これは1週間くらい前の話。
「大阪にあったセクキャバがとにかくスゴイ!」って仲間が力説するもんだから、「んじゃ、いっちょう行ってみようか!」ってことになった。
セクキャバとはセクシーキャバクラの略で、キャバクラと違って「お触り」上等!
ヌキは一切無いんだが、店によっては意外とエグイことができる風俗店である。
『JKセクキャバ』に潜入
ちょうど俺が行ったときは「学園コスプレイベント」をやっていて、セクキャバ嬢はみんなセーラー服を着込んでいた。
イベントのコンセプトは「男子生徒(客)と女子高生(嬢)の教室でのイチャイチャ」だそうで、客の俺も男子生徒として、学園コントで使うような学生帽と学ランを羽織らさせられた。
すっごい恥ずかしかったけど、我ながら鼻の下が伸びて、いい表情してたと思う。
「はじめまして」とミニスカ女子高生が登場。
仲間が絶賛するだけあって、現れたセクキャバ嬢のクオリティーの高さに愕然とした。
その美貌もさることながら、2ヶ月前まではガチで現役女子高生だったという。
教室でのイチャイチャ…( ´・ω・`)
「君、ちょっと店長に伝えてくれないかい?
今まで世の中にこんな素敵なことがあるなんて知らなかったよ、ってさ」
男子校の俺からしたら、共学に通う高校生は毎日がパラダイスだったんだろうかと思うと、20代にして人生の選択を間違った感でいっぱいになった。
店内は個室ではあるが、区切られている敷居が低いため、薄暗い中で周りの客を確認することができる。
さすが人気店だけあって客がギッシリだった。
学生帽に学ランを着込んだ男子生徒の俺。
これが結構、すっごい恥ずかしいものである。
(他にどんな男子生徒達が来てるんだろう)
そんな好奇心から客層を見渡してみた。
驚いたことに、セクキャバの客って異常に年齢層が高い。
「アンタ…何十年留年しとんねん…」って初老の男子生徒が、学生帽のツバを反対にしておっぱいにむしゃぶりついていた。
さらに驚いたことに、どっからどう見ても「校長先生」ってくらいヨボヨボのお爺ちゃんがパフパフしていた。
よくよく周りを見渡すと、学生服のお爺ちゃんがいっぱい…。
シュールな光景も、ここまで生々しいと逆に笑えない。
あまりにもビックリしていると、
「ここはお爺ちゃん、たくさん来るよ」
と俺の驚きを察した嬢が平然と言う。
勃たなくなって射精もしなくなったが、女体を弄びたいエロ爺さんにとって、ヌキの無いセクキャバは好都合なのだという。
だが、お爺ちゃんの性のオアシスであるセクキャバも、大阪の色々な規制によって軒並み姿を消した。
どうやらお年寄りになるにつれ、「性欲」が完全に無くなるわけではないらしいが、勃起せず射精もしないお爺ちゃんは、やがて性欲そのモノも完全に無くなっていくんだろうと思っていた。
しかし、俺の認識は間違っていたようだ。
後日談
最近、天満の一杯飲み屋で酒を飲んでたら、近くのテーブルに座る4人組のお爺ちゃんが、日本酒を飲みながらコテコテの猥談で盛り上がっていた。
あまりにも楽しそうに話しているので、俺も合流させてもらい、世代を超えた下ネタ話で大いに盛り上がった。
昔の若者の筆おろしの相手は、意外にも人妻が多かったらしく、「昔の人妻のほうが貞操観念が無かった」って話。
前戯って概念が無かったから、「無理に挿入したらチンコの太い血管が切れて血だらけになった」という痛い話。
老人の交流施設で引っかけた婆さんを、息子家族と同居している家にお持ち帰りしてハァハァしてるとこを孫に見られて以来、老人ホームのパンフレットが頻繁に家に届くようになったという泣ける話。
赤玉ってのは出ないが、SEX中に臨死体験して「こりゃダメだ!」って目の前が真っ赤になった話。
避妊なんかしなくても、中出しした後にホースを突っ込んで子宮を洗えば妊娠はしないって嘘話などなど。
エロジジイ達の下ネタは、俺とは年期も説得力も違う。
大変おもしろく興味深かった。
いきなりエロ爺達が、話題を変えて話し出した。
爺A「あの店はオツユがすごいねん。口の中に溢れるくらいよ」
爺B「臭いはキツイってのは味わい深いものあるわな」
爺C「新鮮なやつは、ダシがサラサラしててクセになる」
紳士高齢者のグルメ批評会ではない。
エロジジイによるクンニ批評会である。
程度の差はあれ、老人になっても『若い女体が好き』というエロ心はあるそうで、デリヘルでも若い女の子を指名するらしい。
勃起もしない、射精もしない爺達に、俺は疑問をぶつけてみた。
「クンニの何が楽しいんですか?」
舐めるのが楽しいんだと。
1時間、ずっと舐め続けるんだと。
業界では「舐め専」って呼んでいるのだが、エロジジイ達はデリヘル嬢を呼んでは、クンニだけを延々と続けて満足しているという。
「若い子のオツユは甘露やがな」と手を叩いて笑う爺。
大葉についた蟹味噌をネットリ舐めているエロジジイの舌使いを見て、俺もジジイになったら「舐め専」になってしまうのかなとゾッとした。
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