「可愛いなぁって思って」
彼の口癖はコレである。どんなに痛い子でも、どんなにメンヘラでも、彼はこの言葉ひとつで女の子を昇華させてしまう。きっとそれこそが、彼のモテる由縁なのだろう。
Dは、そんな人物である。
彼と久しぶりにご飯を食べている時、面白い話を聞かせてくれた。
「きっと女の子ってどこまでいっても肩を並べない。フラットに仲良しってことはあり得ないと思うんだよね」
「うん…まぁそう思うけど、いきなりどうしたの?」
Dのこの意見には賛同する。悲しいかな、実はわたしは友達と呼べる同性は少ない。何かしら男性絡みの用件で連絡をしてくるから、つるんでいるような…そんな感覚の人が大半である。
わたしほど極端なタイプは少数かもしれないが、女性には男性よりもお互いを比べ合う傾向が顕著に見られる。
「つい最近3Pした時の話なんだけどさー…」
彼は話し始めた。
なんとか友達ともセックスしたい、上手く3Pにならないかなぁ…
『久しぶりー。今なにしてるのー?』
LINEが鳴った。相手は、何度か体の関係を持っているCである。彼女は細くてスタイルが良い、派手なギャル。クラブで飲み歩いては、イケメンを狩っている“肉食女子”だ。
そんなCが、高校時代からの親友と飲んでいるという。可愛い子の友達は間違いなく可愛い。
『今家だけどー』
『ダーツしてるんだけど、来ない?』
場所は自宅からタクシーで10分ほどのダーツバー。時刻は深夜1時。夜型のDにとっては別に苦しい時間でもなかった。
(とりあえず行こう)
大通りに出てタクシーを探し、すぐに店へ向かう。薄暗い照明の小洒落たダーツバーの中には、ダーツの機械が何台か並んでいた。
「ひさしぶりーっ」
かなりお酒の入ったCがいきなり抱き付いて来た。酒臭いが、可愛い子に抱き付かれて嫌な気はしない。
「久しぶりだなー。友達はどこ?」
見ると、ソファーにおとなしい感じの女の子がちょこんと座っていた。頭をペコリと下げてくる。可愛くないわけではないが、正直地味だ。一緒にいたら、どうしてもCが目立ってしまう。
だが、2人はかなり長い友達だという。
「こんにちはー。よろしくね」
ソファーに座り、Cの友人Eと適当に話しながらダーツを進めていく。もちろん、久しぶりに可愛い子と会ったからにはヤりたい。だが、なんとか友達ともセックスしたい。
(上手く3Pにならないかなぁ…)
そう考えていた。ちなみに、Dはしょっちゅう複数プレイをしてのける猛者である。
ダーツで自分の番が終わるたびにCとキスをしていると、Eの視線が目に付いた。これはきっと、興味津々の目だ。DはCにナイショで、さりげなく腰に手を回してみることにした。
「…え…」
最初は戸惑っていたEだったが、目を見るとまんざらでもない。嫌そうな顔もしない。これならイケるかもしれない。
お互いにお酒も入ってきたので、Cとのイチャイチャはさらにエスカレートしていく。さりげなく胸元に手を入れて乳首をいじってみた。吐息が漏れる。反応は上々だ。
すると、Eが時折ギュッと服の裾を握ってくる。ヤキモチの意思表示だろうか。程よくお酒も回ってきたところで、Dはとある提案をする。
「ねー、宅飲みしよーよ。俺の家近いし」
「いいねー!」
2人とも乗り気である。ダーツを終えて、近くのコンビニでお酒を買い、家へと向かった。
あたし女の子攻めてみたかったの、一緒にE攻めよーよ
部屋に入り、話しながらお酒を飲んでいると、ベロベロなCが首に手を回してきた。友達の前だというのに、ヤる気のようである。Eを見ると、興味津々ながらも恥ずかしそうな表情をしていた。
「ベッド行くか?」
Dが言うと、Cはコクリと頷いた。
お酒で大胆になっているのか、いきなり首元を舐めてくる。DはEに聞こえるよう、わざと吐息を漏らした。
「聞こえちゃうよーっ」
Cはそう言っているものの、喜んでいるのは明白である。じっとりと下が濡れているのをパンツ越しに確認しながら、ここでDは敢えての行動に出る。
「Eちゃんも、来る?」
「…うん、わたしも混ざりたい…」
暗闇で一糸まとわぬEの姿が見えた。地味に思えたが、なかなかのプロポーションだ。テンションも上がる。Cは「マジで?w」なんて言いながら笑っている。
(よし、イける)
Cの乳首を舐めていると、Eがフェラをしてきたり、逆にEに手マンしていると、Cが後ろから手で触ってきたりした。どうやら、2人には見えないところで対抗心があるのかもしれない…と気付く。
ダブルフェラをして貰ったり、かわるがわる挿入しているうちにCがとある提案をする。
「ねぇねぇ、一緒にE攻めよーよ。あたし、女の子攻めてみたかったの」
家にある電マやバイブを取り出し、2人がかりでEを攻めていく。最初はお互いに面白がって当てる程度だったが、徐々にCのSスイッチが入ってきてしまったようだ…。
電マの震度をマックスにして、痛そうに体をよじるEに近付けると、ビシャリと潮を吹いた。
「あははー。吹いちゃったー。気持ちいいの?ねぇ、『気持ちいいです』は?」
「……気持ち、いいです…」
EはドMなのか、言われた通りに繰り返す。CのSっ気は止まらない。
「これ、入るんじゃない?w」
電マを指差してCが言った。
「さすがに無理だよ…」
Dが止めたものの、Cはドンドン奥まで挿入していく。ほぼスッポリとEの膣内に電マが収まってしまった。気持ちいいのか痛いのか、絶頂を迎えたEがわんわんと喘いでいる。
気持ち良さそうにしているものの、これ以上は危険だと思ったDが抜こうと試みた。が…抜けないのである。
「なぁC、抜けないよ…」
「えっ。えっ、ウソ!?」
素に戻ったのか、必死になったCが抜こうとするが、ギュッと膣内が締まっているのか、電マは一向に抜けない。ローションを付けてしばらく格闘すると、やっと抜くことが出来た。
女同士の友情の裏側を覗き見た3Pだった…。
後日談
「でも、2人は今でも仲良いらしいけどねー。ちょっとイザコザは残ってんじゃない?」
パスタを丸めながら何てことのない表情で言うDに、女性代表として一応苦言を呈しておく。
「でも一番ズルいのは、その2人の微妙なコンプレックスを利用して3Pしちゃうあんただからねっ」
可愛いコ2人と3Pとか・・・俺も下半身のダーツを刺してあげたい
絶対言うと思ったわww
コメントする(承認制です)