読者投稿30代前半の男性
今日も都会の慌ただしさを感じながら、筆者は相棒Eと赤坂の地へ降り立った。
Eは某携帯会社に勤めており、エリートコースまっしぐらにも関わらず、私生活では比較的クズな男である。
まずは赤坂の串カツ屋で腹を膨らませ、ジョジョの話でテンションを上げる。
いつもの流れだ。
食欲も満たされ、ウォーミングアップが完了したところで、筆者とEは相席居酒屋の『相席屋』赤坂店へと向かった。
A5の鉄板焼きのはずが、牛脂を食べているような切なさ
覚悟を決めて店内へ入ると、比較的綺麗な内装だ。
赤坂店は「R30」、つまり30歳以上しか入店できないはずなのだが、年齢確認はされないまま、料金システムのみを説明される。
男性は30分飲み放題で1,500円、女性は飲み放題(食べ物は別)が無料とのことだった。
少し不安になりながら、席へと案内された。
周囲には20代と思しき客も見受けられ、意外に普通で期待できる。
もっとクリーチャー染みた男女を期待していたが、肩透かしも甚だしい。
(はんっ!この程度か!これなら、飲み始めたと同時に札束で引っ叩いてやる!)
そう考えていたのが、筆者とEは席に着くなり、心の中で意見が一致した。
(チェンジ!!)
実際は50点くらいの女性陣であり、普通よりやや劣る程度だったが、他のテーブルとの格差が酷かったのだ。
冷静に考えると、損をしているとは思わないが、店内の他の女性客よりも明らかにクオリティが低い。
A5の鉄板焼きを食べたのだが、牛脂を食べているような切なさを感じた。
それでも、大人な筆者とEは戦った。
どうやら、前の男性客がひたすら語る面倒な奴だったらしく、その愚痴を聞かされ続けたとの事。
その後、35歳以上は確実な相手にEが「24歳くらいですか?」と質問した時は、あまりの白々しさに吹き出しそうになった。
ちなみに、酒は酷く薄い。まぁ、コスパ的に仕方がないのだろう。
そんな寒々しい会話をしながら、無難なコンタクトを取り続ける。
筆者は常に『チェンジは無いのか?』と考えていたが、口に出して言える器量は持ち合わせていなかった。
その空気を感じたのだろうか。
彼女達も筆者達も、『これを飲んだら帰ろう』という雰囲気になっていた。
強いて言えば、筆者は空気が読めず、店から借りられるUNOをやりたくて仕方なかったが、場の雰囲気がそれを許さなかった。
筆者はラムコーク、Eはハイボールを飲みながらLINEで語る。
『次は別の店に行こう』
そして、筆者とEは夜の街に消えて行った。
最後に
今回は2時間飲み、2人で12,000円ほどだった。
素人キャバクラの劣化版だと思えば、アリなのかもしれない。
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