘うまで」といった感覚。
ちょくちょく「合コン」ネタが入っているので、多人数への対応も可。
本書は純粋な「会話」ではなく、「行動+会話」を合わせたテクニックという印象。
だからこそ、アクションを起こせる男性にとっては、より一層強い武器になり得ます。
少し気になったのは、著者との年齢差ゆえに、事例や会話例に違和感を覚えたこと。
中には、「これホントかよ」という話もありました。
しかしながら、タイトルの「5分」とは言えませんが、「短期間」で女性を落とすことに力点を置いたノウハウです。
目次
はじめに
第1章 モテる男、モテない男
第2章 だれでも簡単にモテる方法がある!?
第3章 なぜ「この一言」で思い通りになるのか?
第4章 ≪場面別≫「きっかけ」はこうしてつかめ!
第5章 実践!エッチまでの会話術
第6章 いつの間にか夢中にさせる「口説きの常識」
第7章 あなただけに教える「いい女」の見分け方
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